何歳までなら看護師の転職活動は成功しやすい?年齢と難易度
看護師として転職を考えている人の中には、何歳までなら転職がしやすいのだろうと思ってる人もいるかもしれません。
ここではそうした疑問に答えるべく、看護師の転職活動における年齢と難易度について調べてみました。
ギリギリセーフは40代
看護師の転職がしやすい年齢のピークは30代ですが、限度の年代でいえば40代がギリギリです。
この点は、年代別の看護師の割合を調査したデータ(2011~2012年度)でも明らかです。
この調査によると、割合が最も多いのは30代で、次に多いのは40代となっています。
40代より上の50代、60代では年齢が上がると共に割合が減っており、50代で13%、60代では3%しかいません。
このようなわけで、看護師の転職活動が成功しやすい年齢は40代までだといっていいでしょう。
ちなみに、年代別の看護師の割合に占める20代の数は18%で、この数字は40代よりも下となっています。
30代が一番強い
前項で看護師転職がしやすい年齢は40代までだと言いましたが、看護師転職がもっとしやすい年齢は30代です。
幅広くゾーンを取れば30~50までとなりますが、その中でも最も転職しやすいのは30代です。
30代看護師の強みは若さと経験を兼ね備えていることですが、看護師の現場ではどこでもこの世代が主力として活躍しています。
病院側もスキルを別にして年齢だけを基準にすれば、人員として優先的に30代を確保したいと思っています。
その理由はいうまでもありませんが、全ての年代の中で30代が一番即戦力になりうるからです。
こうした強みがあるため、30代の看護師転職や成功しやすいのです。
50代からは看護師転職がしにくい
看護師転職がしにくい年齢が分かれば、それだけ転職がしやすい年齢も見えてきますが、そういう意味では、50代からは看護師転職がしにくいと思ってください。
すでに紹介しましたが、年代別の看護師の割合では、50代は13%、60代では3%です。
40代までは30%の割合がありましたが、50代ではそれが一気に降下しているのです。
その理由は、50代以降になると看護師としての体力、判断力、適応力、機敏性などが衰えると見られているからです。
もちろん個人差があり、誰でも一気に衰えるわけではありませんが、一般的にはそのように見られているので、50代以上の看護師に対する求人は少なくなってしまいます。
こういうわけで、看護師転職がしにくい年代は50代以上です。
看護師に年齢制限はないことも
さて、ここでは30代が最も看護師転職がしやすく、40代がギリギリセーフの年齢だと紹介しましたが、必ずしも年齢だけが看護師採用の条件ではないという点も覚えておく必要があります。
人によっては30代でも転職に失敗する人もいますし、50代であっても転職できる人もいます。
その理由は何かというと、本人の能力やスキルです。
転職がしやすい年齢であっても、資質やスキルが皆無であれば転職できないこともあり、逆に転職しにくいといわれる年代であっても、求人が求める能力を備えていれば、採用されることもあります。
もとより看護師は何歳でもなることができ、この世界に年齢制限はないのです。
よって、ここで紹介した看護師転職がしやすい年齢に関するデータは、あくまでも一つの基準だと思っておいてください。
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