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うんち移植が今、有名大学で行われている?!難病に効くうんこの力~なんと1700年前からあった、抗生物質いらずの神治療法だった!!

      2015/08/06

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腸内フローラ(腸内細菌叢)をそのまま移植!

全国に腸内フローラを有名にしたNHKの特集番組が原因かどうかわかりませんが、

慶応大や順天堂大学などで今続々とうんち移植が行われています(笑)。

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正確には糞便移植と言いますが、うんちの中の細菌だけを移植します。

重量にして糞便の中の約半分が腸内細菌叢を形成している細菌でできています。

なので、カスは除外して移植します。移植に不要な食べかすや、未消化のひじき、煎りゴマ、セルロースは、フィルターにかけて細菌だけを患者の大腸内に入れるというのが、この「うんち移植」のことです。生きたまま腸に届くシンプルな方法です。

細菌を壊さずに治療するのは意外と大変

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腸内細菌叢は腸内フローラと言いますが、お花畑と言われる事も。

参考 ⇒ 腸内フローラがすごい!~お花畑を腸に作る、若さの秘密はここにあった!~

https://tenshoku-maquia.com/lifework/477.html  (お花畑はこちらを参照)

抗生物質は実はデメリットだらけで使えない?

細菌感染症の場合に抗生物質を使うと必要な細菌まで殺菌してしまうというデメリットがあります。

時には善玉菌と悪玉菌の拮抗状態が崩れてしまうことがあります。

特に有効菌種の多いテトラサイクリン系の抗生物質を長期連用した場合、乳児のうんちは無臭になりますが、これは善玉菌も悪玉菌も全て死んだ状態で出てきた証です。

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また、乳児に限らず小児科ではテトラサイクリンやミノサイクリンは通常使われません。永久歯が黄色くなったり成長に支障をきたすことがあります。

緊急時の時だけ例外に

強力なテトラサイクリンやミノサイクリンは主に緊急時に限って使用されます。

例えば、重症の肺炎で緊急入院をした場合などは、原因菌が何なのか判明しないまま、すぐに抗生物質を使う必要が出てきます。細菌を培養して抗生物質の有効性を判定している暇はありません。そこで、有効菌種の多いテトラサイクリンを使うことがあります。

臭いがあるのは細菌が生きている証!

それはともかく、善玉菌の乳酸菌やビフィズス菌と胆汁交じりで雑菌のない場合は酸っぱい臭い。

黄色ブドウ球菌やウェルシュ菌、一部の大腸菌などの悪玉菌が混ざると腐敗臭やタマゴの腐った臭いの元の硫化水素がごく微量発生します。

どちらにしても細菌があれば臭いはあるもので、きちんと活きているので正常な証です。

ちなみに無臭の場合は無菌状態を意味するので、うんちの量も半分程度ですが、異常な状態と言えます。

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非常時に有効な手段! 抗生物質不要の治療法!

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というわけで、副作用の多い抗生物質を使うより、うんち移植の方が効率的ではないかということで、現在臨床試験が行われています。この治療法で潰瘍性大腸炎の患者を治療するという臨床試験の最中です。

ドナーが何者かは明らかになっていませんが、少し気になりますね(笑)。ただ、今のところ国内では大腸限定の臨床研究の段階なので、20歳以上の潰瘍性大腸炎の患者が対象になっています。ドナーは2親等以内の家族、もしくは配偶者となっています。

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腸疾患以外にも糖尿病や慢性疲労症候群、不眠症にも効果があるので、そっちの臨床試験も始まっているようです。

排便の後、時間が経過すると環境次第で細菌が死んでしまうので、出来るだけ排便の後に時間をかけずに移植するのが最近の傾向になっています。

そのため、日本では排便後の処理時間を含めて3時間以内の移植が行われています。

死亡率の高い難病の強い味方、う〇ち移植!

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米国疾病対策センター(CDC)によると、クロストリジウム・ディフィシル(C.difficile)菌の感染症数は全米で推定45万人にのぼり、年間3万人もの死亡者が出ていることが問題になっています。

この感染症は抗生物質を使うと腸内細菌叢のバランスを壊すだけでなく、逆に毒素を出すことで腹痛や下痢、大腸炎を起こします。抗生物質の投与をやめれば治癒するという面倒なものです。

抗生物質を使うと芽胞※の状態で生き残って毒素を出してくる事が、治療するうえで大きなネックに。

※芽胞というのは真菌が身を守るための手段で、アルコール消毒や熱や周りの環境に関係なく生き残ります。ボツリヌス菌や炭疽菌も同じで、75℃10分間殺菌でも耐えます。嫌気性なので腸の中でも元気に繁殖します。

クロストリジウム・ディシフィル菌は抗生物質を使っても生き残るので、うんち移植をするしかない!という状態でした。そして、医療後進国の日本でも治療成績は良好という結果なので、今後の主流になるかもしれません。

日本でも始まるうんち移植、体質の変化も期待できる!?


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日本国内では現在のところ、再発性クロストリジウム・ディシフィシル感染症、消化性大腸炎やクローン病、腸管型ベーチェット病などの患者で臨床試験を行う予定です。

副作用はあるの?

他の作用として判明していることは、太っている人のうんちを移植したところ、細身の女性が太ってしまったということもありますが、単に食欲が出て太りやすい体質に変わったようです。

逆に痩せる細菌も発見されているので、食べても太らない体質にすることも可能です。

近い内に、「筋肉質で太らない体型」などと、うんちを手軽にオーダーできる時代になりそうです。しかし、せっかくうんちを移植した後に下痢をしたらどうなるのでしょうか(笑)?

実はヨーロッパではうんち移植は標準医療になっています。

1700年前からこの治療法は使われていたようで、米国では腸の切除をしたり、抗生物質の種類を変えたりして無駄な治療を行ってきたのかもしれません。

参考 ⇒ 腸内フローラがすごい!~お花畑を腸に作る、若さの秘密はここにあった!~

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