高収入の看護師求人はどこ?看護師で年収1000万にいくにはこれ!
目次
看護師の年収が高い診療科は?(上位7位)
給料が高い診療科といえば、ズバリ
循環器科、透析、整形外科、美容外科・美容皮膚科、眼科、脳神経外科
・・・です。
もっと給料のいいところに転職したい!と給与面優先で求人探しをする時に注意点があります。高いところは高いなりの理由があります。仕事はやっぱり甘くはないですね・・・。
きちんとその理由を理解してから
「それなら自分は大丈夫そうだ」
「いくら給料が高くても、そんなの嫌だなぁ」
「今○○科なのに給料が高くない。本当だったら、もっと高くてもいいはず」
などと判断していきましょう!
今回は各診療科の「だからお給料がいい」を紹介します。
1.循環器科
忙しいです。また、気が抜けません。
患者さんの平均年齢が高いので、認知症などほかのトラブルを併発している人も多いです。高齢者だと転倒事故防止や水分管理も考えないといけません。入院患者の中には24時間のモニター監視が必要な人もいます。症状が急に悪化して、搬送されてくる患者さんが多いのも循環器科の特徴です。
また、カテーテル検査や手術など、循環器科独自のスキルや知識も必要とされます。
こういった忙しさや難しさがあるため、元からの基本給が高かったり、各種の手当がついて月給が高くなります。
2.透析
透析の場合、「人工透析科」として独立した診療科になっているところや、泌尿器科などで扱っている病院もあり、いろいろあります。
透析にかかわる看護師には、専用の機器の操作や「穿刺(体内に針を突き刺すこと)」など特別なスキルが必要です。このスキルに対して「透析手当」などの名目でプラスアルファがつきます。
中には歩合制になっているところもあります。「透析の回数をこなすほど給料がアップする」という仕組みです。
⇒透析看護師で働く!役割・仕事内容・給料。転職前にわかる業界おまとめ
3.整形外科
実は、整形外科で看護師の給料がいいところは、「経営状態がいいところ」だけです。
ちょっと露骨に言うと、「整形外科の中には、けっこう儲かっているところがあって、そういった病院を選べば看護師の給料もいい」ということです。
整形外科が儲かりやすいのは、肩こり・腰痛など慢性的な疾患が診療の対象になっているからです。
これらの患者さんは繰り返し病院を訪れます。また、リハビリに通うような人もいます。人気の病院なら、患者さんが途切れず、安定して利益が出せるのです。
⇒整形外科看護師で働く!役割・仕事内容・給料。転職前にわかる業界おまとめ
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4.美容外科・美容皮膚科
美容系の病院・クリニックは自由診療です。つまり、診察代・治療代を国ではなく自分たちで自由に決めていいことになっています。ですから、利益を出しやすいのです。
なので、そこで働く看護師さんの給料も高くなります。
ただし、注意があります。
営業ノルマがあるクリニックもあります。
ノルマの種類はいろいろとありますが、「看護師だけど契約取り、販売をしなくてはいけない」と営業販売の仕事が求められます。成約の結果はインセンティブとして給料に上乗せされます。
また、「勤務できるのはせいぜい40歳まで」「採用には、看護師としての能力だけではなく、見た目も重視される」というのは、美容系の診療科の風潮です。
⇒美容クリニック勤務の看護師なら年収1000万いくって本当?
5.眼科
眼科も給料が高くなる病院・クリニックには条件があります。
「手術まで行っている眼科」です。
そうでない場合は、むしろ通常よりも給料は安いです。
なので高給狙いなら、小さな街中のクリニックよりも、大きめの眼科病院、眼科病棟を探しましょう。
眼科の手術は、外科などと違い、比較的軽いものが多いです。
その分、数をこなしています。その手術のたびに、「機器を用意し、片付け」が繰り返されます。また、検査なども多くが看護師の仕事です。
なので目の回るような忙しさになります。そのため、給料が高めに設定されているのです。
6.脳神経外科
こちらも手術が多いです。しかも、眼科とは違って、本格的なものです。
なので脳神経外科は収益が高いです。「もうかっている」ということですね。
また、「緊急の患者も多く、残業になりがち」「専門性の高いスキルや知識が必要」です。
なので、残業手当がたっぷりついたり、基本給が高めになっていることが多いのです。
給料が高くなる条件は?
もちろん、看護師自身のそれまでの経歴や持っているスキル・知識によっても月給・ボーナス・年収は変わってきます。
それともうひとつ
見落としてはいけないのが、病院の規模や経営の状況です。
一般的には、規模が大きいほど、また地方よりも都会にある病院のほうが、看護師の給料は高くなります。
病院の内情を先に知る!
どの診療科を選んでたとしても、具体的な細かな条件や病院の内情を知らなければ、後で後悔することになります。求人情報を見て給料が良く見えても内情はかなりひどい・・・ということは多いです。
でも、日頃の忙しい勤務の中、自分でいろいろな病院の情報を集めていくのはやはり無理があります。
なので、看護師転職サイトを上手く利用するのがおすすめです。支援サイトのスタッフがきちんと知りたい情報を集めてきて教えてくれるので便利だし、転職で失敗することもなくなります。
無料で利用できるので気軽だし、試しに登録しておくと、いろいろな最新情報も先方が教えてくれます。
看護師で年収1000万にいくにはこれ!
