企業看護師(産業看護師、企業内医務室)の面接で合格するポイント

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企業看護師(産業看護師、企業内医務室)は求人は少なく、希望者はたくさんいます。

また、病院でへの応募と比べ、一般企業になり、履歴書の書き方で重点を置くところ、面接で聞かれる内容も違えば、チェックされるポイントもかなり違います。

十分な対策が必要です。

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1.NG志望動機

「志望動機」は必ず尋ねられます。ほとんどの人は事前に十分に準備して、面接に望んでいるでしょう。

なのに、ここでつまずく人がたくさんいます。よくあるパターンが次のものです。

1-1.仕事内容を理解していない

産業看護師は、企業内診療所(健康管理室)に勤務して、社員や従業員の保健指導、健康管理が主な仕事です。業務内容をきちんと把握しておかないと、書類の段階で見当違いな志望動機をかいてしまい、落とされます。

企業看護師(産業看護師)の仕事内容ってどんなことをするの?

1-2.応募先に合ったアピールができない

企業看護師の多くは、途中採用です。「これまでどんな仕事をしてきたか」「どんな知識やスキルを持っているか」が問われます。

例えば、企業内の医務室では、多くの場合、看護師は1人しかいません。

募集する側にすれば、「臨床の経験を十分に持っている」「今から教育しなくていい」「人からの指示がなくても仕事を切り回せる」といったことが大事です。

治験業界のCRC(治験コーディネーター)CRA(臨床開発モニター)ならば、仕事内容はデスクワークも入ります。会社によっては英語での読み書きが必要になる場合もあります。

