医務室はどんな企業に多いの?医務室看護師の求人募集が多い会社。

ナース

まず、最初に知っておくべきポイントは、

・医務室を作っている会社はとても少ない。

・医務室は大きな会社にしかない。しかも、あっても大人数が勤務している本社や工場などだけ

ということです。

1.医務室って会社に必ずないといけないの?

「一定数以上の規模の会社は、必ず医務室を作らなければならない」といった説明もしばしばみられます。ただし、これは間違いです。

必ず作らなければならないのは、
「安全衛生委員会」です。

これは、鉱業、建設業、製造業など危険性がある業種では「労働者が常時50人以上」、それ以外の一般的な業種では同様に「100人以上」の会社では必要となります。

これは極端にいうと、メンバーを決めるだけでもいいものです。医務室などの場所や設備は無くても構いません。

メンバーには必ず「産業医」がいなくてはいけません。ですが、これも専属や常勤である必要はありません。そして、看護師については何ら取り決めはありません。

2.医務室があっても内情はいろいろ

ですから、医務室が設置してあってもその内容にもかなりの違いがあります。

まず大手企業であっても最も多いのが、「看護師は2人か3人。それ以外に医師が1人」というパターンです。

この医師は常勤の場合もあれば非常勤の場合もあります。

さらに規模が大きくなると、「医務室」というよりも、ちょっとした「診療所」になります。そこの従業員やその家族だけが治療を受けることができるもの、あるいは、近所の一般の人まで受けれ入れているものまであります。

また、「看護師だけがいて2人か3人」とか「看護師は1人で、もう1人は保健師」、「医師はいないで、看護師が1人だけ」といったパターンもあります。

3.医務室看護師の仕事内容

会社の社員や従業員の健康管理(健康相談)、社内の健康診断などが主な業務です。

企業看護師(産業看護師)の仕事内容ってどんなことをするの?

4.医務室がある業界は?

また、製造業の工場は比較的、医務室を設置していることが多いです。

トヨタ、日産といった自動車産業や、デンソーなどのその関連企業が代表的なものでしょう。新日鉄、神戸製鋼といった製鉄業もあります。ほかには化学プラント、石油精製業などが考えられるでしょう。

簡単にいえば「仕事や作業が危険と隣り合わせ」という業界です。

また、こういった業種なら、それほどの大企業などでも医務室の設置率は高くなります。

5.その他の医務室がある働き先

大学の保健室(医務室)

・企業

・会社

・ホテル

・空港

・劇場(劇団四季)、アミューズメントパーク
劇団四季の医務室募集~劇団四季で働きたい看護師さんへ、採用のポイント!

自衛隊

特別養護老人ホーム(特養)

こうした医務室の求人は数が少ないうえに、募集も不定期です。転職先に考えている場合は、募集があった時に真っ先に求人情報を教えてくれる看護師専門の転職サービスを活用すると有利になります。

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 6.医務室に転職するときに、いい職場、勤務先を見つけるポイントは?

ナース

これから求人に応募しようかという会社の医務室が、どんな雰囲気か?勤務しやすいかどうか?といったことは、事前でも分かりやすい部分と、そうでない部分があります。

たとえば、出勤時間、残業のあるなし、休日といったことは、事前に丁寧な説明を受けておけばだいたい分かるでしょう。ですが、人間関係になると、これは少し無理ですね。

6-1.医務室を訪問

まず、「こんなはずではなかった」ということがないようにするためには、面接の機会などを利用して、できるだけ実際の医務室を訪問するようにしましょう。

「機器類はそろっているのか」、「部屋に清潔感があるか」「整理整頓されているかどうか」といったことはチェックできるでしょう。

「厚かましいかも」と思う必要はありません。逆に「ここで働きたいという熱意の表れ」と好意的にとってくれる可能性もあります。

6-2.他のところも見てみる

また、医務室以外も見ておきましょう。

実際に仕事が始まると、病院の時のように患者さんが来るのを待っているわけではありません。社内のあちらこちらに顔を出す必要が出てきます。

自分が相手にする患者さんは、いろいろな場所で働いている人たちです。つまり、会社内のあらゆる部署があなたの仕事場です。

「見かけない顔の人間である自分にもちゃんとあいさつをしてくれるかどうか」、「働いている顔に疲労感がないかどうか」といったことでも、職場の働きやすさはある程度予想できるでしょう。

「どうもここは嫌だな」「大丈夫そうだ」など感じることもあるでしょう。もちろん、こういった予想が外れることもあります。後は、自分の第一印象をどれだけ信じるかですね。

6-3.人間関係は比較的楽

病院に比べたら、人間関係は複雑ではないといえます。

医務室があるようなところは、たいていは大企業です。転勤や異動がつきものです。その会社にもよりますが、「苦手な相手がいても、しばらくすれば異動で交代する」ということは、病院よりは期待できます。

また、業務内容もシンプルなものが多いので、病院勤務に比べれば自分のペースで働くことができます。

 

7.募集はどこで見つけられる?

