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顔のコリのマッサージが欠かせない!顔の凝りをほぐす上手なポイント

   

体の中の凝るところは、だいたい肩か首辺りと決まっています。

たまに、重い荷物を持ったり、長時間歩いて、「腕の筋肉が凝った」「脚が凝った」といった言い方をする人もいるにはいますが、これはかなり少ないですね。

肩や首以外の筋肉も懲ります。それは顔も例外ではありません。

顔の凝り(顔のコリ)は表情を不自然にするだけではなく、お肌の色を悪くしたり、顔面をむくませたりします。特に女性にとっては、美容の上からも大問題です。解消する方法をしっかり覚えておきたいものです。

1.顔の凝りとは

1-1.凝った筋肉ではなにが起こっているか

凝りとは、最もシンプルにいえば、「筋肉が縮こまったままになり、硬くなっている状態」です。

その筋肉の中では、毛細血管なども圧迫されて変形し、血液やリンパ液が十分には流れません。栄養は運ばれてきませんし、老廃物や疲労物質がたまったままになります。

不快感や痛みを感じるのは、毛細血管のコンディションが悪くなっているだけではなく、神経までもが圧迫され、刺激を受けているからです。

1-2.なぜ首や肩は簡単に筋肉が凝るか

最もよくある筋肉が凝る理由は、「無理な姿勢や同じ姿勢を長時間続ける」です。典型がパソコン作業などのデスクワークですね。

寒い季節に外出先から帰って、急に肩のこりを意識したことはありませんか。これは、寒さのせいで肩をすぼめ続けているためです。これだけでも、無理な姿勢と同じような作用をしてしまうのです。

体の中で特に肩や首が凝りやすいのは、人間が二本脚で歩くようになったせいです。立っているだけ、イスに座っているだけでも、首や肩は重たい頭を支えなければいけません。作業らしい作業をしておらず、起きているだけで肩や首には大きな負担がかかっているのです。

これに対し腕や脚などの筋肉は緊張状態になり続けるになることは少ないです。とはいえ、力仕事などを長時間やると、やはり筋肉が収縮したままになり、凝りが発生してしまいます。

1-3.顔が凝る原因

顔の凝りは、肩・首、腕・脚とはまた原因が違います。

顔にも筋肉はあります。いわゆる表情筋です。「顔の凝り」とは、つまり「この表情筋が縮こまったままになっている」ということです。

原因はいくつのパターンがあり、「接客業などをしているため、笑顔など表情を作り続けなければならない」といったのが一例です。いわゆる「営業スマイル」ですね。

もちろん、接客業をしていなくても、表情を作ることが多い人は、顔が凝りやすいです。

「しかめっ面ばかりしている人」というのも、この「『表情作る』ことが多い人」の一種です。

逆に、無表情な人の中にも顔がよく凝る人がいます。

この場合は、あまりに表情筋を動かすことが少なく、その中にある血液やリンパ液が動かなくなってしまうのです。

ほかの体のどんな部位も同じですが、筋肉の活動は血液・リンパ液の流れを促しています。

血液が来なければ栄養も運ばれてきませんし、リンパ液が動かなければ老廃物も運び去ることができません。これでまた表情筋の動きが悪くなり、硬くなったままになります。負のスパイラル状態です。

あるいは、肩や首の凝りが原因で、表情筋まで凝っている人もいます。

肩や首の皮や筋肉はそのまま顔につながっています。肩や首で血液やリンパが流れなくなると、顔までそうなるのは当たり前のことです。

また、顔からさらに上の頭皮まで同じ影響を受けていることが多いです。髪のツヤやハリがなくなったり、抜け毛が多くなったりします。

1-4.凝りの悪化要因

このように顔の凝りの直接的な原因は、「表情筋の使い過ぎ、あるいは、使わなすぎ」です。

ですが、この面で同じようにしていても、凝る人と凝らない人がいます。「間接的原因」や「悪化要因」といわれるものが影響しています。

「血行が悪い(冷え性)」「運動不足」「ストレス」「ホルモンバランスの乱れ」「加齢による新陳代謝の低下」などです。

これらは美容上のトラブル全般に共通することです。

2.顔の凝りを放置すると

顔の凝りは気がつかない人が多いです。肩や首ほどには不快感や痛みが出ないからです。そのため、放置してしまうことも少なくありません。

凝りがあるようでは、表情筋もスムーズに動いてくれません。表情も不自然になったり、乏しくなったりします。

また、その表情の下では、血液やリンパの流れが悪くなっています。皮膚や筋肉の細胞の新陳代謝にもマイナスです。シミ・ソバカス、たるみ、ニキビ、ほうれい線、ツヤのなさなどなど、あらゆるお肌のトラブルにつながります。

