プロゲステロン(黄体ホルモン)とは何?“妊活”だけではなく、女子力UPに味方につけよう!
2016/07/30
女性の皆さん、プロゲステロンに注目しましょう。
プロゲステロンとのつきあいかたがわかっていると、こんないいことがあります。
①お肌がきれいになるなど、美しくなれます。
②“妊活”(妊娠活動、不妊治療)がスムーズにいきます。
1.エストロゲンとプロゲステロン、この2つのバランスがポイント
「女性ホルモン」と呼ばれるものには、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」があります。
このふたつのバランスで、排卵・生理などを調整しています。
生理の時に、「イライラする」「お肌が荒れる」「便秘がち」といったのは、このプロゲステロンの作用です。
女性であるからには、ある程度は避けられません。でも、プロゲステロンが強すぎるようならば、治療も必要です。
2.プロゲステロンの分泌が多いと
・皮脂の分泌が増えます。
・なので、お肌が荒れたり、ニキビができやすくなります。
・多すぎる皮脂のせいで、お化粧も崩れやすくなります。
・ほかのマイナスのホルモンの分泌も多くなり、色素が沈着しやすくなります。
・気分がイライラしたり、やる気が出なかったり。精神面でもコンディションがよくありません。
この時期は堪えて、やり過ごすしかありません。いつよりも慎重にお肌のお手入れをしましょう。
3.エストロゲンがたっぷり出ているとき
・お肌はとても安定しています。
・お肌ケアの効果も着実に出ます。
エステサロンに通い始めたり、新しい化粧品を試す絶好の機会です。
4.エストロゲンとプロゲステロンの関係
4-1.プロゲステロンの役割
・体温を上げ、受精卵が着床しやすくする。
・乳腺を発達させる。
・子宮の収縮を抑え、妊娠を維持させる。
・乳がんや子宮内膜症、子宮内膜がん、子宮筋腫を防ぐ。
だから、妊娠し、丈夫な赤ちゃんを産み・育てるのには、プロゲステロンも必要なのです。
4-2.生理周期とプロゲステロン
生理の周期は28日程度です。ご存じですよね。
この間に①卵胞期、②排卵期、③黄体期、④生理と進んで、また①に戻ります。
①卵胞期
妊娠のための準備をする期間です。
卵巣にある卵胞からエストロゲンが盛んに分泌され、子宮内膜も厚くなります。
また、お肌がきれいになり、髪の毛にもツヤが出ます。
実はこうやって魅力的になることにより、男性の目を引きつけているのです。これも妊娠のための準備ですね。
②排卵期
エストロゲンの作用により、成熟した卵子が卵胞の中から出てきます。
これが排卵です。
前の生理からは14日目ぐらいです。
③黄体期
プロゲステロンの分泌は卵胞期の後半ぐらいから増え始めていますが、ここで更に増加します。
エストロゲンの分泌もまだ高いレベルを保っています。
妊娠したら、この状態が続きます。
ですが、妊娠しなければ、準備した子宮内膜や卵子は不要です。子宮からはがれ落ちて、血液とともに外に出ます。これが生理(月経)です。
生理が起きると、これを境に、エストロゲン・プロゲステロンの分泌量も一気に減ります。
5.ホルモンバランスが崩れると
エストロゲンとプロゲステロンは「どちらが多ければいい」というものではありません。互いに影響しあって、役割分担をしています。バランスが大事です。
このふたつのバランスが崩れると、次のような症状が出ます。
5-1.身体的なもの
生理痛、生理不順、乳房のハリ、痛み、肌荒れ、ニキビ、腰痛、むくみ、のぼせ、疲労感、体重増加
5-2.精神的なもの
イライラ、ユウウツ、情緒不安定、八つ当たり、緊張感、集中力欠如
これらはまとめて、PMS(月経前症候群)と呼ばれます。
また、こういった症状が出ても、必ずしもPMSとは限りません。その時は、ほかの病気が潜んでいるかもしれません。これはこれで要注意です。
6.エストロゲン・プロゲステロンのバランスを保つには
・無理なダイエットをしない。
・ストレスをためない。
・栄養バランスのいい食事を取る。
・質のいい睡眠を取る。
早い話が「健康的な生活を心がける」ですね。
どれも大事なのですが、それでも「わかりやすい」「実行しやすい」というのを挙げると、やはり食事です。
・糖分の多いものは避ける。血糖値が上がると、一瞬イライラが鎮まるが、その後急に血糖値が下がり、もっとひどいイライラが来る。
・コーヒー、紅茶、栄養ドリンクなどカフェインの多いものを避ける。塩分やアルコール類も同様。
・ビタミンEなどのビタミン類、マグネシウムなどのミネラル類の多いものを取る。
7.プロゲステロンの分泌が多いと、便秘になる?!
プロゲステロンには、子宮の内膜を厚くする作用があります。これは妊娠のための準備のひとつです。
と同時に、子宮を作っている平滑筋の動きを弱くします。妊娠した場合を考え、収縮をしにくくしているのです。
この作用は、同じく平滑筋でできている腸まで影響を受けてしまいます。
「腸の平滑筋の動きが弱くなる」というのは、「蠕動運動が悪くなる」というのと同じです。それで、便を送り出す能力が落ちてしまいます。
ですから、プロゲステロンの分泌の多い時期には、食べ物に気をつけたり、適度な運動をしなければいけません。
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