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統合失調症はあの芸能人もかかった身近な病気?症状、原因、治すには?

   

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統合失調症の患者は、「まともに話ができなくなる」「感情のコントロールができない」といった状況になることがあります。

とはいえ、「治療は不可能」「なにをし始めるかわからず危険」「気味が悪い病気」など、事実とは異なる偏見もたくさんあります。かつては精神分裂病と呼ばれており、今でもこのイメージで見ている人も多いのです。

患者やその家族は、その偏見の対象になることを怖がって、自分自身や身近な人にその疑いがあっても、診察を受けずに症状を深刻化させてしまいがちです。

今では統合失調症も適切な治療を受ければ、症状も軽くできます。それにはできることならば早期発見し、本人だけではなく周囲も協力することが大事です。

厚生労働省が2011年に調査したところ、患者数は約70万人でした。診断を受けていない人も考えると、患者は100人に1人程度いるとされます。決して珍しいものではありません。自分自身や家族、知人らが患者となった時に備え、正しい知識を持っておくのは決して無駄にはなりません。

1.症状

統合失調症の症状は、大きく分けると陽性反応(陽性症状)と陰性反応(陰性症状)の2つのパターンがあります。一般的にはまず、陽性反応が、続いて陰性反応が現れることが多いです。

また、それらの本格的な症状が出る前の症状もあります。できればこの初期症状の段階でキャッチしたいものです。

1-1.初期症状

統合失調症の場合、「病識の障害がある」とされています。簡単にいえば、「自分では統合失調症だとは気づきにくい、思わない」です。

ただし、多くの場合、「なんだか調子がおかしい」「いらいらする」「落ち着かない」といった程度のことは自分でもわかります。ですから、自分自身では少しの変化も見逃さないことが大事です。

早い段階で周囲の人に自分の状況を伝えることで、それらの人が「統合失調症かもしれない」と気がつくことができるかもしれません。早い段階で治療を始めることにもつながります。

統合失調症の初期に、自分でもわかる可能性のある変化は、次のようなものです。

・注意力が散漫になり、大事でもないことに気を取られてしまう
・だれかがずっと自分を見張っているような気がする
・考えがまとまらない。やる気が起きない
・何かが差し迫っているような気がして、不安になる

