企業看護師(産業看護師)の給料・待遇はどれくらい?正社員なの?

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企業看護師の給料は、職種により大きく変わります。

医務室勤務の産業看護師では、月給では25万前後、年収では400~500万円が平均的な目安です。

あくまで、一応の目安ですが、月収、賞与、各種手当を合わせての年収で、夜勤手当の付く病院勤務と比較すると、70~80パーセントが平均的なところでしょう。

看護師全体の平均年収が470万円ほどなので、大きく変わりませんが以下に書くようにメリットがいろいろとあり、魅力ある職種として人気です。

治験関連の仕事

企業看護師は大きく分けて4つの職種があります(⇒企業看護師の種類はこちら)が、
治験関連の臨床開発モニター(CRA)治験コーディネーター(CRC)では平均年収は400万~900万となることも。

治験コーディネーターや臨床開発モニターなどの一般企業、医療機器メーカーなどに勤務する場合は、通常の会社員とほとんど同じような勤務スタイル、給与形態となります。

企業看護師といっても医務室勤務の場合とは業務は大きく変わります。製薬会社などに勤務する治験の仕事は安定したニーズがあります。

臨床開発モニター(CRA)の給料

治験コーディネーター(CRC)の仕事、年収

1.産業看護師はなんで給料が安いの?

メリットも多い

勤務が時間通りで楽、急な休日出勤がない、働きやすさで根強い人気の職場です。また、勤務先によっては福利厚生も充実していて、メリットは非常にたくさんあります。

年収の額面以上に満足している看護師さんも多いです。

日勤だけで手当てがない

医務室勤務の場合、ほぼ夜勤がない、残業も少ないといえます。

病院勤務の場合と基本給や初任給を比べると、それほどは変わりません。あくまで、夜勤手当、残業代の部分で手取りの差がでてきます。

ただ、、土日や休日出勤もなく、仕事が楽体の負担も少ないので、割としては、そうは悪くないと考えることもできます。

役職・昇給がない

昇給のペースが遅く、役職手当もほとんど期待できません。退職金も低めです。

企業の医務室は働く人の規模が小さく、1~3、4人というところがほとんどです。また、任される仕事の内容も、毎年ほぼ同じです。高度なもの、難しいものになっていくわけではありません。

ですから、「部下をたくさん持って、役職手当がつく」とか、「仕事の領域が高度になったり、広がったので、給料に反映される」ということがないのです。

病院勤務と比較

一方、これが病院勤務、それも規模の大きいところであれば、主任、看護師長、看護部長といったように役職が上がっていくことも考えられます。

また、専門看護師など、スペシャリストへの道を進むこともあるでしょう。

これらは給料に反映されて収入が上がっていきますが、産業看護師だとこれがないのです。

30歳、40歳、50歳と長く勤めて、将来の給料まで考えると、企業看護師(産業看護師)のほうが収入面では負けてしまいます。

2.会社の経営状態でも給与も変わる!

勤務している企業の経営状態にも左右されます。

しっかりと利益を出している会社のほうが、同じ仕事をしていても高給が期待できます。

特に大きな差がつくのは、基本給などの月給ではなく、ボーナスの部分です。経営危機にあるようなところだと、ほとんどゼロのところもあるでしょう。逆に儲かっている企業では、「年2回、それぞれ月給の三カ月分」というところもあります。

さらに見落としていけないのが、その会社の将来性です。今現在、手取りがよくても、将来的に成長が見込めない業界では、収入は下がっていくことが予想されます。

逆に今はまだ、会社の規模も小さく、利益が少なくても、将来が期待できるような事業をしているところもあります。

「そんなことまで気にするなんて、大変すぎる」と思うかも知れません。ですが、会社員として長く勤めるつもりで就職活動をする人たちは、当たり前に考えていることです。

企業看護師(産業看護師)も、会社員であることを忘れてはいけません。

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4.産業看護師の仕事内容は?

