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孤独なマラソンランナーとランナーズハイの危険

   

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長距離ランナーはなぜ孤独?

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アラン・シリトー作「長距離走者の孤独」が英国で「長距離ランナーの孤独」というタイトルで過去に映画化されました。淡々と走り続ける個人競技のマラソン自体も孤独ではあるけれど、人生をマラソンに例えると孤独と言えるかもしれません。

周りに人がいるとしても人間は本質的に孤独な存在で、「自分のゴールはどこにあるのか?」と模索しながら生きています。そして、生きているだけで三大義務を課せられてストレスを感じる事が多いのです。

ランナーズハイの多幸感

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ところで、マラソンでは肉体の限界を超えると精神的に楽になると言われています。30~35キロの壁といわれる辺りで持久力の限界が試されます。この時体力の限界を感じ始めていますが、自分の限界を超えそうになった時に、(ベータ)エンドルフィンという神経伝達物質が分泌されて、突然に多幸感を感じたり、気分が楽になるというもの。

足の痛みもなくなり、走ることが楽になって全く疲れを感じる事もなく、多幸感を味わうというランナーズハイという状態です。これは「脳内麻薬で引き起こされる精神状態や身体状態」であって、本来なら痛みが出ているはずなのに、苦痛など全く感じないまま走り続ける事が出来るというもの。ヒトは体の痛みやストレスなどの精神的苦痛を感じるとエンドルフィンという神経伝達物質が脳内に分泌されて、苦痛の緩和が行われます。

体の誤作動を起こす脳内麻薬

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この状態は限界を超えて足の痛みを感じているはずなのに、痛みを感じないだけでなく精神的にも楽になるという体の誤作動のようなものです。楽だからといって走り続けると、走り終えた直後に筋肉痛がひどくなり骨がきしむという事が起きます。通常は翌日に筋肉が痛む程度ですが、エンドルフィンの作用で無理をした結果、体の痛みが麻痺すると、すでに限界を超えているのに走り続けられるわけです。

本来はずっと激痛が続き、精神的にも苦痛を感じて最大のストレスを感じているという状態です。それを麻痺させた状態が続くと「楽になった」と勘違いします。限界を超えているという信号として痛みが起きるのに、それを無視して走るのは危険な事です。骨折しても気付かずに走り続ける事もあるようです。

ランナーズハイをもう一度

危険な状態でもある「ランナーズハイをもう一度味わってみたい」という者もいます。もう一度体験したくて無理に肉体に負荷をかけた結果、エンドルフィンが脳内に放出されて、「生きていてよかった」という多幸感を感じるようです。

エンドルフィンを分泌させれば「若返り」と「健康」をもたらす。という持論を持っている人が、ランナーズハイを起こす方法などを書いています。

また、ハイデルベルク大学のチームは「長距離を走る事で痛みや不安を緩和させて、人間にもプラスになる」と言っているようですが、エンドルフィンは痛みや不安を麻痺させているだけで、人間的にプラスの面があるとすればエンドルフィンは分泌されません。

エンドルフィンとストレス

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エンドルフィンは脳内麻薬とも言われて、精神的苦痛から逃れようとする自己防衛本能のようなものです。気分がいいからといって喜ぶようなことではありません。ランナーズハイを味わいたいという欲求はストレスを求めることになり、有酸素運動のマラソンやジョギングではエンドルフィンと同時に大量の活性酸素を取り込んでいます。

実はエンドルフィンはストレスが溜まったときに放出される物質で、苦痛や肉体的限界はそれほど関係ありません。精神的に強いストレスを感じている状態の時に分泌されるのがエンドルフィンなので、肉体的に苦しい時に強いストレスを感じた結果、モルヒネと同様の作用によって、多幸感を感じる物質が痛みを感じなくさせて、不安がなくなり落ち着きを取り戻すします。

これは素直に喜べる状態ではありません。自分の持つ能力を100%以上発揮すると、筋肉だけでなく関節への負担は相当なものです。

ジョギングの危険性と突然死

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若返りどころか、ジョギングやマラソンで呼吸数が増えると一定の割合で活性酸素も入ってきます。呼吸量が多いほど活性酸素も多くなり、対内から排出させることは困難です。何らかの形で細胞などに作用して老化の道へ一直線に進みます。

というわけで、突然死が最も多いスポーツはジョギングで、次に多いのがゴルフです。ストレスが溜まっている事に気付かないで「肉体の限界を超えて楽になったからもう少し走ろう」という考えをする人はいつ突然死が起きても不思議ではありません。

 

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