精神面だけではなく、眠れない・食欲がない・頭痛がするといったように身体的な変化も出やすくなります。

また、周囲から見て気づきやすいのは、次のようなものです。

・学校の成績が右肩下がりになる。仕事の効率が悪くなる
・ちょっとのことで疲れてしまう
・口数が少なくなる
・服装や化粧に全く気を配らなくなる

自分で気がつくことも、周囲で見てわかることも、全体としては、うつ病や不安症の症状に似ています。

1-2.陽性症状

「あるはずがないものが現れる」というのが、この陽性反応です。

・幻覚

視覚(ないものが見える)、触覚(ないものが体に触れている、当たる)、聴覚(ない音や声が聞こえる)、嗅覚(ない臭いがする)などです。

特に多いのが聴覚です。つまり、幻聴です。

「どこからか声が聞こえる。その内容は全部、自分の悪口だ」というのがその代表的なパターンです。

・妄想

実際にないこと、現実には起こるはずのないことを信じているのが、この妄想です。

「だれかに24時間見張られている」「回りにいる人は全員自分に悪意を持っている」などがこの典型です。

「自分は歴史上の人物○○の生まれ変わりだ」「テレビで有名な○○は自分の父親だ」といったパターンもあります。
また、これらの影響もあって、次のような症状も出ます。

・自我意識の障害

「自分自身の意識や存在が薄くなる」「自分自身と自分以外の世界の境界がなくなる」というのがこれです。

「自分の言動は、自分自身でやっているのではなく、だれかに操られてやっている」「自分の頭に浮かんだだけのことを、同時に周囲の人も知っている」などがあります。

・思考障害

「考えや話している内容が支離滅裂になる」というのがこれです。

周囲の人からすれば、いっている内容が全く理解できなかったり、堰を切ったように話しているかと思うと、急に黙ったままになったりします。

・行動異常

興奮状態になったり、逆に全く反応しなくなったりします。

「意味のない言葉や動作を、延々と繰り返す」「体が固まったかのように、同じ姿勢を続けたままにする」「大げさで奇妙な動作をする」といったパターンがあります。

1-3.陰性症状

感情を表すことがなくなり、思考力や意欲が低下するのが、この陰性反応です。

・感情の平板化

喜怒哀楽が見た目になくなるだけではなく、本人も実際に感じなくなります。

物事に対する興味もなくなり、ほかの人が話しかけても返事がないだけではなく、顔を向けることもなくなります。

・意欲の減退

仕事・趣味などへの意欲や興味がなくなります。

集中力もなくなり、何かを始めてもすぐに投げ出します。

・思考力の低下

つねにポカーンとした状態になります。会話も乏しくなります。
また、これらの結果出てくるのが次の症状です。

・社会性の低下

人付き合いができなくなり、気力や興味もありませんので、外出どころか部屋の外にも出てこなくなります。

いわゆる引きこもりの状態ですが、一人で何かに打ち込むわけでもなく、ぼんやりと過ごすことが多くなります。

1-4.経過のたどり方

患者一人ひとり症状の出方は異なります。ですが、最も多いのは初期症状→陽性症状→陰性症状です。

脳の機能低下が激しく、見た目の症状も目立つことから、陽性症状の時期を「急性期」、その逆の陰性症状の時期を「休息期」と呼ぶことがあります。

また、休息期をすぎれば、次第に回復する「回復期」になることが一般的です。

ただ、中には休息期などから一気に急性期に逆戻りするような場合もあります。

2.原因

はっきりいって不明です。原因とされているようことでも、「関係が深い可能性がある」「患者を調べたら、この状況が見られた」という程度です。

2-1.遺伝

一卵性双生児の場合、片方が統合失調症の場合、もう片方もなる率は約36パーセントとされています。あるいは約50パーセントとする調査もあります。

親の片方が統合失調症の場合、子どもがなる可能性は約10-12パーセント、両親ともにの場合は約48パーセントとされています。

人口に占める統合失調症の患者は約1パーセントですから、明らかに高い数字です。

ただ、遺伝のどういう面が影響しているのかは、わかっていません。

特に一卵性双生児の場合、両方とも同じ遺伝子を持っています。なのに、片方が統合失調症で、もう片方はならない場合が約半分か3分の2あります。このことから「遺伝(遺伝子)だけが原因ではない」というのははっきりしています。

2-2.器質的なトラブル

ものとして壊れている変形しているというのが、器質的なトラブルです。

患者の中には、脳が委縮していたり、前頭葉・側頭葉が小さい場合があります。また、脳の機能をチェックしてみると、一部が低下している場合もあります。

ですが、統合失調症と直接的な関係があるかどうかは不明です。

また、胎児の時のウイルス感染・栄養の偏り、無酸素状態での出産、幼児期の脳や神経のトラブルなどとのつながりを考える専門家もいます。ですが、これも決め手とはなっていません。

2-3.環境

かつては育ち方(育て方)が影響しているとする専門家もいました。ですが、今はほぼ否定されています。

ただ、発病するのに何らかのストレスがきっかけになっている場合はあります。

このストレスには、転校・引っ越し、親の死亡や離婚、ほかの病気などによるものが挙げられます。

2-4.発症する年代

最も発症(初めて症状が出る)のは、多くの場合、思春期から30歳前後です。そのため「若い時になる病気」というイメージがあります。

ですが、グラフ化すると、40-45歳にももう一度小さいピークがあります。こちらも要注意です。

また、長らく「かかりやすさには男女の違いはない」とされてきました。ですが、最新の調査では「男性1.4に対し、女性は1.0」と、男性の方がやや多いという結果も出ています。

3.治療について

3-1.病院に連れて行く方法

統合失調症が疑われるときに、問題になることが多いのが、「どうやって病院に行ってもらうか。連れて行くか」です。なにしろ、「自分で病気を認めようとしない」というのも症状のひとつなのです。