年収1,000万円というのは憧れですが、それだけもらっている看護師さんも、少数ですが実際にいます。
ズバリ、年収1000万円になるには
①大出世をする
②医療現場以外に転職する
③美容クリニックに勤務
の3つの方法があります。
1.出世して副院長になる
1-1.大規模病院を狙う
年収600万円のレベルならば、そこそこの規模の公立病院・民間病院の看護師長クラスでも達成できると思います。管理職になれば役職手当がつくので、月収、年収は上がります。勤続年数が長くなると給料が上がりやすいというのもメリットです。
これが小さな病院やクリニック、診療所というところでは、看護師の人数も少なくそもそも役職がないので、ずっと身分は変わりません。
ですが、1,000万円となると限られます。国立病院、大学病院などごく一部の大規模病院の副院長になることが必要です。
1-2.副院長の給料の目安
副院長は、看護師長より役職がさらに上になります。
この副院長の給料に関して、日本看護協会がアンケートをとってまとめています。
「2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査」の中の一項目です。サンプル数が少ないのですが、今のところ最も信頼できる資料です。
これによると、基本給(月給)の平均は
副院長相当職(看護部長兼任)=526,212円
となっています。
年収に置き換えてみると、
月給12か月、ボーナス4か月として、専任が1048万円、看護部長兼任が842万円です。
あとこれに「役職手当」などがプラスされます。
専任ならば、1,000万円からさらにプラスされるということですね。看護部長と兼任なら、ぎりぎり1,000万円になるかどうかというところです。
1-3.専任になるには?
大病院で勤務したほうが専任になりやすいです。大きい病院ほど役職をきちんと分けるので、早い段階で高収入を狙うなら大きい病院に転職するのがポイントです。
中規模の病院なら人員をあまり増やしたくないという理由で兼任というケースが多いです。
1-4.副院長が出世の限界
副院長は、病院のNo.2で、そのうえは院長となります。ですが、院長になれるのは医者というのが一般的です。残念ながらナースでは院長になれる可能性はほとんどありません。
看護師の役職の限界は、病院の副院長まで!といえます。
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2.医療現場以外の会社に転職する
看護師が年収1,000万円以上を狙える職種は、
「CRA(臨床開発モニター)」が一番有力です。
CRAは基本的には製薬会社や医療機器メーカーの社員です。新薬や新しい医療機器の最終的な臨床実験をする際に、その関係する医療機関や検査機関、被験者(患者)などの間に入って調整をします。
もちろん、CRAになったからといって、簡単に年収1,000万円に到達するわけではありません。「うまく行けばそうなる人もいる」という程度です。
また、仕事内容は看護師の経験が生かせますが、看護師とはやはり違います。
業績のいい企業に入り、そこで昇進していく必要もあります。
つまり、手順としては、一般的なサラリーマンが出世していくケースとほとんど同じと考えていいでしょう。
つまりは、「看護師だから」ということとは、ほとんど関係がなくなってしまいます。ただ、看護師免許を最大限活かして高収入を得ている人もこの職種にはいます。
3.美容外科クリニックに勤務
美容系のクリニックは高収入の求人が多いです。通常の医療機関と違い、美を提供する場として、費用が高いのが美容整形クリニックの特徴です。同じ美容クリニックでも、美容皮膚科よりも、高額な整形手術をしている美容外科のほうが高給ですね。
ここでも看護師として働けば年収600万~1000万という収入は比較的狙いやすいです。ただし、気軽な気持ちで勤めても、簡単に誰でも高給というわけではなく、販売や営業でしっかり成果を出した人が高収入を得ています。
しっかり稼ぎたい!という自分の意思がはっきりした人でないとなかなか続かない・・・という人も多く、離職率が高い職場でもあります。
詳しくは⇒美容クリニック勤務の看護師なら年収1000万いくって本当?
4.まとめ
看護師の仕事は、一般の働く女性と比べても比較的高収入の仕事となります。これは、肉体的にもハードであり夜勤などもこなした場合、いろいろな手当がついて手取り額がいいというケースがほとんどです。
給与がもともといいとされる診療科は、夜勤手当があるところ、大病院で役職があがりやすいところ、資格を取れば給料アップしてくれる、各種手当(危険手当、当直手当など)が充実しているところです。こうした医療施設を勤務先に選べば、比較的きちんと給料があがっていきます。
資格取得もプラスになるところ、マイナスになるところがあります。きちんとこの点も考えてキャリアアップの計画を立てていきましょう。
⇒専門看護師の基礎知識。資格取得の流れとメリット・デメリット。
それを上回る年収1000万というとさらにハードルも高くなり、誰でも簡単にすぐになれるものではありません。しかし、1000万につながるコースを知っていて、しっかり頑張れば高収入の可能性はあり、夢が持てる魅力的な業界とも言えます。
ただ、お金のためにしたくないことだけどがむしゃらにやるというのも、なかなかつらいものです。やっぱり、自分のやりたいこと、したいことをきちんと理解して無理のないスタイルで働いていくことが大切です。
年齢別で年収や転職のしやすさはどう変わるのか?年代別で採用されやすい診療科も変わります。
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⇒看護師さんがここで働きたい!人気の診療科はここ!20代・30代・40代・50代別ランキング
5.高収入の勤務先へ転職するには?
前述のように給与アップしやすい勤務先をきちんと理解して、転職先に選ぶことが成功のコツです。とくに好条件の非公開求人は、ナース専門の転職サイトに登録すれば、たくさん目にすることができます。各病院の給料事情もここでわかりますし、転職先の実情もコンサルタントが教えてくれます。求人情報の裏にある、なぜ高給なのかもきちんと考えましょう。
高収入への近道は、好条件の非公開求人から探すことです。無料で使える転職サイトをうまく活用するのがおすすめです。
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