大学病院の看護師に転職する際の志望動機はどう書けばいい?採用を引き寄せるポイント
転職希望先の大学病院がどんな人材を欲しがっているのか?どんな分野の専門性が高い病院なのか?ここを考えて、それに合わせて志望動機を書くことが大切です。
履歴書の段階で志望動機をしっかりと見られます。たくさんの応募者のなかで埋もれないように、ライバルに負けないように、光る志望動機はとても重要です。そして、面接の場では自分自身の言葉で相手に伝えなくてはいけない、ごまかしがきかないものです。
目次
1.大学病院への転職事情が変わった
少し前まで、大学病院の中途採用といえば、主に専門性の高いスキルや知識を持った看護師が対象でした。
もちろん、今でもそういうところは多いです。ですがこれに加えて、中堅やベテランの看護師が手薄になり、その穴埋めに募集をする!というケースも増えています。
2.希望先の病院のカラーをまずは知る!
まず、しっかりと意識しておかなければならないのが、「大学病院と一般的な病院では何が違うか?」という点です。
大きく違う点は
①大学病院は専門性の高い治療、先進的な治療を行っている。
②一般的な病院の目的はまずは治療。大学病院の場合は、医師や看護師の教育や、医療の研究なども同じぐらい大事な目的である。
という点です。
その「先進的な治療」や「研究」にしても、それぞれの大学病院ごとに、得意としている分野があります。
もちろん、そこで勤務する以上、看護師もそれに対応していなければなりません。
なので、志望動機もそういった特徴のある大学病院の中で「私はこれができるので、自分を雇うとこういうメリットがある、患者さんに対して貢献できる」といった強みをアピールすることは大切です。
先方のメリットを強調する!という点を特に意識しましょう。あなたのために私はこう働く、あなたにはこんないいことがある!という点を伝えること。
志望動機つくり、転職は、恋愛に似ています。
3.自分のキャリアアップへの想いも大事
看護師として頑張る!もっと自分のスキルアップをしたいという意識の高い人には大学病院での勤務は魅力的です。
希望先の看護部の活動方針、教育体制を調べて、自分もここで学びたい!というアピールも大切です。大学病院が専門とする分野に関して、もしまだ知識、経験が不足していても、興味が有り、学んでいきたい!と積極性を伝えましょう。
ただし、なんでも教えてください~という依存、甘えの姿勢はNGです。仕事もしっかりする、そのうえで自発的に学ぶという大人な姿勢を伝えること。でないと自己中で失礼な奴と思われて不採用です。
自分の描く理想の看護師像を持っていないという人は、まずはこの点を借り物ではなく自分の言葉、思いを一度紙にまとめてみることがおすすめです。
やる気のある人は必ず好印象を与えます。
4.本音の志望動機は賢く黙っておく(笑)
志望動機は自分自身のアピールでもあります。履歴書を読んだり、面接してくれる人が、「この人ならば、一緒に働きたい」と思えるような話をする!というのが大原則です。
大学病院に転職したい本当の理由は、「有名な病院で働いてみたかった」とか「今働いている病院の給料が安すぎる」という人もいるでしょう。あるいは今の職場の人間関係が嫌だから・・・という人も正直いますし、気持ちもわかります(笑)。
ただ、こうした本音、ぶっちゃけの話は採用の場では避けるほうが無難ですね。採用する側からすると、うちの病院でなくても他でもいいじゃないかと不愉快に感じることも。
どうしてもこちらの病院でなければだめなんだ!という点をしっかり伝えることが何よりも大事です。
5.自分の経験や得意分野をふまえて志望動機を組み立てる
どうしても志望動機を思いつかない人は、ネット上などにある「看護師志望動機サンプル集」などに頼ってしまうかもしれません。
極端な人はそのまま履歴書に書き写したり、面接用に丸暗記してしまう人もいますが、あくまで参考程度にとどめましょう。
いくらうまくまとめられていても、相手にはバレます。
志望動機は、面接の時にきちんと伝えることができるか?ここが一番重要です。自分の言葉で書く、自分の言葉で伝える、これがない、借り物の言葉では面接では先方は白けてしまいます・・・
しかも、転職(=中途採用=経験者採用)の場合では、なおさら「これまでどういった仕事をしてきたか」「どういった性格や考え方の人間か」を知りたいのです。
あまりきれいにまとまらなくてもいいので、自分自身の経験から感じたことを、磨いて言葉にする、これだけです。
特に大学病院では、採用側が知りたがるのが、「看護観」です。
あなたが看護師という仕事をどういうふうに考えているか?。これは、サンプル集の丸暗記をしても、説得力のある話はできません。
6.中堅・ベテランの穴埋めに募集している時もある
さりげなく、「即戦力として働ける人材である」「若い人の指導もできる」といった話を志望動機の中にいれるようにしましょう。
最近はどこに行っても看護師不足です。これまでは比較的人手が足りていた大学病院までも看護師不足が広がってきました。
もともと大学病院の特徴として、キャリアの浅い若手看護師がたくさんいて、中堅やベテランの層が薄いところが多いです。
これは「大学付属の看護学校などからそのままエスカレーター式に大学病院へ。そこで3~5年程度経験を積んだら、ほかの病院へ転職する」という看護師さんが多いせいです。
この場合の志望動機は、「大学病院では高度医療や先進医療が行われている。看護師としての専門性をさらに磨きたい」「大学病院は、研修や勉強会が多い。看護師してステップアップする場として魅力を感じた」ばかりではアピール不足です。
これまでの経験をきちんと伝えて、これまでの経験から、こういう貢献ができる、現場でも即戦力になれる、さらに後輩に教育する役割もしていきます!という点をアピールできればかなり有利になるでしょう。
7.看護師転職サイト
自分の看護感があいまいなら、実際に大学病院で働いている人の生の声が聞ける看護師転職サービスを上手く活用して、先に希望先の職場をイメージしてから志望動機を考えてみることもオススメです。
また、勤務希望の大学病院がどんな人材を求めているのか?という点が見えないと志望動機の作戦も立てられません。この点でも看護師転職サービスを使うと、はじめにいろいろな内部情報を聞くことができるので、転職をとてもスムーズに進めていきやすくなります。
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