産業看護師の求人募集に年齢制限はあるの?若い人は有利?

ナースとドクター タブレット

企業看護師(産業看護師)の求人では、年齢制限はありません。また、男女の制限もありません。

ただ、これはあくまで表向きです。たしかに応募は誰でもすることができます。ですが、募集している企業側では、本心で希望している年齢はあるはずです。その条件から外れると、採用されません。

・注意点

よく、産業看護師の求人の解説をするサイトで、「求人広告で特に年齢制限を設けていない会社が多い」などと解説されていることがあります。ですが、これは間違いです。法律の上で、これらの制限を設けること自体が禁じられているのです。もし、求人広告に「40代まで」といったような表現があると、それは違法の求人募集となります(これは、企業看護師や医療関係者に限ったことではありません。どんな職業でも同じです)。

※企業看護師は大きく分けて4つの職種があります(⇒企業看護師の種類はこちら)。ここではその内で人気の高い産業看護師についての内容です。

1.定年に近い年齢の場合

その企業の定年に近い年齢の場合、アウトのことが比較的多いです。もちろん、定年を過ぎていたらアウトです。

ただし、これも絶対とまではいえません。その企業の状況で変わることもあります。実際、50代後半でも採用している企業もあります。

2.新卒の場合

逆に、若い場合はどうなのでしょうか。

まず、最も若い新卒の場合です。募集の対象として考えている企業は限られます。

というのは、企業の医務室や企業内健康管理室のスタッフはほんの数人です。常勤の医師も産業保健師もいなくて、看護師が1人だけ、という職場も普通にあります。

新人教育をしているような余裕はありません。

もし、採用するような企業があるのならば、医務室としては規模の大きいところや、看護師としての仕事の比重が低く、事務作業の割合が大きいようなところです。

3.転職に有利なのは20代後半から30代

このように見ていくと、もっとも企業側に歓迎されることが多いのは、20代後半から30代となります。

すでに、病棟勤務などで看護師としてのひととおりの経験を積んでいて、しかもまだ若い人たちです。

この年代が歓迎されるのは、長く産業看護師として勤めてくれるというのが最大の理由です。

それ以外には、「新しく覚えることもたくさんある」こともあります。吸収力の高い若い人のほうが、環境にすぐなじめます。

また、40代、50代で産業看護師になりたいという場合は、年齢はいっているけれど、新しいことにも積極的に取り組める、パソコン(エクセル、ワード、メール、パワーポイントなど)もきちんと使いこなせるといった点をカバーしておきましょう。現場の経験は長いので、この点は強みになります。

4.業務内容は健康管理が中心

医務室勤務になれば、健康管理業務が中心となりますので、健康指導などができるように意識して勉強しておく必要があります。企業内健康管理室でも仕事内容はほぼ変わりません。

企業看護師(産業看護師)の仕事内容

5.産業看護師の職場での人間関係はどう?

医療イメージ

 

5-1.同僚が少ない

産業看護師となると、勤務先は企業の医務室です。たいていのところは、看護師は3人か4人までです。それ以外には、保健師がいたりいなかったり、常勤の医師もいたりいなかったりです。

医務室のスタッフは看護師である自分1人だけという職場も珍しくありません。

日ごろの仕事は、事務所のスタッフだったり、工場の工員が相手です。場合によっては自分一人で、100人、200人を担当しないといけないでしょう。

特に問題になりがちなのは、医務室のスタッフが自分1人の場合です。当然、看護師の同僚はいません。専門的なことを相談できる相手もいません。

「1人だけの勤務だから、気楽でいい」とばかりもいえないのです。

5-2.他部署との調整

また、医務室以外のスタッフとの交渉もあります。健康診断ひとつ行うにも、総務部やほかの部署との調整が必要です。日程を空けてもらったり、予算を付けてもらわなければなりません。

産業看護師の「人間関係」とはこれらの人との関わりのことと考えればいいでしょう。

つまり、「看護師時代のような狭い部署の中での、密な人間関係はない。だけども、毎日顔を合わせるわけではない、また医療のことは全くわからないような社内の人たちとも、良好な人間関係を作っていかなければならない」ということです。

「企業看護師には、コミュニケーションの力の高い人が向いている」といわれるのはこのためです。時には自分のほうから打ち解けているような努力も必要になります。

5-3.病院での人間関係

5-3-1.同僚が多い

病院に勤務している場合、「仕事仲間」というのは、まずは、同僚の看護師がいます。また、主任や看護師長などの上司もいるでしょう。

たいていは、女性がほとんどです。女性同士ならではのやりにくさもあれば、やりやすさもあるでしょう。

5-3-2.仕事仲間がほぼ医療関係者

病院では同じ看護師のほかにも、医師や薬剤師などがいます。あとは事務の人たちです。皆、医療業界の人です。

 

 

5-4.人間関係の悩み

こういったように見ていくと、単純に「産業看護師には、人間関係の悩みはない」などと考えないほうがいいことが分かるでしょう。

産業看護師にも、病院勤務と違う人間関係の悩みはあります。産業看護師の場合、どういった人間関係の中で仕事をしているのかは、きちんと知っておいたほうがいいでしょう。

6.まとめ

企業看護師は、正社員になり通常の病棟勤務の看護師とは違った側面がどうしても出てきます。現場経験者のほうが柔軟にいろいろなケースに対応できるので、重宝されます。臨床経験がほとんどない新卒や経験が浅いナースにはなかなか転職は難しいです。

病棟勤務の経験よりは、医務室の経験が少しでもあったほうが、やはり転職には有利です。

一般企業なので英語が求められる会社もあるし、デスクワークや事務作業もこなさなくてはいけません。求人数も限られ、採用の条件も厳しめですが、一度採用が決まれば長く定年まで働くこともできるというメリットもあります。

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