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MCTオイルって危険なの?ダイエットの効果的な方法のためのおまとめ

   

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美容や健康を考えるとき、「食事に含まれる油をどうするか」はとても大事です。

「ちゃんと気にしていますよ。油は控えめにしています」といった人も多いでしょう。

でも、それ、間違いかもしれません。確かに、とり過ぎている人も多いです。ですが、体に必要なものでもあります。単純に「とらなければいい」というものでもないのです。

「質のいい油を、必要な分だけとる」と考え方を改めましょう。

その「質のいい油」の代表がMCTオイルです。

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あまり聞いたことのない言葉かもしれません。ですが、中鎖脂肪酸ならばあるのではないでしょうか。混じりっけなし、中鎖脂肪酸100パーセントのオイルがMCTオイルです。

1.MCTオイルとは

1-1.脂肪酸の種類

脂肪酸は教科書風にいえば、「カルボキシル基を1個もち、炭素原子が鎖状に連結したカルボン酸の総称」ということになります。

これではピンとこないでしょうから、「私たちの体が活動するときに使う燃料」と覚えておきましょう。

このうち、常温では個体になるものが脂肪です。ですから、何かと気になる体脂肪も、この脂肪酸の集まりと考えていいです。

いろいろな種類がありますが、たまには名前を聞くものでいえば、「酢酸(お酢の酸味の成分)」「酪酸(バター・チーズの成分)」「リノール酸(大豆油・コーン油などの主要成分)」や、最近はサプリメントの成分としておなじみの「EPA」も脂肪酸の仲間です。

これらのうち、連結している炭素原子の鎖が、長いものを「長鎖脂肪酸」、短いものを「短鎖脂肪酸」、その中間のものを「中鎖脂肪酸」といいます。

食事などでとった脂肪酸を消化吸収するには胃腸の中で分解しなければいけません。

ですから、もともと炭素原子の鎖が短いものほど、分解の手間が少なく済みます。その分、消化吸収もいいのです。

ですから、この3つの中では短鎖脂肪酸がベストです。

短鎖脂肪酸を含んだ食材には、牛乳やチーズなどの乳製品があります。ただ、決して量は多くないです。その上、その何倍もの長鎖脂肪酸を含んでいます。

「短鎖脂肪酸が効率良くとれる食材はない」と断言しておきます。

1-2.中鎖脂肪酸が含まれている食材

となると、その次にいい中鎖脂肪酸を積極的にとり、長鎖脂肪酸は避けるのが賢い食生活です。

ただ、サラダ油(大豆油・コーン油)、オリーブオイルのように普段よく使うものに含まれているのは、どれも長鎖脂肪酸です。

「キャノーラ油」などとして、体にいいことをアピールされているものでさえ、長鎖脂肪酸です。

一方、中鎖脂肪酸を含んでいるのは、ココナツオイル、パームフルーツなどです。

このため、ココナツオイルは健康・美容に気を配る人の間では大人気です。

とはいえ、ココナツオイルの場合、その脂肪分のうちの約60パーセントまでが中鎖脂肪酸で、残りの40パーセントは長鎖脂肪酸です。

また、ほかの中鎖脂肪酸を含んでいる食材も、種類が少ない上に、日ごろから使っているものはあまりありません。

これらのオイル類を原料にして、まじりっけなしの中鎖脂肪酸だけにしたものがMCTオイルです。

1-3.MCTオイルの効果

ですからココナツオイルを使っても、MCTオイルを使っても、期待する効果の種類は同じです。ですが、純度の高い分、MCTオイルの方がしっかりと効果が出ます。

また、ココナツオイルはココナツの味やにおいが残りますので、使い方が限定されます。一方のMCTオイルは、ほぼ無味無臭ですので、なんにでも使えます。

この中鎖脂肪酸が、長鎖脂肪酸よりも優れている点はいくつもあるのですが、その理由をたどっていくと、たいていは先に挙げた「分解・吸収が早い」に行き着きます。

「すぐに吸収される」ということは、「体にため込むことなく、そのままエネルギーとして消費してしまう」ということにつながります。「体脂肪になる前になくなってしまう」ということですから、そのまんま「太りにくい」ということになるのです。

またこれ以外では次のような効果が知られています。

・脳神経疾患の改善

MCTオイルをとることで、体の中でのケトン体の量が増えることが知られています。ケトン体は、脳神経のエネルギー源として、なくてはならないものです。

ケトン体が十分にあることで、脳神経の代謝が改善され、活性酸素や炎症によるダメージもすぐに回復できます。

これで症状が改善されたり、予防になる具体的な病気としては、アルツハイマー、認知症、脳卒中、パーキンソン病、さらにはてんかんや自閉症などがあります。

・抗酸化作用

ケトン体の一種に、3-ヒドロキシ酪酸があります。これに活性酸素を無害化する作用があります。

つまり、美容ではおなじみの抗酸化作用です。

細胞の老化を防ぎ、ターンオーバーも促してくれますから、美肌などにも役立ちます。そればかりか、アトピーなどのアレルギーへの対策にもなります。

2.MCTオイルの買い方・使い方

2-1.通販がおすすめ

あまりなじみがないように思われるMCTオイルですが、実はもう40年も前から病院食などでは積極的に使われてきました。

もちろん、先に挙げた病気の症状の改善のためもあります。また、腎臓などの内臓への負担も少ないため、体の弱った人には使ったほうがいいのです。

一般の人には、まずはココナツオイルのダイエット効果が注目されました。そこから、一層効果の高いものとしてMCTオイルまで脚光を浴びたような形です。

ただ、今でも一般のスーパーにはなかなか置いていません。あればよほどのラッキーです。

ほとんどの人は通販のほうが間違いないでしょう。それに通販ならばいくつももの種類の中から選べます。

2-2.おすすめの使い方は自作のマヨネーズ・ドレッシング

1日の適量は30グラムまでです。大さじにすると2杯程度です。

「この分をとればいい」というのではなく、「一般的なサラダ油などを使っているのを減らし、この量を目安にMCTオイルに置き換える」というのが基本です。

もし、プラスしてしまうと、その分だけカロリーオーバーしてしまい、せっかくのMCTオイルの効果を打ち消すことになってしまいます。

ただ、使い道は少し選ばないといけません。高温になると、簡単に焦げて煙も出ます。いためものや揚げものには使えません。

最もお手軽な使い方は、コーヒーなどの飲みものや、スープ・みそ汁などに混ぜる形です。無味無臭なので使いやすいです。ただ、これだと、普段から油が不足気味の人はいいですが、すでに足りている人には余分になってしまいます。

すでに油が足りていたり、減らしたほうがいいぐらいの人は、自作のマヨネーズやドレッシングにするのがおすすめです。

意外に気がついていない人も多いですが、市販のマヨネーズやドレッシングにはかなりの量のオイルが使われています。もちろん、一般的なものは長鎖脂肪酸のオイルです。

あるいは、いためものなどで「油が少ないと物足りない」という人もいるでしょう。その場合は、「少なめの普通のサラダ油で調理し、あとからMCTオイルをプラスする」というのもいいでしょう。

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