精神科の看護師のやりがいって何?他の診療科にはない精神科ならではの魅力は?

40001372_35U

精神科の看護師が「仕事にやりがいや魅力を感じる時」、あるいは「やりがいを感じやすい理由」としては、次のことが挙げられます。

①患者の症状改善が、ほかの病気やケガなどよりも、よりハッキリと分かる

②「社会から遠ざけられている人たちを社会への復帰を手助けしている」ことにかかわっている

③専門性が高い仕事である

④ほかの診療科に比べ、看護師の役割が大きい

≫≫精神科で働きたい!求人探しで失敗しない、転職を成功させるポイントはこちら!

1.看護の結果がはっきりわかる!

精神科で扱う病気が特殊なことから来ています。精神分裂病、うつ病、躁病、神経症、摂食障害、人格障害、心身症などです。

症状は患者さんの言動に出ます。

複雑なケースもありますが、それだけに、治療や看護の効果が出てくるのも、しっかりと分かります。つまり、手ごたえも感じやすいのです。「なかなか良くならない」「以前より悪化した」ということは、看護師の立場からもよく分かります。

2.困っている人を助けている実感

精神病にかかった人は、大きな不安を抱え、社会とのかかわり方が難しくなっています。

特に入院患者ともなると、家族などからもかかわり合いを拒否されているような人も珍しくありません。

そういった人たちが頼りにするのは、やはり、医者や看護師です。

精神を病んでいる患者たちに、立ち直りのための手助けをし、院内のレクリエーションなどで笑顔を取り戻させる、といったことでかかわりあっていきます。

単に看護だけでなく、社会との接し方・人への対応の仕方などを教えるなど、「生活全部をフォローしている」という形になります。

きちんと回復して治療ができたなら、その人は社会復帰もしていきます。

退院していく患者を見送る時、おそらくはほかの診療科よりも、「ひとつの仕事をやり終えた」という満足感は高くなるでしょう。

3.専門性が高く、特別な仕事

このように、精神科の看護師はほかの診療科の看護師とは役割に違いがあります。

これを支えるために、精神科の看護師はどの診療科よりも、勉強会や研究会が多いことが知られています。

「やるべきことが多い」というのは、負担に感じる人もいるでしょう。ですが、それだけ「専門性の高い仕事をしている」と考えることができるのならば、満足感ややりがいにつながっていくはずです。

4.看護師に任されることが多く仕事のやりがいが大きい

一般的に医療の世界では、まず医師が中心です。治療では看護師は医師の補助役でしかありません。

精神科でもこの例外ではありません。ですが、ほかの診療科よりも、患者とかかわっている時間も長くなります。任される役割も格段に大きくなります。

特に重要なのが「患者さんとのコミュニケーション」です。これはほかの診療科でもやるように勧められているでしょう。ですが、精神科の場合、それこそが治療や看護の内容になるぐらい重要です。

この「コミュニケーション」の中心になるのは、医師よりもむしろ看護師なのです。

↓精神科の非公開求人が豊富なオススメサイト

5.精神科の看護師の良いところやメリットってなに?

40958018_72V

5-1.勤務先での違い

「ほかの診療科よりも、仕事が楽」「危険性もあるので、女性看護師には向かない」「腕力が必要」「夜勤や残業がない」「激務」……

精神科の看護師の評判には、互いに矛盾する話がたくさんあります。

こうなるのは、「精神科の中でもどういったところに勤務するか」で、大きな違いがあるからです。

ですから、「精神科の看護師の利点」「役割」といったことを考えるには、その勤務先ごとに分けて考える必要があります。

≫≫精神科で働きたい!求人探しで失敗しない、転職を成功させるポイントはこちら!

5-2.総合病院・クリニック

「ほかの診療科よりも、仕事が楽」とか「残業がない」というのは、総合病院の中の一診療科として精神科が設けられている場合です。または、規模の小さいメンタル系クリニックです。

しかも、入院施設や精神科救急がないことが条件になります。この場合、勤務は日勤のみになります。また、重症患者も多くありません。

こうした病院なら、家庭との両立を考えるママさん看護師にも向いた勤務先といえます。

逆に入院、救急がある病院は、当然、夜勤や残業もあり、ほかの診療科と変わりがないので、楽だということはありません。

5-3.閉鎖病棟

この対極にあるのが、「閉鎖病棟」です。病棟や病室ごとにかぎがかかっているものをいいます。患者は部屋の外に出るにも医師や看護師の許可が必要です。重症患者を扱う病院です。

こういったところでは、「難しさ」と「働きがい」が背中合わせです。精神科治療の最も難しい役割を担っていますので、専門性も高くなります。

危険手当など各種の手当がつきますので、給料は高くなります。

しかも、看護師ら職員に対する福利厚生がしっかりと整っている職場が多いのが、こういった入院設備のある精神科の特徴となっています。

この場合は、出費を抑えることができます。給料がアップしているのと実質的に同じです

精神科看護師で働く!役割・特徴・業務内容。転職前にわかる業界おまとめ

≫≫精神科に転職するポイントとオススメの転職支援サービスはここ!

人気サイトPICKUP

マイナビ看護師



看護のお仕事



ナース人材バンク





看護師で年収1000万にいくにはこれ!高収入のナース転職のポイント

看護師の年収が高い診療科は?(上位7位)

看護師さんはこんな病院に転職してはいけない!怪しいブラック病院の見分け方

ブランク明けの復職看護師さんにオススメの診療科はどこ?

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