大学保健室で仕事をするにはどんな看護技術(スキル)が必要?
大学保健室に勤務する看護師さんの業務内容は、「①病気やケガなどの応急処置」「②定期健康診断の手配と実施」「③健康相談」「④簡単な検査など」です。
今まで病院勤務をしてきた看護師さんにすると、事務仕事が多いのにびっくりするでしょう。
思い切って言ってしまうと、「事務員半分、看護師半分」といったところです。
1.応急処置
看護師本来の技術・知識が最も要求されるのは、もちろん①の場面です。
キャンパスには数百人~数千人の学生が教室などに出入りしています。
また、同じキャンパス内や隣接する形で、グラウンド、コート、体育館などを設けてあるところも多いでしょう。
一般の授業、体育の授業、クラブ活動の最中などに体調を崩したり、ケガをしたりといった学生も出てくるのは無理のないところです。
「授業を受けていたのに、急におなかが痛み出した」「野球のボールが頭に当たった」「平均台から落ちた」などなど考えられる例はいくらでもあります。
また、忘れてはいけないのは、教員や職員です。高齢者の教員が特に多いような大学もあります。
これらの人の中からも急病人やケガ人が出ます。
そういった人たちに応急の処置をするのが、保健室の看護師さんです。
ただし、本格的な治療はしません。必要があれば即座に病院に運びこむからです。
ですから、大事なのは内科・外科と一通りの看護分野で応急処置のノウハウを持っていることです。
逆にいえば、採用試験・面接の際に、大学側が重視する面でもあります。救急外来などの勤務経験があれば、大いにアピールするようにしましょう。
また、野球やサッカーのように体育会系運動部の活動が盛んな大学や体育大学の場合、外科での勤務経験が重視されることもあります。
2.健康相談
また、最近の傾向として、重要になってきているのが、③の健康相談です。
もちろん、「食事で気をつけること」「睡眠時間をどう確保するか」といった昔ながらの相談もあります。
3.メンタルヘルス
最近ではこれに「メンタルヘルス」に関する相談が多く持ち込まれます。
「研究室の仲間との関係がうまくいっていない」「どうやら先生に嫌われているらしい」「授業に行こうとすると、震えがきたり、熱が出る」「自分の性格が嫌いでたまらない」「精神不安で長期欠席。よくなったので大学に戻りたい」……などなどが考えられます。
4.性に関する相談
さらに性に関する相談もあります。何しろ相手は、大人と子供の中間点にいる人たちですから。
これらの対処は、看護技術の範囲を超えているのも確かです。
ですが、学生や教員、職員から見ると、身近にいる一番の専門家が、保健室の看護師さんです。大学側もそういう役割は期待しています。
5.まとめ
もし、余裕があれば、保健室への転職を意識した時点で、あるいは、転職した後からでも、カウンセラーのノウハウを身につけたほうがいいでしょう。
また、もしカウンセラーに関する資格を取っていれば、これもまた、採用の際に大きなアピールポイントになります。
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