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チアシードの効果がスゴイ!セレブ御用達のスーパーフードの実力

   


ここ2、3年で急に注目を浴びるようになった自然食品があります。「チアシード」です。先に欧米のセレブが愛用するようになり、その話題が日本にも入ってきた形です。

「こんなに効果があって、こんなにお手軽なのに、なんで今まで広まらなかったのか」と不思議に思うスグレモノです。

肥満が気になっている人・肥満を予防したい人は、ぜひ試してみましょう。生活習慣病の改善・予防にも大いにプラスになります。もちろん、美肌などの美容効果も抜群です。

1.チアシードとは

「チアシード」とは、「チア(CHIA)の種(seed)」ということです。種の大きさは1ミリ程度です。また、種類によって種の色も、白、黒、茶色、灰色などがあります。乾燥状態でのチアシードの見た目は、ほとんどゴマと変わりません。「キウイの種」と表現する人もいます。

チアはシソ科アキギリ属の植物です。ほかのものでいえば、スパイスに使われるセージが同じアキギリ属の植物です。

中南米が原産です。アステカ族やマヤ族は古代から食べていたと考えられています。穀物としてだけではなく、薬にもなっていたようです。

ただ、中世以降、忘れ去られかけていました。南米でほそぼそと栽培が続けられていただけでした。

1990年代になって、このチアシードに注目するアメリカのNPO団体が現れ、大量生産に取り組み始めます。これが成功し、今日につながっています。

今では、オーストラリアが最大の生産国です。消費も多いです。ほかの主要な生産国は、やはり中南米に集中していて、メキシコ、ボリビア、アルゼンチンなどです。

日本にも入りだしたのは、この大量生産に成功してから後の2006年前後です。

2.チアシードの栄養素

チアシードにも種類があり、それによって含まれる栄養素の量は変わります。また、栽培方法も影響します。

実際の栄養素の量はそれぞれの商品のパッケージなどで確認していただくとして、ここではアメリカ農務省(United States Department of Agricultur、USDA)が公表している100gあたりの数値を挙げておきます。

熱量=486キロカロリー、たんぱく質=16.54グラム、脂質=30.74グラム(うち、一価不飽和脂肪酸=2.309グラム、多価不飽和脂肪酸=23.665グラム)、炭水化物=42.12グラム、食物繊維=34.4グラム
ビタミンC=1.6ミリグラム、ビタミンE=0.5ミリグラム、ビタミンA=17.8マイクログラム、チアミン(ビタミンB1)=0.62ミリグラム、ナイアシン(ビタミンB3)=8.83ミリグラム
カルシウム=631ミリグラム、マグネシウム=335ミリグラム、鉄分=7.72ミリグラム、カリウム=407ミリグラム、亜鉛=4.58ミリグラムなど

・オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸

この成分量を見ると、脂質がたくさん含まれているのが、ちょっと気になるところです。ですが、そのほとんどがオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸などの多価不飽和脂肪酸です。

近年、健康成分としてサプリメントの配合成分ですっかり有名になった、DHA・EPAにはαリノレン酸たっぷり含まれています。このαリノレン酸もまた、オメガ3脂肪酸の一種です。

また、オメガ6脂肪酸はいわゆるリノール酸、オメガ9脂肪酸はオイレン酸に含まれています。このどちらもやはり健康成分として知られています。

これらのオメガ3脂肪酸などはいずれも血液中の脂質の濃度を下げてくれます。

・必須アミノ酸

上の数字で見るようにたんぱく質も豊富です。たんぱく質はアミノ酸がつながったものなので、アミノ酸とほぼ同じものと考えていいでしょう。つまり、チアシードはアミノ酸も豊富なのです。

しかもその種類に注目です。必須アミノ酸が8種類も含まれているのです。

必須アミノ酸は「体内では作り出すことのないアミノ酸。必ず食事でとらなければいけない」というものです。もし、どれかひとつでも不足すると、細胞を合成したり免疫力を発揮するのに問題が出ます。

全部で9種類ありますが、そのうちの8種類までがチアシードで補給できるのです。

・食物繊維

食物繊維には水溶性と非水溶性の2種類があります。

水溶性の食物繊維はコレステロール値を下げる効果があります。また、食品の中の有害物質を包み込んでそのまま体外に排出してくれます。その有害物質が吸収されることもなくなりますから、「血液の質が上がる」ということになります。

また、非水溶性の方は便の体積を保ち、腸の壁を刺激し、蠕動運動を促進します。つまり、こちらは「便秘対策になる」ということですね。

チアシードにはこの水溶性と非水溶性の食物繊維の両方が豊富に含まれています。

・ミネラル類

カルシウムとマグネシウムの含有量は、2対1の割合になっています。この比率は、骨や筋肉を作るのに理想的とされています。

また、鉄分は貧血の予防・対策には欠かせませんし、亜鉛は代謝を促進してくれます。

どれもほかの食品では見られないぐらい豊富です。

3.チアシードの食べ方

3-1.どんなものにも合う

チアシードが好まれる理由はたくさんあります。豊富な栄養素ももちろんですが、その食べやすさも理由のひとつです。

また、硬い種ですので、保存が利くのもありがたいところです。商品にもよりますが、乾燥した状態でならば、1年程度大丈夫なようです。保存は常温でOKです。

実際に食べるときは、そのままでも使えます。ゴマ同様にご飯にかけるだけでもいいです。小麦粉に混ぜてパンなどにするのもおすすめです。

ですが、水に戻してからほかの食材などと合わせる人が多いようです。

種類にもよりますが、10-15分したしておくと、10-15倍程度の体積に膨らみます。1時間以上置くと、周囲がゼリー状になってプルプルになります。

この状態になると、しょう油をかけるだけでもおかずになります。また、蜜やミルクと合わせると、デザートにも早変わりです。コーヒーやヨーグルトなどに浮かせるのもOKです。

どんな使い方をしても、抵抗はないでしょう。チアシード自体にはほとんど味はありません。それでいて、水での戻し方次第でいろいろな食感が楽しめます。

水で戻したものであっても、3日程度ならば保存が利きます。

3-2.量に注意

先に見たようにけっこうなカロリーがあります。何しろ、100グラムで500キロカロリー近いのです。

ですから、いくら気に入ったからといって、大量に使うのはおすすめできません。せっかくのダイエット効果も高カロリーで打ち消してしまいます。

1日に10-15グラムをメドにしましょう。大さじ一杯分ぐらいです。これならば、カロリーもそれほど問題なりませんし、栄養素もしっかりととれます。

この程度の量でも、「意外に食べでがある」「腹持ちがいい」といった感想が多いです。やはり、食物繊維がしっかりと効いている感じです。

4.手に入れるには

これだけ注目度の高いチアシードなのですが、一般的なスーパーで扱うところまで入っていません。

もし、実際にパッケージを見て買いたいのならば、特に輸入食品に強い食料品店を選んだほうがいいでしょう。また、健康食品のお店やドラッグストアで扱っていることもあります。

あとはやはり通販ですね。

また、最近は「チアシード入りの飲み物・デザート」がたくさん商品化されています。

よく見かけるのは、アップル、グレープフルーツなど果汁にチアシードを混ぜたフルーツジュースです。ヨーグルトやジャム、クッキーなどもあります。やはり、何にでも合うんですね。

こういったものの中には、コンビニでも扱っているものもあります。

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