企業看護師(産業看護師)の離職率はどれくらい?
企業看護師(産業看護師)の離職率については、しっかりとした統計はないようです。ただ感覚的に「離職者が少ない」というのは一致した見方です。
というのは、もともと産業看護師をおいている企業はごく一部です。大企業の本社や大きな支社、あるいは大工場などに限られます。しかも、ほんの2、3人。場合によっては1人だけです。
統計の対象にするほどの人数がいないのです。
離職者が少ない理由はいくつもあるでしょう。
※企業看護師は大きく分けて4つの職種があります(⇒企業看護師の種類はこちら)。ここではその内で人気の高い産業看護師についての内容です。
1.仕事が激務ではない
病院勤務の場合の激務はもう世間にも知れ渡っています。それが、企業の医務室勤務になると、「夜勤はない」「残業も少ない」となります。
呼び出しもまずはありません。週末は休みで、正月・お盆などもカレンダー通り休めます。
また、「人の生き死にに立ち会うような、精神的な負担の大きい場面がない」というのもあります。
仕事の内容は、「健康診断の手配」「従業員の健康談」「事務仕事」などが主になります。
重症のけが人・病人がでることもあります。ですが、自分がやるのは応急処置までです。あとは病院に送って終わりです。
2.人間関係が難しくない
病院ならば、同僚・上司も看護師です。しかも、大半が女性です。煮詰まってしまうこともあるでしょう。「結婚・出産を理由にして退職しても、実際には人間関係が原因になっている場合が多い」なんて指摘もあります。
これが、産業看護師ならば、一転して、数人しかいない医務室の勤務になります。「スタッフは自分1人だけか、いても数人。それ以外は、そうは密には付き合わないほかの部署の人たちばかり」といった状況になります。
3.辞めてしまう人もいるけど、なぜ?
ただし、そう多くはないとはいえ、せっかく募集の少ない産業看護師に採用されても、あっさりと辞めてしまう人もいます。「やはり自分には病院勤務のほうが向いている」とはっきり言い切る場合もあります。
この場合、先に挙げた産業看護師のメリットが逆にデメリットに感じてしまうケースです。
たとえば、「夜勤がない」「残業も少ない」というのは、そのまま「夜勤手当・残業手当がない・少ない」ということを意味します。「給料が足りない」となってしまいます。
「生き死にに立ち会うことがない」というのも、「仕事のやりがいがない」と感じる人もいます。「大変な状況にある人たちのお役に立ててこその看護師」と考えるのです。
「人間関係が難しくない」というのも、「仕事の苦労をわかちあい、理解する仲間がいない」という半面を持っています。
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