ブランクがあるけれど精神科の看護師に復職しても大丈夫?

看護士

復職は問題ありません、大丈夫です。

精神科では、特に患者さんとのコミュニケーション能力が必要です。家庭に入っていたり、年齢も重ねて人生経験が豊富な人のほうが上手くやっていけるのでかえって向いていると言えます。

ただし、同じ精神科でも病院ごとに業務内容・職場環境に大差があります。復職先はどこにするかきちんと選ぶようにしましょう。

ブランク明けの看護師さんにオススメの診療科はどこ?

 

先の退職の理由が結婚、出産・育児の人は多いでしょう。復職してもきちんと家庭と両立したい、と考えているのならば、よりいっそうどこの病院に勤務するか細かく調べて「選ぶ」ということが大切です。

1.ママさんナースに向いている精神科

一般的に「ママさんナースに向いている」のは、大きな病院で、その一部門として精神科があるようなところです。

「精神科救急や精神科用の入院施設がない」という小規模の病院なら、さらにいいでしょう。

こういったところの勤務は夜勤がなく、残業もほとんどありません。時間的にも体力的にも楽です。ただし、夜勤手当・残業手当がない分、給料は安めになるのは承知しておきましょう。

2.ブランク明けはいろいろと不安だけど・・・

中には「長く職場を離れていたせいで、現場についていけるかどうか心配」という人もいるでしょう。でも、それほど心配はいりません。

精神科に限らず、どこの病院も今は看護師不足です。「休職中の看護師にどうやって復帰してもらうか」というのは病院側でも大きな課題になっています。

ブランクのある看護師のための手厚い体制を整えているところは少なくありません。復職のナースを積極的に採用しようとしている病院を選べばとても仕事の復帰がしやすくて安心です。

また、病院内の保育所や託児所を設置しているところも増えています。小さい子どもがいても働きやすいように考えてくれているので、この条件もきちんと確認しておきたいところです。

3.結婚していると逆にプラスに

また、家庭に入っていた期間も必ずしもマイナスにはなりません。

というのは、精神科の場合、患者の生活全般にかかわることが多くなります。身の回りの世話をしたり、それが自分でできるように助けたりします。家事炊事掃除などが手際よくできればそれがそのまま強みとなります。

また、コミュニケーション能力もほかの診療科よりも重要です。

こういったノウハウやスキルは、むしろ家庭に入っていたり、それなりの人生経験がある人のほうが向いています。自信を持って臨むようにしましょう。

4.給料重視なら

もし、「家庭よりも仕事重視。給料もしっかり欲しい」という場合は、入院施設のあるような病院や精神科の専門病院も視野に入れましょう。夜勤があれば手当がつくので手取りは多くなります。

この場合も、「復職プログラム」などを用意しているところが安心です。

5.まとめ

望んでいる勤務スタイルはいろいろとあると思いますが、精神科は総じて求人数がたくさんあります。そのため、細かな条件や要望で探しても比較的満足のいく職場が見つかりやすいです。

精神科は設置基準がほかの診療科よりも厳しく、看護師も手厚く配属する必要があります。

さらには、世間の精神病への偏見が少なくなると同時に、精神科での診察を受ける人も増えています。そのためそこで働く看護師さんも数多く求められています。

精神科と心療内科の違いって?心療内科と精神科は区別がつきにくい本当の理由。

看護師さんはともかくとして、一般の人には、「心療内科」と「精神科」の違いはわかりにくいです。

実際に対象としている疾病をチェックすれば、イメージがわくはずです。

心療内科

=消化器疾患(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、神経性下痢、糖尿病)、循環器疾患(狭心症、高血圧)、呼吸器疾患(気管支ぜんそく)、過呼吸症候群、皮膚疾患(円形性脱毛症)……

精神科

=統合失調症、うつ病、躁鬱病、神経症(不安神経症、強迫神経症、抑うつ神経症、離人神経神経症)、人格障害(境界性人格障害、反社会性人格障害、分裂病質人格障害)、摂食障害……

1.心療内科で診るもの

心療内科は、「心の問題が原因となって、体にトラブルが出た病気」を扱います。

これらの病名を見てわかるように、いずれもほかの内科系の診療科でも扱うようなものばかりです。

ほかの内科系との違いは、「これら病気の原因が心の問題にある」というものに対象を絞っていることです。「イライラが募って、胃に穴が開いた」あたりが典型です。

2.精神科で診るもの

一方、精神科で扱うのは、心のトラブルそのものです。

「脳には器質的に問題はないのに、精神に異常がある」という言い方もされます。

「器質的に問題はない」とは、「ものとして壊れていない。変形や変質もしていない」ということです。

ですから、脳を解剖しようが、顕微鏡で見ようが、目で見える患部も見つかりません。

器質的に問題がある場合は、「神経内科」や「神経外科」がカバーする範囲になります。

心療内科と精神科の違いがわかりにくくなっているのは、おそらくは「これらのふたつには共通点がある」という理由ではありません。また、こうやって並べてみるとわかるように、ほとんど共通点もありません。

3.わざとわかりにくくしている?!

3-1.あいまいにする理由

実は「病院・診療所・クリニック側でわざとあいまいにしている」という事情があります。

そうするのは、精神病や精神病患者に対する偏見が根強いからです。

本当は精神病にもいろいろなものがあり、深刻に考える必要がなかったり、すぐに医者に行っておけば、重症化することもなかったはずのものもたくさんあります。

なのに、「精神病の疑いがある」「精神病にかかった」というのは、本人や家族も必要以上に落ち込んでしまいがちです。

ストレートにいってしまうと……「精神科にかかる」イコール「頭がおかしくなった」……と考えてしまうのです。

「今抱えている症状は、どうやら精神科で診てもらうようなものだ」と思っても、「精神病と診断されたらどうしよう」「精神科に通っていると知られたら、周囲から敬遠される」といったことが心に浮かんでしまいます。

ところが、「心療内科」と看板に書いてあれば、「『頭がおかしくなったから医者に行く』というわけではない」と考えることができます。

この理由から、医療機関側で、「精神科」をわざと避けて、「心療内科」と名乗ることがあるわけです。

3-2.メンタルクリニック

「心療クリニック」「メンタルクリニック」「メンタルヘルス科」など、「どんな病気を扱っているクリニック・診療科なのか分かりにくい」という名前のところがあるのも、同じ理由です。

患者さんは気軽に、診察に足を運べます。病院やクリニック側にしても、患者さんを逃さずに済みます。

もちろん、本当に心療内科のところもあります。

ですから、「心療内科」やこれに近い名前になっている病院・クリニックを見たら、次の3つのパターンを考えてみるようにしましょう。

①本当に心療内科

②担当医も精神科の専門医で、設備もそれに合わせている。だけども、便宜上『心療内科』などと名乗っているところ。

③心療内科も精神科もどちらもカバーしている、メインはどちらかの一方だけども、特定の分野に関しては、もう一方もカバーできるというところ。

4.看護師の仕事内容も変わる?

もちろん、看護師としての仕事内容もそれぞれ異なります。

クリニックを例にすると、精神科の内容だけをやっているのであれば、医師の診察は、見た目にはほとんど患者さんと話をしているだけです。

看護師に任される「診察の補助」もあまりやることがありません。

心療内科だけのクリニックであれば、ほかの内科系の診療科同様に、注射・点滴・採血など「看護師の手技」と呼ばれるものが必要になります。

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