訪問看護師の平均的な年齢はどれくらい?転職に年齢で有利不利はあるの?
財団法人日本訪問看護振興財団の平成23年度のアンケートによると、訪問看護師の平均年齢は48.5歳です。また、臨床経験年数は19.5年、訪問看護師経験年数は8.6年です。
かなりのベテランぞろいといっていいでしょう。
実際に募集要項を見ても、わざわざ「定年が70歳なので、それを下回る方」と強調して書いているところもあります。
ただし、これには注意が必要です。実は平成19年に法律が変わって、募集・採用で年齢で制限をしてはいけないことになったのです。
ですから、もし、「50歳ぐらいまで」といったように具体的に書いていたら、それは違反になります。
といっても、最初に見たように現実に全体の平均年齢も高めです。60歳ぐらいならば、十分に採用の可能性はあると考えていいでしょう。
一方、若い人でも、20代半ばから上です。全くの新人さんが採用されるケースは稀です。
その理由は2つ。①訪問看護師が患者さんの元を訪れるのは、自分一人だけ、②対処する病気の範囲が広い、という2点です。
患者さんのところへいくのは自分一人だけ
これは、「だれも新人の教育はしてくれない」ということです。
いくら専門の学校を卒業し、国家試験をパスして看護師の免許をもらっても、まだ半人前であること忘れてはいけません。経験がなくて現場で一人で対応するのはやはり無理があります。
対処する病気の範囲が広い
これも訪問看護ならではの特徴です。訪ねて行く患者さんは内科の処置が必要な人、外科の処置が必要な人、さらにはリハビリが必要な人など様々です。年齢も乳幼児から、お年寄りまでいます。
採血、点滴、腹膜透析、褥瘡の処置、ストーマなども自分一人でやらなければなりません。5~10年の病院勤務の経験があるような人でも、「病院勤務ではやったことのない処置をすることがある」といいます。
看護学生や新卒で働き始めた看護師の中には、病院勤務の忙しさを評判で聞いたり、体験してみて、「新卒かそれに近い経験が浅い状態でも、訪問看護師ができないかな」と考える人もいるようです。
ですが、実際に訪問看護師として働いている人たちは、短い期間をいう人でも「3年は総合病院などで働いて、経験を積んで、スキルも磨かないと採用は難しい」としています。
もちろん、広くいろいろな診療科や、手術室、応急などの部署の経験を積んだ人のほうが歓迎されるのは、いうまでもありません。
具体的に診療科をいうならば、内科や外科の経験は採用の際のアピールポイントになります。
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