ほかの病気とは逆に、重くなり、すぐにでも診察を受けなければいけない時ほど、そうなるのです。

決して無理やり連れて行ったり、強い調子で命令してはいけません。家族の中には買い物や散歩などほかの口実で連れ出すような人もいますが、これもNGです。

下手をすると興奮状態に陥ったり、家族とさえ人間関係がこじれてしまいます。また、そうやって診てもらっても、医師に対してまで不信感を持つ場合もあります。こうなっては、今後の治療に問題が出ます。

どうしても困ったら、地域の保健所や精神保健福祉センターなどに相談することも考えてみましょう。精神保健福祉センターは各都道府県に必ずひとつはあります。

アドバイスがもらえるだけではなく、専門の職員や医師が自宅を訪問して、直接患者さんを説得してくれる場合もあります。

3-2.診療科について

診療科はもちろん、精神科です。神経科、精神神経科、メンタルクリニックなどの名称になっている場合もあります。

精神科と心療内科の違いって?

神経内科、脳神経外科は名前が似ていても全く関係ありませんので、要注意です。

紛らわしいのが心療内科です。

心療内科とは本来は「精神面の問題から、体にトラブルが出る」という病気を扱います。脳・神経・精神そのものでを扱うわけではありません。「ストレスのせいで、胃に穴が開いた」といったパターンをイメージすればいいでしょう。

ですが、特に町のお医者さんの場合に、「実は精神科がメーンなのに、心療内科を大きく看板に書いてある」という場合があります。「精神科や精神病への偏見が強く、患者も来たがらない。精神科よりも心療内科のほうが入りやすい」ということで、そうしてあるのです。

この場合は、扱っている診療科全部をしっかりとチェックしましょう。

その中に、「精神科」があれば、多くの場合、統合失調症の診察もOKです。逆に「内科、心療内科」などとだけあるようならば、NGです。

3-3.治療方法

特に陽性症状から治療をはじめた場合、その症状をなくすのが当面の目標になります。

それをクリアすると、家族にすれば、「幻聴や妄想がなくなった」とホッとし、治療が終わったように誤解することがあります。これでは「陰性症状に移っただけ」ということも多く、まだ治療は途中です。

最終的には「不自由なく日常生活が送れる」「社会復帰」まで見据えて取り組まなければいけません。これは多くの場合、何年もかかる長い道のりです。

この治療には薬物療法と心理社会的治療があります。どちらか一方で治すということではなく、両方が必要になります。

・薬物療法

メーンで使う薬剤は、抗精神病薬です。幻覚や妄想を軽くするのに有効です。また、再発予防にも効果を発揮します。

これには、リスパダール(リスペリドン)、ルーラン(ペロスピロン)、ジプレキサ(オランザピン)、ロナセン(ブロナンセリン)、セロクエル(クエチアピン)、エビリファイ(アリピプラゾール)などがあります。

脳の中の神経伝達物質の分泌量やその作用を調整するものがほとんどです。

・心理社会的治療

「社会生活ができるようにするためのトレーニング」と考えればいいでしょう。

学校・会社・地域などでの人とのつきあい方を覚えます。たとえば、外出ができなくなっていた患者には、「電車・バスなどの公共交通機関に、自分で料金を支払って乗る」といったこともやります。

また、患者だけではなく、家族に対しても患者をサポートするためのトレーニングは重要です。これも含めて、心理社会的治療です。

4.統合失調症の有名人

100人あたり1人いるというだけあって、有名人にも統合失調症の経験者、あるいはそううわさされている人はたくさんいます。

日本の芸能関係では、次のとおりです。

華原朋美(歌手)
藤谷美和子(女優)
岡村隆史(お笑い芸人)
鳥居みゆき(お笑い芸人)

歴史上の人物としては、

芥川龍之介(作家)
ムンク(画家、ノルウェー)

も、患者だったと考えられています。

また、作家・彫刻家の高村光太郎の『智恵子抄』は、統合失調症を発病した妻・千恵子の入院中の様子などを題材にした詩集です。

 

精神科看護師


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