産業看護師は、派遣やバイトと正社員はどれくらい違う?
産業看護師への転職はなにも、正社員だけではありません。
アルバイトやパートタイム、契約社員、派遣社員などがあります。
近年はこちらのほうがどんどん増えてきています。各種の調査では、おおよそのところ産業看護師の4人に3人が正社員、残りの1人がバイトなどとなっています。
産業看護師になるのは、正社員以外の雇用形態も、十分検討してみる必要はあるでしょう。
そのためには、まずはこれらの違いについて、基本的なところは押さえておかなければなりません。
1.正社員
まず、「正社員」です。
勤務時間はフルタイムが基本です。といっても、病院勤務とは違い、産業看護師ならば「朝8時半出勤、退社は5時半。残業はほとんどなし」といった形が一般的です。
給料は月給制です。ボーナスはしっかりとつきます。また、長く勤めれば、退職金も出るほか、その企業独自の年金がある場合もあります。
また、住宅手当、育休・産休、保養所などその企業が用意している福利厚生をフルに利用することができます。
2.契約社員
「契約社員」は、仕事の内容が限定されていたり、雇われる年数が最初から「1年」とか「2年」といったように決められているものをいいます。
勤務時間がどうなるか、給料は月給か、ボーナスはあるか、仕事内容は……といったことはその契約内容次第です。
3.アルバイト
「アルバイト」は、「フルタイムの勤務ではない」「給料は時間で計算」といったものをいいます。
勤務時間は短く、時給もそうは高くはなりません。ですから、給料は安くなります。ですが、「午前だけの勤務」「週に2日だけ」といった働き方を選べることが大半です。
福利厚生は全く受けられないか、受けられてもごく一部になります。
「すでに家庭を持っていて、共働き。自分の方は家事も大事にしたい」という人に向いています。
また、「パート(パートタイム)」は特に主婦の場合のアルバイトのことをいいます。内容としては、アルバイトとは変わりません。
4.派遣社員
最も分かりにくいのが、「派遣社員」でしょう。
まず、あなたを雇っているのは、「人材派遣会社」とです。募集も人材派遣会社が出します。企業の医務室には「派遣されている」という形になります。
企業との間には雇用関係はありません。仕事上の指示を受けるだけの関係です。
お金は「派遣料金」ということで、企業から人材派遣会社に支払われます。産業看護師への給料は、その中から、人材派遣会社が払います。
この派遣社員の形は、いくつかの例外はあるものの、医療関係者が医療機関に派遣されるのは、禁止されています。看護師だけではなく、医師や薬剤師なども同様です。医務室は医療機関とはみなされませんので、産業看護師は問題はありません。
福利厚生は、パートと同じように、全く受けられないか、受けられてもごく一部です。
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