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会社の社員や従業員の健康管理が主な仕事となります。会社や工場内の医務室や企業内健康管理室、企業内診療所に勤務して、さまざまな業務を行います。

健康管理(健康支援)
健康相談
健康診断

から、ケガの処置など幅広く診るので臨床経験が豊富な人材が求められます。本来のナースの仕事に比較的近い内容です。

工場内の医務室などはケガの対応など医療処置が多く、一般企業の場合、今では鬱などで悩む社員へのメンタルケアが業務の中心になります。勤務する企業で、仕事内容は大きく異なってきます。大学や施設の保健室で働きケースもあります。

⇒企業看護師(産業看護師)の仕事内容ってどんなことをするの?

衛生管理者や産業カウンセラー公認ヘルスカウンセラーなどの資格を取ることで、スキルもあがりより質の高い仕事ができます。今現在持っている場合は採用に有利ですが、まだ持っていないという人でも比較的短期間で取得しやすいので、考慮しておきましょう。

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5.待遇

年収以外のところのメリットが大きく、人気の理由となっています。ただし、給料の額面以外の部分にも注目すれば、それほど見劣りするものではありません。

5-1.福利厚生が充実

医務室を作り、企業看護師を置くようなところは、たいていは大企業です。

こういったところは福利厚生が充実しています。

福利厚生とは

福利厚生をここでおさらいします。

①住居関連(社宅、社員寮、家賃補助)
②子育て支援(育児休暇、扶養手当、託児所)
③社員食堂
④レクリエーション支援(保養所、社内クラブ)
⑤社会保険の事業主負担

これらの福利厚生は、病院、それも規模の大きいところならば、ある程度は整えられているでしょう。規模の小さいところや診療所の場合、ほとんど期待できません。

「住宅手当がしっかり出る」「社員食堂が安くておいしい」「育児手当が多い」「保養施設がたくさんあって、格安で使える」といったことが考えられます。つまり、出費の方を抑えることができます。

福利厚生が充実していると、「社員生活が楽しい。大いに助かる」というだけではありません。様々な出費を抑えることができます。

たとえば、社宅にしても、会社によってはほとんどただになるようなことがあります。

社員食堂のメニューが充実していて、値段も安いのならば、毎日のランチ代が助かります。

保養所も、スキー場、海辺、高原など全国に持っているような会社もあります。これらを利用すれば、旅行の際の宿泊費を安く済ませることができます。

託児所が社内にあれば費用が安くなるだけではありません。「空いているところはあるか」「少しでも近いところを」と探しまわる必要もありません。

福利厚生が充実していないところと比較すると、実質上給料がプラスされているようなものです。

5-2.正社員だけ?

ただ、「福利厚生の恩恵をしっかり受けられるのは、正社員だけである」ということは承知しておきましょう。一般企業の一社員として他の社員と同じ扱いになります。

正社員で働いているのは今は企業看護師全体の4分の3程度です。

残りは契約社員、派遣社員、パート・アルバイトといった「非正規雇用」です。これらの人は、福利厚生を全く受けられないか、受けられてもごく一部に限られます。

一般的に、企業看護師(産業看護師)の給料は、病院の看護師に比べて7、8割とされています。ですが、この福利厚生の分まで含めて考えると、それほどまでの差はないと考えていいでしょう。

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8.産業看護師への転職のコツ

企業看護師(産業看護師)で働く際は、待遇や福利厚生のあるなしも含めて、どの形態で働くかを決めましょう。

ただ、企業の求人は数も少なく自分で見つけることはほとんど不可能です。

少しでも自分の希望に近い求人を見つけるためにも看護師専門の転職サービスを利用することがおすすめです。

求人選びで躓いてしまう人が多いですが、いくつかの求人サイトに登録しておくことがおすすめです。

非公開求人をたくさん見れるので、競争の激しい企業看護師への転職も有利になります。転職情報サイトのキャリアアドバイザーや担当者に細かく希望を伝えておくことで、より早くたくさんの求人や企業の情報を知らせてくれます。

経験がある人が有利になるのはどこも同じです。できる限りの準備をして可能性を高めるためにも、転職のプロのサポートを受けることがおすすめです。

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9.雇用形態

企業看護師って正社員の扱いなの?パート、アルバイトで働くことはできるのでしょうか?

