公務員看護師になるのに年齢制限ってあるの?

1.公務員試験はいりません

「公務員」と聞くと、どうしても「公務員試験」を連想する人が多いようです。

看護師の中にも「国家公務員看護師」といわれる人たちがいます。「それになるには、難関で有名な国家公務員試験をパスしないといけないのか」と考える人も多いようです。

しかし、試験を受ける必要はありません。看護師として、国や地方自治体が運営する、あるいはそれに近い法人が運営する医療機関で働く場合、採用は別枠になっています。

応募のための条件や、採用のための手順なども、ほぼ民間の病院と同じです。

これも公務員試験からの連想なのでしょうが、「年齢制限」を気にする人もいます。年齢制限もありません

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2.年齢制限は違法

そもそも、看護師に限らず、どんな職種でも、年齢を採用の条件にするのは、法律で禁じられています。これは平成19年10月の雇用均対策法の改正からです。

「事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならない」とされているのです。

なかにはわざわざ「59歳まで」と応募条件に書いてある場合もあります。ですが、こういった時は、「定年が60歳」で、そちらから限度が決まってきます。

3.採用されるかは別

ただし、応募はできても、「実際に採用されるか」「職場になじめるか」は別の問題です。

その医療機関ごとに、「こういった人に来てほしい」と考えています。表には出せなくても、年齢から絞り込んでいることはあるでしょう。

たとえば、大学付属病院であれば、新卒後3~5年目で辞めたり、一般の総合病院などへ転職する人がたくさん出ます。

となると、募集を出すときには、その手薄になった年代の人を考えているはずです。

また、夜勤があるようなところは、中高年よりも、体力に勝り、経験も一通り持っていて、即戦力になる30歳前後を歓迎します。

ただ、「新卒後3~5年目で……」は、大学付属病院であれば、国立、公立、私立を問わないことです。

「夜勤のあるようなところ……」も同様に、民間病院であろうが、国立病院・県立病院・市立病院であろうが、同じことです。

どちらの場合であっても、公務員看護師ということは関係ありません。

4.40代以上は受かりにくい?

ただ、「40代・50代での転職ならば、公務員看護師になるより、民間看護師のほうが、新しい職場になじみやすい」という意見もあります。

公務員看護師の世界や、それら医療機関は、やはりいくらか「お役所」に近い面があります。

「組織として融通がきかない面があり、新しい人は合わせるのが難しい」「民間病院とは看護観なども違う。民間しか経験していない人には、すんなりと入っていけない」というのです。

ただし、こういったことは、その職場次第で大きな違いもあれば、その転職者の心掛けやキャラクターでも変わってきます。

それに「転職先が民間病院であれば大丈夫。そういった問題はない」といえるようなことでもありません。

これだけで40代・50代からの公務員看護師を避けるような理由にはならないでしょう。

また、「何歳まで働けるか」、つまり定年に関しては60歳のところが多いようです。

全体的には延びる傾向にあり、一部の国立大学付属病院などで、65歳まで働けるようなところも出始めています。

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