クリニカルコーディネーターに転職するには資格やスキルは必要なの?

クリニカルコーディネーター(CC)は、医療機器メーカーの社員となり、その社の機器の説明を病院の医師・看護師などにする仕事です。

これには特に資格や免許が必要なわけではありません。

臨床経験者が優遇される

このため、実際の募集広告を見ても、条件がバラバラです。

最も多いのは、「正看護師」で「臨床経験」が2~3年程度になっているものです。

その一方で、准看護師でもOKのところもあれば、「必要な経験・スキル 不問」と、正看護師・准看護師のどちらも要らないところまであります。

CCの募集は少ないです。その割には多くの看護師が転職先にと考えています。そんな状況なのに、応募条件が緩いのは、「あまり人気がない企業である」「人集めに苦労している」という証拠です。

必ずしもこれだけでNGではありません。ですが、十分な警戒は必要です。

「経営が安定している会社」「給料など待遇が悪くないところ」と考えるのならば、最低でも「正看護師」&「臨床経験3年」ぐらいの条件は自分の方で整えるようにしましょう。具体的に転職を考えるのはその後の方が失敗がありません。

できればほしい英語力

「必ずしも要るわけではないが、準備しておくべき」「入職してからでも、急いで身に付けるべき」というスキルに英語があります。

というと、まずは「英会話」を思い浮かべる人も多いでしょう、ですが、この場合、読み書きの能力まで含めての話です。

CCには英語が必要になる場面がたくさんあるのです。

まず、医療機器メーカーには外資系がたくさんあります。また国内企業であっても一流・大手は海外も相手に商品を売っています。日本語ができない人を相手にすることもあるのです。

自分が担当する医療機器の説明書が英語でしか用意されていない……なんて事態だってありえます。「それを持って病院などに行く。自分で日本語に訳し、医師・看護師相手に説明する」なんてことだってあるでしょう。

また、仕事柄、医療や医療機器の最新情報を集める必要もあります。となると、英語での記事なども読めたほうがいいのです。

新しく覚えることはたくさんある

これ以外には、「エクセル・ワードなどのパソコン能力」「ビジネスマナー」が必要になります。

ただ、これも応募段階でどれだけ必要とされるかは、相手の考え方次第です。

大手の医療機器メーカーであれば多くの場合、入社後に2か月程度の研修があります。ここで最低レベルは身に付けることになっているようです。

といっても、そういった能力があることを面接などでアピールできれば、ほかの応募者と差をつけることができます。

もし、転職までに時間の余裕があるようならば、パソコンなどのスクールなどに通っておくのもいいでしょう。また、そうすることで、新しい職場での再スタートがスムーズになります。

 

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