訪問看護師へ転職する失敗しない方法

ママさんナースや、ベテランの看護師たちに人気の転職先が「訪問看護師」です。

すでに高齢化社会を迎え、在宅看護の必要な人はどんどん増え続けています。これを支えているのが訪問看護師たちです。

求人広告もたくさん見かけるでしょう。

ですが、実際に転職してみると、「聞いていた話と違う。持っていたイメージと違う」となりがちなのもこの訪問看護師です。

これらは主に、「転職先の選択の失敗」が原因になっています。

訪問看護師の仕事

転職先としての訪問看護師のメリットは、次のようなことがよく挙げられます。

①病院勤務での経験を生かすことができる

②ひとりひとりの患者さんとじっくり向かい合うことができる

③その患者さんを担当する看護師は自分一人だけ。責任が重いものの、自分で判断することができるので、やりがいがある

④日勤が中心なので、家庭との両立ができる

⑤給料がいい

……などです。

たしかにこれら全部が当てはまっているところもあります。

ですが、その一方で、かなり様子の違うところもあります。

経営主体に注意

訪問看護師は一般的には「訪問看護ステーション」に所属します。そこから各家庭に出かけて行くことになります。

訪問看護は今後成長が見込める分野です。そのために、いろいろな業種の企業や団体が訪問看護ステーションの経営に乗り出しています。

総合病院や福祉施設がその一部門として運営している場合があります。

こういったところは、経営者らにも医療や看護の専門家がおり、訪問看護師の仕事内容もよく理解しています。比較的安心していいでしょう。

と思うと、一方で、医療にも看護にも全く関係のなかったところが、いきなり始めてしまう場合もあります。

こういった「素人経営」の場合、

経営者や上司が、看護師への評価の仕方がわからない。仕事の手配の仕方がおかしい

ということが起こります。

具体的には

「ベテラン看護師なのに、それまでの経歴を評価してもらえない。経験の浅い看護師と給料が同じ」

「認定看護師など訪問看護にプラスになる資格を持っているのに、経営者らがどういったものか全く知らない」

「全く不得意な分野の患者さんを担当させられる」

といったことが起きています。

勤務スタイルも様々でわかりにくい

また、患者さんへのサービスとして、いろいろな制度を設けている場合があります。

これらの多くは、利用する患者さん側には便利でも、看護師側には負担が増えます。

たとえば、訪問看護師のメリットとされる「日勤が中心。家庭との両立がしやすい」にしても、そうとも言い切れないのが実情です。

中には、「オンコール制」「自宅待機制」「24時間体制」などを採用している訪問看護センターもあります。

「オンコール制」とは、「時間帯を決めておいて、その間は常に携帯電話を持ち歩く。もし、必要があれば、すぐに出勤する」というものです。

自宅待機制は同様に「時間帯を決めておいて、その間は家で待機。必要があればすぐに出勤」です。

また、「24時間体制」ならば、当然のことながら、夜勤もあります。

これらはその分、ちゃんと手当がつきます。なので、「訪問看護でもいろいろな働き方が選べる」と考えるならばメリットです。

ですが、転職先がこういったシステムを採っているのに気がつかず、「家庭との両立のために、総合病院から転職」といったような人には、「当てが違った」ということになるでしょう。

雇用スタイルもいろいろ

また、雇用形態が様々なのも訪問看護の特徴です。

正社員のところもあれば、契約社員、パート・アルバイトのところもあります。

正社員のいいところは、「身分が安定している」「福利厚生などをフルに受けることができる」などです。

一方、契約社員、パート・アルバイトなどのいわゆる「非正規雇用」のメリットは、「週に2、3日だけの出勤も可能」など働き方の幅が広いことです。

どちらのほうがいいのかは、その人のおかれている状況や考え方次第でしょう。

転職支援サイトで事前に内情を知る

これだけ、違いがあると、事前の情報収集が大事になってきます。

じっくりと、「自分が考えているような働き方ができるか」「よりメリットが受けられる職場はどこか」を考えなければなりません。

もちろん、自分で丹念に調べてみることも大事ですが、特に在職中の人などは、そういった時間も作りにくいでしょう。

となると、看護師専門の転職支援サイトの利用も考えてみましょう。

転職サイトのホームページから登録すると、あなたの担当者が決まり、連絡を取ってきます。自分のリクエストを伝えておくと、あなたに代わって、職場を探してくれます。

これにかかる費用は訪問看護ステーション側が持ちます。看護師側には一切かかりません。

また、会社ごとに持っている求人情報が違います。

なので、複数の業者に登録しておいた方がいいでしょう。そうすることでたくさんの選択肢の中から選べます。自分の望んでいるような職場が見つけられる可能性も高くなります。

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