企業看護師の雇用には4種類があります。

①正社員

②契約社員

③パート・アルバイト

④派遣社員

9-1.正社員

まず、最も条件的に恵まれているのは、正社員です。

給料は月給制で、ボーナスもちゃんとつきます。また、長く勤めれば退職金も支払われます。

社宅・住宅手当、産休・育休、保養所といった会社が用意している福利厚生もフルに使えます。

身分的にも安定しています。よほどのトラブルでも起こさない限り、会社側からクビを切られることもありません。

勤務は原則的にフルタイムです。といっても病院のような激務ではありません。「朝9時出勤、夕方6時退社」といったものです。

ただし、採用する側は長期に勤めてもらうことを前提に考えています。「しばらく勤めて、すぐ辞める」なんていうと、相手は不満に思うでしょう。

この場合、待遇はその会社の規定通りになります。勤務スケジュールや給料なども同じです。女性の場合ならば、「OLと一緒」と考えていいでしょう。

勤務はフルタイムです。といっても、病院勤務ではありませんから、夜勤はありません。残業も、報告書の作成が立て込むなどの特別な時期だけでしょう。

有給休暇なども、常に人手不足の病院ではとるのが難しかったでしょう。でも、産業看護師ならば、それほど遠慮する必要はありません。

夜勤手当がなく、残業代の少ない分、病院勤務よりは手取りは少なくなります。といっても、基本給などはそうは見劣りしません。「割は悪くない」といったところです。

当然、ボーナスも出ます。長く勤めれば、退職金だってあるでしょう。企業独自の年金ももうけているところもたくさんあります。

また、医務室を作って、看護師を常勤させるような企業は、たいていは規模も大きい一流企業です。ボーナスや退職金は、恵まれていることが多いと考えていいでしょう。

また、会社員につきものの転勤や異動は産業看護師は「ほぼない」と考えていいでしょう。

9-2.契約社員

中には「家庭が優先なので、フルタイムの勤務は無理」といった人もいるでしょう。正社員での勤務は難しいでしょう。

その場合は、契約社員やパート・アルバイトを考えることになります。

契約社員は「仕事内容が限定されていたり、契約期間が1年や2年と限定されているもの」をいいます。

この場合は、「ウイークデーの午前中だけ」「出勤は週に2日だけ」といった形も考えられます。

契約社員とは、仕事内容が限定されていたり、雇用期間も2年とか3年といったように短めに決められているものをいいます。

勤務がどうなるか、給料はどうか、ボーナスは……といったことは、その契約次第です。

相手の希望と自分の希望が合うようならば、週に2日か3日の勤務にしたり、午前だけ・午後だけといった働き方も可能です。

9-3.パート・アルバイト

パートやアルバイトは、給料は基本的には時間制です。

ボーナスは原則的にはありません。ですが、中には「寸志」などの名目で、数万円程度出してくれるところもあるようです。

勤務時間も「午前だけとか、午後だけ」「週に1~3日」といったようになります。

自分が家計の主な担い手だったり、独身でも自分で部屋代まで出しているような人には、給料は十分ではないでしょう。ですが、「夫もしっかりと働いている。家庭との両立が最優先」というのであれば、まずは考えてみる働き方でしょう。

9-4.派遣社員

派遣社員の場合、自分を雇うのは人材派遣会社です。給料もそこからもらいます。

企業にはそこから“派遣”されているという形になります。企業側がお金を支払うのも、人材派遣会社にです。お金の流れは、まず、勤務先の企業が人材派遣会社に「派遣料金」ということで払います。自分の給料はその中から支払われます。基本的に時間給です。

「職業紹介」とは異なり、勤めている期間ずっと、人材派遣会社の“取り分”が発生することになります。

働く期間は最初から限定されています。数カ月程度のことが多いでしょう。正社員以外の場合、会社が用意している福利厚生は全く受けられないか、ごく一部だけになります。
働き方は、フルタイムの場合もあれば、パート・アルバイトと同じように、短時間だったり、曜日が限定されることもあります。
雇用期間は今のところ、1年~3年が限度と法律で決められています。実際には数カ月で終了することがほとんどです。

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