また、逆にこういったトラブルが「いくら原因を考えても思いつかない」というのであれば、顔の凝りが原因になっている可能性も高いです。

3.顔の凝りのチェック方法

なかなか気がつかない顔の凝りですが、次のような方法でわかることがあります。

・顔の皮膚を指で押す

指で顔面を押していくと、明らかに硬くなっている筋肉がみつかることがあります。あるいは、ほかの部分よりも痛みが強く走るところがあれば、それが凝っている筋肉の可能性が高いです。

ただ、これに気がつくためには、たまには同じことをやって、問題のない状態を覚えておく必要があります。

・鏡で顔の左右のバランスをチェックする

顔の左右が同じように凝ることは、ほとんどありません。顔に凝りがあると、左右の対称が崩れることが多いです。

特にほお骨に注目してみましょう。左右で高さが違うような場合があります。

4.顔の凝りの解消の仕方

顔の凝りだからといって、解消の仕方は、肩や首と大きく違うわけではありません。

最もストレートな対策は、マッサージです。あとはツボ押し、ストレッチなどです。

また、これらのノウハウは、「小顔になるには」のノウハウとほぼ同じです。

4-1.マッサージ

額や目の周りなど、それぞれに部分ごとに適したマッサージもあります。ただ、これを実際にやるのはなかなか大変です。

硬くなっている筋肉が見つかったら、その部分を軽くつまんだり押したりします。これで十分にマッサージになります。

くれぐれも力を入れ過ぎないようにしましょう。逆効果になります。

もうひとつ、とっておきの手があります。小顔対策・エラ張り対策の「小顔ローラー(美顔ローラー)」を使います。顔面全体やあるいは特に凝りが感じられるところの上を、コロコロと転がすだけでOKです。

4-2.ツボ押し

顔の凝りを解消するツボには次のようなものがあります。

・觀髎(けんりょう)

ほお骨の盛り上がっている部分のすぐ下です。やや場所が見つけにくいです。見つけ方のひとつは、「ほお骨の下の縁を押し上げるように探っていくと、痛みがやや強くなるところ」です。

・散笑(さんしょう)

小鼻と口角(くちびるの端)のちょうど間ぐらいです。「ほうれい線の真ん中」と考えてもいいです。

・四白(しはく)

目の中央の真下、指1本の太さ分ぐらい下がったところです。ここも指で探っていると、くぼみがあるのでわかります。

・下関(げかん)

耳の穴から少しほおに寄ったところにあります。口をかっと開けてみましょう。骨が盛り上がる部分が、この下関です。
ほかには上廉泉(かみれんせん)、地倉(ちそう)、承漿(しょうしょう)などです。

これらを、指でじんわり押したり、小さく円を描きながら押さえます。

4-3.ストレッチ

いくつか種類がありますが、最も簡単で効果も高いのが「あ・い・う・え・お」です。

これらの音を順番に、できるだけ大げさに口を動かして発音します。

「口角やほお骨の位置が変化しているか」を鏡でチェックしながらやりましょう。

5.肩や首の凝り解消・悪化要因対策も忘れずに

先に申し上げたように、表情筋自体よりも、肩や首が凝り、その影響で顔まで凝ることがあります。

この場合はもちろん、肩や首の凝りの解消をしなければいけません。やるべきことは、マッサージ、ストレッチ、ツボ押しなどなど、一般的な肩こり対策と同じです。

また、顔の凝りしか感じていないようでも、肩や首、さらには頭皮まで一緒に対策をやることで、顔の凝りも一気に解消しやすくなります。

悪化要因も、やはり放置してはいけません。

こちらの対策は、「規則正しい生活」「バランスのいい食事」「ストレスをためない」「適度な運動」などです。肥満、シミ・ソバカスなど、ほかの美容上のトラブル対策と全く同じです。

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