プチ断食のやり方おまとめ！美人が実践している断食ダイエットのコツはこれ！

手軽に、安全に、体脂肪を落とす方法はないか……と調べていると、必ず目に入ってくるのが「プチ断食」です。

あるいは、「置き換えダイエット」「ファスティング」「酵素ダイエット」などにも気がつくかもしれません。実はこれらも結局はプチ断食と同じことを指しています。

今、人気のダイエット方法ですね。

実はプチ断食といわれるものにはいくつものパターンがあります。また、そこからそれぞれに自分流に工夫をしている人も少なくありません。

とはいえ、代表的なものとして、「一食置き換えダイエット」と「3日間プチ断食」を覚えておけばいいでしょう。

1.一食置き換えダイエット

1-1.一食置き換えダイエットの場合の食事パターン

朝・昼・夜と食べている食事のうち、一食を置き換え食にします。三食のうち、どこを置き換え食にするかは、自身の生活パターンに合わせます。

残りの二食は普段通りのものでいいです。

ですが、できれば昼を置き換え食にするよりも、朝か夜の方が効果的です。

というのは、最後に普通の食事を取ってから、次に普通の食事をとるまでの時間がしっかりと空きます。その分、胃腸なども一回は空っぽになり、すっきりときれいになります。

1-2.置き換え食には何が向いているか

「置き換え食」に向いているのは、「カロリーはほとんどなし。それでいて、ビタミン、ミネラルなどの栄養素はしっかりととれる」といったものです。

もちろん、量が多かったり、胃腸の負担になるような重いものはNGです。

スムージー、葉物野菜を中心にした野菜ジュース、酵素ドリンクなどが向いています。サプリメントもあります。

自分で生野菜などでジュースを作ってもいいでしょう。

ヨーグルトを使う人もいるようです。糖分ゼロのものならば、これでもいいように思うかもしれません。ですが、乳製品はそこそこ胃腸に負担をかけます。避けておいたほうが無難です。

「酵素ドリンクなどが味気ない」「同じ味のものばかり続けてしまったので、飽きてしまった」といった理由で挫折してしまう人もいるようです。

そういった人のために、同じような置き換え食でも味を変えて取りそろえているものや、ほとんど普通のカレーやめん類、雑炊などと変わらないようなものも商品化されています。

こういった中から選んでもいいです。

ただし、食品添加物には注意です。わざわざ「置き換え食用に開発しました」となっていても、食品添加物がたくさん入っているものもあります。せっかく汚れのない体になろうとしているのに、害のあるものを入れてしまうことになります。

もし、迷うようならば、最初は酵素ドリンクから始めるのがいいでしょう。とってもお手軽です。もちろん、成分表で添加物はしっかりチェックします。

それが続けにくかったら、ほかのものも検討してみましょう。

1-3.いつまで続ければいいか

「いつまで続けるか」が気になるところです。1週間や2週間といったように、期間を限定してももちろん、効果はあります。

余分な体脂肪が落ち、胃腸の調子がよくなり、便秘に悩んでいた人はそれもすっきりしているでしょう。

あるいは、調子がいいのならば、そのまま続けることも考えてみましょう。

絶対いけないのは、「目標の体重まで落ちたから、以前の食生活に戻す」です。もちろん、体重やスタイルもやがて以前の問題ありの状態にまで戻ってしまいます。

これを機会に食生活や生活習慣を見直すようにしましょう。

2.　3日間プチ断食

2-1.　3日間プチ断食の場合の食事パターン

「週末プチ断食」などの別名で呼ぶ人も多いです。

この別名からわかるように、仕事や学校に行かなければいけない平日はいつもどおりにして、週末だけでワンセットを終えるやり方です。

もちろん、3日間の予定が立てられるのならば、いつやってもOKです。

・金曜日（1日目）

朝食、昼食はいつもどおりにとります。

夕食も特別なものを用意する必要はありません。ただ、メニューは消化のいいものを選ぶようにしましょう。量は「腹八分目」よりも少ない「七分目」ぐらいで抑えます。

もちろん、「週末だから」といってお酒などを飲んではいけません。

・土曜日（2日目）

この日は三食とも置き換え食にします。置き換え食として使うものは、一食置き換えダイエットとおなじです。

飲み物はミネラルウオーターなど、カロリーのないものならばどれだけ飲んでもOKです。水分は欠かせません。汗や尿となってデトックスの効果を高めますので、むしろ積極的にとるようにしましょう。

ただし、紅茶、コーヒーなどのカフェインの入ったものはNGです。利尿作用が強すぎて、水分不足になったり、胃腸を刺激してしまう可能性があります。おなかにほかのものが入っていない分だけ、いつもよりも効果が強く出てしまいます。