「エクセルやワードなど基本的なパソコンソフトは十分に使える」「TOEICで高得点を取っている」といったことがチェックされます。

単に「一生懸命病院で働いてきた」「多くの患者さんに喜んでもらった」では高い競争率を勝ち抜けません。

その職場ではどういった種類の仕事を任されるかを考え、それに合ったアピールポイントが必要です。

1-3.自分勝手な理由しかない

・基本給が高い。ボーナスがいい。
・社宅・企業内保育所など福利厚生が充実している。
・夜勤の回数が少ない。休みも取りやすい。
・有名な会社だから。

……などが代表的なものでしょう。

たとえ、本音ではこれらが志望動機であっても、面接担当者を相手に前面に出すようなものではありません。

1-4.自分の言葉で語れない

面接を前にしたら、ネットなどで「看護師面接、志望動機例文集」などをググってみるでしょう。

その中の一つを選んで丸暗記しちゃえと思っても、これはあくまで参考程度にとどめましょう。

面接を担当するような人は企業内での複雑な人間関係の中で過ごしてきた人です。人を見る目はあります。簡単に見破られてしまいます。

面接は「あなたがどんな人か」を知るためにやっています。こういった人たちは「他人の言葉で語っても、あなたに関する情報は得られない」と考えています。

「丸暗記だな」と判断した瞬間、あなたへの興味を失ってしまいます。

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1-5.自信過剰で傲慢

たとえば「救急医療センターで3年、内科で2年勤務した」と華やかなキャリアがあっても、企業内の医務室でそのまま通用するわけではありません。

「英語は読み書きも会話も全く問題がない」としても、すぐにCACやCRAとしてバリバリ活躍できるわけではありません。

病院勤務とは全く違う仕事を、初めてすることになるのです。新しく覚えることは山ほどあります。

そこでの仕事を簡単に考えている様子が見えたり、あまりに自信満々だと、「考えの甘い人だな」と判断されます。

「謙虚に、地道に仕事に取り組んでいく」「わからないことは素直に認め、どんどん吸収していく」といった人が求められています。

1-6.その企業についてよく知らない

「企業看護師になる」ということは、「その会社の社員になる」ということです。

この「会社」は商社だったり、メーカーだったり、サービス業だったりするでしょう。もちろん、医薬品メーカーの場合もあります。

医務室の看護師の場合も、CRCやCARの場合も、「その会社のために働く」ということになります。

その会社についてよく知らないようでは、「本当にうちの社員になりたいのか」と、採用への熱意を疑われます。

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2.上手い志望理由のコツ

2-1.志望は相手(募集している企業)の視点で考える

先に志望理由としてNGなものに「自分勝手な理由しかない」を挙げました。

たとえこれらが本当に志望した理由であっても、募集する側からすると、何十人もいる応募者の中から、「だったらこの人を選ぼう」という理由にはなりません。

志望理由として強調したいのは

A.自分にはこういった長所(職歴、スキル、知識)がある。しかもこの職場ならばしっかりと生かせる。ほかの人よりも役に立つ

という点です。

また、特に「企業看護師」ということを考えると

Bその企業のことをよく知っていて、魅力も感じている。ぜひここの社員になりたいと思った

ということもアピールしたほうがいいでしょう。

このポイントを外してしっかり練っておかないと他と変わらない魅力のないつものになりがちです。採用者もまたか・・・とつまらなく感じてマイナス印象になってしまうので、ここは手を抜かずきちんと考えていきましょう。

2-2.退職理由をどうするか

志望理由と並んで、必ず尋ねられるのが、在職中の人ならば「なぜそこをやめようとしているのか」、すでに辞めている人ならば「辞めた理由」です。

一番ダメな例は、ストレートに以前の職場への不満を口にすることです。

「あまりに忙しかった」「仕事が多い割に給料が安い」「人間関係が難しい」などです。

先方には、そんな答えを聞くと、「文句の多い人間かもしれない」「うちでもそうは長くは勤めてくれないかもしれない」という印象を与えてしまいます。

「キャリアアップのために職場を変えたい」「もっと充実した仕事をしたいと思ったので辞めました」といった前向きな理由が挙げられればベストです。

事前の準備段階で、転職サポートの担当者などに、「こういう退職理由ならば、どういう印象を与えそうか」と意見を求めるのも客観的にアドバイスをくれるので便利です。

2-3.マイナス要素をどう伝えるか

「相手は歓迎しないだろう」と思えるような条件を持っている人もいます。

たとえば、「その職場ではあったほうがいい資格を持っていない」「転職の回数が多い」「家庭の事情で勤務日などが限られる」「ブランクが長い」などです。

もし、話がそちらに向かったら、ごまかすよりは、正直に答えましょう。

また、これらの質問は事前に予想しておくことも大事です。予想しておくことで、落ち着いた対応ができます。

自分の方の準備次第で、「資格は取る準備をしている」「ブランクを埋めるために、実習のある復職支援セミナーをいくつか受けて回っている」などでカバーできる場合もあります。

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3.履歴書の書き方

3-1.履歴書を元に面接は進む

履歴書は、それ自体が相手があなたを知るための情報です。

また、面接の際には、相手はこの履歴書の内容を手がかりに、あなたへの質問を考えます。

履歴書をいい加減に書いたり、書いた内容を忘れてしまうようでは、面接もうまくいきません。

「この話は相手も興味を持ってくれるだろう」「この話からは、こういった質問が来るだろう。だったら、こう答える」といったことを想定しておくようにしましょう。

3-2.履歴書で書いておくべきこと

履歴書でも、「志望は相手の視点で考える」「退職理由をどうするか」で挙げたのと同じ注意をする必要があります。

その上で…

A.自分の長所(職歴、スキル、知識)

B.持っている資格(応募先に関係するものは特に詳しく)

C.その職場の仕事に、ほかの人よりも自分が向いている理由

D.その会社や、募集している職場についてよく知っていて、しかも魅力を感じている

…といったことを書くようにします。

繰り返しになりますが、「この人を選びたい」と相手に思ってもらう、という視点を忘れないようにしましょう。

3-3.わかりやすい表現を

「字をきれいに書く。たとえ下手な字でも、丁寧に書いたことがわかるようにする」というのは大原則です。

また、「話の内容が濃い・薄い」「職歴や資格が条件に合っているか」だけではなく、「話の内容が整理されているか」にも、相手からのチェックが入っていることを忘れないようにしましょう。

