なぜ精神科に男性看護師が多いの?男手が必要とされる現場
近年、どの診療科でも男性看護師の比率が増えつつあります。
そんな中で、以前から、もっとも男性看護師を必要としているのが、精神科です。特に重症度の高い患者のための病棟になると、スタッフの看護師のうち、ほとんど全員が男性ということケースもあります。
理由は?
その理由は至って単純です。
体を張って仕事をすることが多いから。女性では務まらない
ということです。
こういったところでは、患者につかまれる、飛びかかかってこられる、殴りかかられる、といったことがしばしば起こります。
これはなにも病院側に問題があるのではありません。患者の病気の特徴として、どうしてもありえることです。
おとなしくしていたと思ったら、急に暴れだした。どうやら幻聴が聞こえ始めたのがきっかけらしい……なんてことがあるのです。
身を守るための備えも必要
精神科の多くは、新しく入った看護師に、柔道の技を習わせるぐらいです。
特に必要となるのは、抑え技です。
「襲い掛かられた時に、それを押さえこむ」「薬を投与したり、注射をするのに、どうしても暴れないようにさせる」といった時に使わざるをえないのです。
また、昼夜が逆転しているような患者、寝ていたのに突発的に行動し始める患者、というのもいます。となると、当然夜中でも対処できるようなタフさも必要です。
こういった環境で頼りにできるのは、どうしても男性になってしまうのです。
だからといって、体力・腕力さえあれば務まるわけではない……というのが、精神科の看護師の難しいところです。
その一方で、ちょっとした一言や態度で、患者さんが大きなダメージを受けてしまうことだってあります。
神経の細やかさも同時に要求されます。
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