ふるさと納税と住宅ローン控除の関係について
2015/04/27
ふるさと納税にはメリットもたくさんありますが、控除される税金の対象となるのは住民税と所得税です。
2015年からふるさと納税の制度が改正されており、住民税に一本化されています。
寄付をする側にとっては特に問題ありませんが、住宅ローンを抱えている人には多少影響が出る事があります。
住宅ローンとふるさと納税
ふるさと納税で税金が控除されるのは、
所得税を支払っている人です。
住宅ローンを支払っている人は、住宅ローン控除が適用されるため所得税がゼロになるケースが多くなります。
この場合はふるさと納税をしても、税金控除の対象外となってしまいます。
ただし
住宅ローンを抱えていても、所得税を支払っている人
なら、ふるさと納税で税金を控除してもらえます。
ふるさと納税は誰でも得をするというイメージがありますが、住宅ローンで控除を受けている人にとっては、ふるさと納税は使うことができない制度です。。。
住宅ローン控除を受けていなければ得なの?
住宅ローン控除を受けていない人の場合は、ふるさと納税で寄付金として収めた金額の中から自己負担の2,000円を差し引いた額が控除になります。
さらに寄付のお礼として食材や特産品を受け取れるので、実質2,000円でそれ以上の価値のある品物を手に入れる事ができます。
という事は、毎月高い住宅ローンを支払っているのに控除されない人は、ふるさと納税をしたほうがお得になるという考え方もできます。
ただし一定の条件を満たしていない場合は、各自で確定申告をしなければいけません。
確定申告はとても複雑で面倒というイメージもありますが、やってみると意外と簡単です。
今は専用ソフトやアプリなどもありますから、以前よりも簡単に書類を作成できるようになっています。
住宅ローン控除を受けてない場合は活用できます
残念ながら既に住宅ローン控除を受けている人は、ふるさと納税を活用できませんが、住宅ローン控除を受けていない人には是非活用していただきたい制度です。
ふるさと納税は自分で寄付する地域を選べますし、寄付金がどのように使われるのかも明確にしているので使用目的で地域を選ぶ事もできます。
またふるさと納税をする地域は一箇所とは決まっていないので、複数を選べます。
ふるさと納税にも限度額はありますが、その範囲内であれば複数の地域に少額ずつ寄付をして、数種類の特産品を受け取る事もできます。
限度額を超えない限り、自己負担金は2,000円なので使い方次第ではかなりお得になるという嬉しい特典があります。
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