ナースとドクター タブレット

 

7-1.求人の数が少ない、たまにしかない

一般に求人情報が出回らない一番の理由は、「求人の数が非常に少ない」ためです。

医務室があるのは、ほぼ大企業に限られます。医務室の数は多いわけではないのです。

しかも大会社であっても、医務室にいる看護師は数人です。2、3人だったり、「医師などほかの常勤スタッフもおらず、完全に看護師1人だけ」ということも珍しくありません。

募集があるのは、「たまたま何かの事情で、今いる人が辞めた」か、「工場や支社など大きい部署の新規立ち上げ」の場合ぐらいです。

一方で

看護師にとっても人気の職場です。いったん就職した人はなかなか辞めません。「大きい部署の新規立ち上げ」なども早々あることではありません。

なので募集は、たまに1人か2人出るぐらいなのです。

また雇用形態もいろいろな形式があります(バイト、パート、正社員)が、求人数が少ないので、募集がどの形態かあまり選べないという不利な面もあります。

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7-2.会社側は採用数を絞りたい

しかも、採用側には「応募する人を絞り込みたい」という考えもあります。

少人数でやっているので、即戦力が必要です。「実務経験3年以上」などと条件が付けられていることが多いのもそのせいです。産業保健活動経験者は有利といえます。

この募集を広く公開してしまって、採用される可能性の薄い人まで殺到するのを避けたいのです。ということで、必要のある会社は、転職サポート会社に声を掛けることになります。

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8.医務室の看護師求人をネットで見つける上手なコツ

指差す・ナース

看護師転職サイトで医務室の看護師の求人を探すときのポイントは

①看護師専門のサイトを選ぶ

②ひとつにしぼらず、複数のところに登録しておく

③会社の医務室希望でも、それに限らず、近い職種まで選択肢に入れる

という点です。

医療室勤務の看護師募集は、ほとんど公開されていません。まずは、転職サポートに登録して、その紹介を待つのが一番の近道でしょう。

転職サポートは1つだけでなく、2つ、3つかそれ以上に登録しておいたほうが、求人に触れるチャンスが広がります。

・地方はやはり不利です。

都会にいる人はそれほど問題にはならないでしょう。ですが、地方に住んでいる人は、できれば近いところに拠点のある転職サポートを選びましょう。

単に、「地元の情報に強い」という理由だけではありません。面接の練習など、実際にコーディネーターに会う必要も出てくるからです。

これは特に大事です。

医務室の募集では面接で聞かれる内容も、医療機関とは全く異なります。担当者と一緒になって十分な対策が必要です。

8-1.看護師専門サイトを使う

まず、頭に入れておくべきことは、「医務室の看護師の募集は、たまにしか出ない」「一般に公開されるような求人ではなく、転職サポートの非公開求人がほとんど」という点です。

採用しようという会社側は、看護師のことについてほとんど知りません。ですから、人事担当者も自分たちだけで選ぶよりは、転職サポートの助けを借りるのが当たり前になっています。

看護師専門ではない転職サイトの場合、担当者が医療分野に詳しくない…ということがあります。あらゆる業種を扱っていて、看護師もついでに手掛けているという会社では専門性の高い看護師転職には弱いですね。会社の医務室は、看護師の職場の中でも少し異例ですので、これでは頼りになりません。十分に分かっている担当者がいるところを選ばなければなりません。

8-2.複数登録する

8-2-1.求人は転職サイトをごとに違う

ただ、各転職サイトは同じ案件を扱っているわけではありません。それぞれ得意な業種の企業も違います。

会社ごとに採用条件も微妙に異なっています。たとえば、先ほど挙げた実務経験にしても、ほとんど気にしないようなところも、たまにはあるようです。

ですから、自分に有利な条件の募集に出会うためには、複数の求人サイトに登録しておいたほうが断然有利になります。

8-2-2.登録は多いほうが有利

「複数のところに登録しておく」というのは、それぞれに持っている求人の案件が違うからです。

できるだけ選べるところを多くしておいたほうが、自分が希望するようなところや、相手が採用してくれるところが多くなります。

9.医務室以外も選択肢に

また、今は「会社の医務室」と考えていても、ひょっとしたら、それ以外にも自分の考えている条件に会う職場があるかもしれません。

たとえば、大学内の「保健センター」です。これならば、相手が従業員から、学生や先生になるだけで、仕事内容はそうは変わらないはずです。

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