派遣や単発の看護師の仕事のメリットは?求人探しの前に確認

今、休職中でもう一度、看護の現場に戻ろうかどうしようか迷っている人も多いでしょう。

正社員になって、フルタイムで働くには、ちょっと踏ん切りも要りますよね。それで働き出すと、普通はそこから何年も同じところで働くことになりますから。

バイト・パート

「もう少し気楽に再就職したいなぁ」というのならば、バイトやパートもあります。

人材派遣

もうひとつ、忘れてはいけないのが、人材派遣です。

ただ、「人材派遣がどういったシステム」か、「バイト・パートとはどう違うのか」がわかっていない人も多いみたいです。

ちょっとご説明しておきましょう。

人材派遣の場合、あなたを雇うのは、病院ではなくて、人材派遣会社です。そこから病院などに送られることになります。

お給料も病院から出るわけではありません。「派遣料金」ということで、病院が人材派遣会社に支払い、その中からあなたの給料が出ます。これは時間給になっていることが多いです。

メリット

メリットとしては、①比較的簡単に仕事が見つかる、②働く期間が数カ月が通常なので、気が楽、③バイト・パートと比べると、時間給がやや高め、といったことが挙げられます。

また……④間に人材派遣会社が入っているので、自分でやらなくてもいろいろな調整を派遣会社の担当者がやってくれる……というのを挙げる人もいます。

たとえば……「週に2日だけ働く」「午後のみの勤務」といったことも派遣会社が掛けあってくれる……というのです。

ですが、これは派遣会社次第です。ちゃんと選ばないと、最初に病院などに引き合わせるだけで、後はなにもやってくれないところもあるようです。

また、看護師が派遣で働くには、いろいろと制約があります。というのは、看護師、医師、薬剤師などの医療関係者は原則的に人材派遣という働き方は禁止されているのです。

例外扱い

ですから、例外扱いになっている条件の時だけ働くことができるわけです。

その例外扱いとは、たとえば……

①紹介予定派遣=派遣の期間終了後に、正社員やバイトなどの直接雇用(人材派遣会社が間に入らない)に切り替える前提のものをいいます。

②派遣先が医療機関以外=老人ホームなどの福祉施設などならば大丈夫、ということです。

③代替要員=病気・ケガ、産休・育休の人がいる場合、その人の穴埋めの間だけ働くことをいいます。

④医療過疎地=僻地や離島などの看護師が決定的に不足しているところでの勤務です。

また、単発や一か月以下の勤務も禁止されています。もちろん、これも行き先が医療機関の場合です。ツアーナース、イベントナースならば問題ありません。

こうやって見ていくと、「なんだかややこしそう」と思えるかもしれません。

ですが、基本的に「業者任せで」「簡単に仕事が見つかって」「期間も短くて済む」というのが人材派遣です。

「現場への復帰になかなか腰が上げられない」「フルタイムで働きたいところが見つかるまでのつなぎに」という人には飛び込みやすいシステムです。

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