ストックホルム症候群の恋愛下手女子が増えている!ダメ男好きの事例に注意?!
2016/07/31
ダメ男を見てると、私が何とかしてあげなくちゃ!と恋愛モードになる女子は多いです。
母性本能が強い女性とも言えますが、一方でダメ男にだまされて浮気されたり、恋でボロボロになってしまうことも・・・
実はあなたの恋は母性本能ではなくて、ストックホルム症候群という心理学上の病気?かもしれません。
目次
ストックホルム症候群とは?人質が犯人を好きになってしまう不思議な現象
ストックホルム症候群という病名が生まれたきっかけは、スウェーデンのストックホルムで起こった事件です。
米国での女性監禁事件の裁判で精神科医が証言台に立った際、このストックホルムで起きた銀行強盗の犯人と人質女性の信頼関係を例に挙げたことがきっかけです。
それ以来、日本国内でも、長期間にわたる誘拐事件の際に犯人をかばうような被害者の言動が見られると、「ストックホルム症候群」ではないか?と考える風潮ができてきました。
実際誘拐事件の裁判でも、誘拐された女性が逃げなかったという場合、検察側がストックホルム症候群を例に挙げて、逃げる隙はあったけれど逃げなかったという心理的な理由にあげる傾向があります。
犯人と人質が恋に落ちるなんて本当にあるの???
実は心理学的に考えると何の不思議もありせん。
銀行で1週間にわたって人質になった行員の心理として、危機的状況の中で人質が犯人に対して「トイレに行かせてほしい」、「喉が渇いた」などの要望に応えてもらうと、生命の危機を感じていた人質は、犯人のほんの少しの配慮を優しさと勘違いしてしまいます。
たったこれだけのことで犯人に対して警戒心が無くなり、人質は犯人に対して同情を見せたり、犯行に至った理由を聞くなど、コミュニケーションを図ろうとします。
緊迫感の中で相手に適合しようとする自己防衛本能なのかもしれません。
そして、一方で犯人はその態度を見て人質を気遣うようになります。
やがて犯人と人質の間に信頼感が生まれるだけでなく、人質は犯人に対して愛情さえ感じることもあり、包囲している警官や外界に向けて反感の目を向けるようになり、警官に対して反抗的な態度をとることがあります。
日本では?
日本の刑法では、このような状況下で人質が警察の捜査に対して非協力的で、警官が侵入したことを犯人に知らせるなどの反抗的な態度を取った場合、刑法の用語で「期待可能性不存在」といいます。ただ、「適法行為を期待できる状況ではないこと」を理由に罪に問われません。
人間の防衛本能がそうさせるという心理分析もありますが、それだけにとどまらないケースもあります。犯人が出所した後に、人質だった2人がわざわざ犯人宅を訪ねたことも。。
一方でその時に愛情を感じた人質でも、銃を向けられるなど生命の危機を感じた場合は解放された後にPTSDが残ることがあります。
家庭内ストックホルム症候群というものもあります
似たような犯人と人質の疑似恋愛関係は、実は家庭の中でも生まれやすいものです。
家庭内ストックホルム症候群は、母親が父親の事をバカにしているという前提があります。そして、父親がダメな人間の犯人の役割になります。一方で娘が人質役になります。
娘は、小さい頃は父親が好きだったけど、両親の夫婦仲の悪さ(=父親のダメっぷり)を散々見ているうちに同情が変化した疑似恋愛モードに陥りやすいです。
その結果、大人になった後も娘はダメな男ばかり好きになってしまい、娘自身の将来も破滅の道へ進んでしまうという仕組みです。
ダメ男好きな女子が生まれてしまうメカニズム
夫婦喧嘩をしても、父親は言い負かされて何も言い返せない情けない男
娘はしかし、そんな父親に同情してしまって可哀そうだと思っています。一方、父親は怒りの持っていきどころがなく娘に甘えて依存してしまう。そして娘もそれに応えるようになる。
それでいて自分の娘だけに、女性として見る事がないのは当然なので、必要がない時は娘に冷たい態度を取ることもある父親。
少女時代のパニック
そんな父親は娘にとって面倒な存在ではあるけれど、まだ小さい娘は見捨てられたらこの先どうやって生きていこう?という恐怖心もありながら、私がいなくなったら、この犯人=情けない男=父親はどうなるんだろう?という不安が先に立ってしまう傾向にあります。
同情、不安、恐怖心、ストレス、面倒など小さい心はいろいろと複雑な状況に陥ります(一種のパニック)。
演じることで心の平静を保つ
この事態を解消するためには、親が望むことを態度で示すという従順な子供を演じる必要があると考えるようになります。
その状態が続いていくと、恋愛相手にも父親と同じもの(=ダメ男)を求めてしまい、同じように従順に演じる傾向にあるようです。
実は幼いころからの悲しい習慣で自分は従順になるという演技が心地よいのかもしれません。
その結果ダメな男で可哀そうな彼をみると、魅かれて求めてしまう・・・。
ダメ男が心地いい!知らずに求めてしまう危険な心理
男性にダメっぷりと冷たさがあると、幼いころの自分の役割を果たそうとして従順な女の子を自然と演じていきます。
自分が従順な態度を示すことで、ダメ男と持ちつ持たれつの関係になります。
実はこの依存関係が本人は心地よい!
父親の時と同じように相手に同情をしながら生きていくようになります。同情が愛情に変わるかといえば難しいところで、本当の恋愛とは言えないものですが、本人はこれが恋、と考えています。
また、娘はその生き方でこれまで上手くいってたのだから、自分の考え方は間違っていないとも思い込んでいます。
恋愛においても主導権を握ろうという考えも起きません。ドM体質な女子はこの状態です。
そしてダメな男の言いなりになり、相手に振り回され、その結果痛い思いをするばかり・・・。自分でも周りも男運が悪いなと感じています。
まとめ
幼いころの家庭環境で恋愛体質は大きく影響を受けています。私って男運がないな~とずっと嘆いている女性は、同情と愛情をきちんと見つめ直して、自分の心の癖を見つめ直すことが必要です。
ダメ男を見て思わずときめいてしまうのは、かなり危険です(笑)。幸せな恋のために、ダメ男には近づかないか、一旦冷静になりましょう(笑)。!
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