企業看護師は病院看護師とは違います。「書いた文章が読みにくい」が大きなマイナスになると考えましょう。

4.ビジネスマナーは不可欠

ほかにも病院などの医療機関の採用ではあまり気にされないけれど、企業看護師には大事な点は、「ビジネスマナー」があります。

・言葉遣い
・お辞儀の仕方
・電話のかけ方
・服装
・メーク

など。

「企業看護師は看護師というよりも、むしろOLやキャリアウーマンに近い」立場になります。企業勤務になるので社会人としての常識が欠けているとマイナスです。

たとえば、企業の医務室勤務ならば、普段から接するのは社内のほかの部署の人ばかりです。社外の人と接することも多いでしょう。

また、CACやCRAであれば、職場自体が社外のことも多いですし、常に様々な人に会って回ります。

「電話の言葉使いが生意気」「話し方が子供っぽい」とか、「名刺の交換の仕方がおかしい」「メークが濃すぎる」といったことがあると、その人が評価を下げるだけではなく、会社自体が評価を下げることにもなりかねません。

「そういった人たちが入社してしまわないように」というのも面接の目的の一つです。

当然、面接会場でのお辞儀の仕方、言葉遣い、服装、メーク、アクセサリーなどはしっかりとチェックが入っています。

言葉遣いなどは仲間同士で見てもどこがおかしいかわからないことのほうが多いでしょう。

身近に年配で社会人経験のしっかりとした人がいたら、アドバイスをもらうようにしましょう。

あるいは、転職サポートを利用すれば、担当者が気をつけてくれるはずです。

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5.面接対策

企業看護師(産業看護師)の採用面接は、病院の看護師とは様子が違うということは、しっかりと頭に入れておきましょう。

①病院よりも、採用への競争が激しい

②看護師資格や経験はあって当たり前。そのうえで自社の社員としての適性をチェックしている

ということです。

※企業看護師は大きく分けて4つの職種があります(⇒企業看護師の種類はこちら)ここではその内で人気の高い産業看護師についての内容です。

 

5-1.服装はどんなものがいい?

服装はいわゆる「リクルートルック」から外れないように心がけましょう。

①スーツ姿

②メークはすっぴんも派手なのもNG

③ヘアスタイルやヘアカラーも清潔感第一

が基本です。これは、そうは難しくないことでしょう。

5-2.何を聞かれるの?

面接で主に聞かれることは

①これまでの職歴

②転職の理由(すでに退職しているのならば、退職の理由)

③その会社を選んだ理由

ここで勝敗が分かれます。面接官になるのは、人事部長だったり、総務部長だったり、その会社ごとに違います。社長自ら出てくるところもあるでしょう。

頭に入れておくべきことは、「どんな役職の人であれ、医療や看護の素人である」ということです。

職歴を説明するにしても、そういった素人が分かる言葉を選ぶようにしましょう。

転職の理由は、正直なところ「病院の激務に耐えかねて」「人間関係が難しかったから」といったような場合もあるでしょう。ですが、マイナスイメージになるような話はなるべく触れないようにしましょう。

「その会社を選んだ理由」は、前もって時間をかけて準備しておきましょう。

企業看護師は、新卒で病院勤務をする場合のように、「それが自然ななりゆき」ではありません。

「なぜ、企業看護師なのか」「その会社にどういった魅力を感じているか」といったことも語る必要があります。

当然、その会社をよく知るための「企業研究」も必要になってきます。「何をやっている会社か。何を作っているのか」「どういった歴史を持っているのか」といったところも事前に調べて、この会社でなぜ働きたいかという点をしっかりと伝えることが大切です。

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