中には「一気に効果を出したい」とばかりに、まったく置き換え食を使わない人もいるようです。

ですが、これはおすすめできません。

ビタミンやミネラルなどはしっかりととらないと体を壊してしまいます。

やりたいのは「カロリーをとらない」「胃腸を休ませたい」です。

酵素ドリンクやスムージーならば、飲み物ですから胃腸の負担は少ないです。また、とくに「置き換え食用」となっているものは、ビタミン・ミネラルなども補強されています。この両方の目的にちょうど合っているのです。

・日曜日（3日目）

3日間プチ断食がただの食事抜きと違うのは、この3日目があるためです。普段とは違うことをした胃腸の回復のために、まる一日かけます。

朝食から食事を再開するのですが、ごくごく軽めで済ませます。いきなり働かせてしまうと、胃腸がびっくりしてしまうのです。

一番のおすすめは、おかゆで、しかも薄めのものです。具が少なめのみそ汁一杯でもいいでしょう。

昼食、夕食と順番に普段に近いものに戻していきます。

昼食ならば、うどんやそばがおすすめです。よくかんで食べるようにしましょう。この時点ならば、ヨーグルトもいいでしょう。栄養素がバランスよく入っています。

夜も消化のよいものをやや軽めで済ませます。月曜日からはいつもどおりです。

2-2.回復食に向かないもの

この3日目に使うような食事のことを「回復食」といいます。

3日間プチ断食が成功するかどうかの大きなカギです。

量は少なくても肉などはやめておきましょう。もちろん、甘いものもNGです。これらは消化吸収するのに大量のエネルギーや、体内の酵素を使います。

また、回復食だけではなく、置き換え食に使うものも含めて、食品添加物に要注意が必要なのは、一食置き換えダイエットの場合と同じです。

2-3.いつやるのがいい？

1回やるだけでも、おなかの調子が良くなるはずです。ただ、やせるということが目的ならば、ある程度は習慣化する必要があります。

もちろん、回数が多いほどいいです。ですが、最初ならば、まずは月に1回を目標にしてみましょう。効果があれば、回数を増やす意欲も出てくるでしょう。

何よりも大事なのは、続けるということです。

3.プチ断食の効果

・胃腸の調子が良くなる

プチ断食（一食置き換えダイエット・3日間プチ断食）では単に体重が落ちるわけではありません。おもいつきで、一回か二回、思いつきで食事を抜くのとはわけが違います。

消化・吸収の作業がなくなりますので、内臓が休憩を取ることができます。これで今まで休みなく働いてきた胃腸なども調子を整えることができます。

血液中や肝臓、筋肉なども残っていた栄養をいったん使い切ることになります。「体脂肪を燃焼させる準備が整う」ということです。

プチ断食を終えた体はすっかりとリフレッシュし、気分まで爽快になっているはずです。

・お肌がきれいになる

体の中での化学反応を促しているのが酵素です。生命活動は言い換えると、体の中の化学反応です。ですからあらゆる生命活動には、必ず酵素が関係しています。

代表的なものには、エネルギーを取り出し、免疫や治癒力を作り出し、ホルモンバランスを調整し、新陳代謝を促すときに使われる「代謝酵素」と、食べ物を消化吸収するときに使われる「消化酵素」があります。

体内で使える酵素の量は限られています。ものたくさん食べると、その分、「消化酵素」としてたくさん消費されます。ところがプチ断食で消化吸収の作業がほとんどないと、十分に新陳代謝などに回せます。

つまり、「体全体でターンオーバーが進む」ということです。もちろん、お肌も例外ではありません。

また、先に挙げた「胃腸の調子が良くなる」もお肌のコンディションの改善に役立ちます。

最もわかりやすい例が便秘ですね。便秘すると、腸の中の古い便に毒素が発生し、やがて血液に混じります。それがお肌などの細胞活動を低下させます。ターンオーバーも進みません。

もちろん、逆に便秘が改装すると、血液の質が上がり、ターンオーバーが盛んになります。

プチ断食は、このようにいろいろな方面から、美肌にも役立つのです。

・基礎代謝が上がる

プチ断食をやると、摂取カロリー量は減ります。ご飯やパスタなどをしっかりととっていたのが、酵素ドリンク1本程度に置き換えるのですから、当たり前ですよね。

ですが、「摂取カロリーが減った」は、たくさんあるプチ断食でやせる理由のひとつでしかありません。

ここまでにお話ししたように、血液の質が上がり、ターンオーバーが進み、酵素も効率良く使われます。となると、体全体で細胞の活動が盛んになります。

となると、エネルギーもどんどん消費され、体脂肪に回される分は少なくなります。

これは、よくいわれる「基礎代謝が上がった」という状態です。「太りにくい体質になった」といっても同じ意味です。