ふるさと納税とは何？株主優待よりノーリスクで人気の制度

最近テレビなどでもよく耳にする、ふるさと納税とはどういうものかを簡単に説明していきます。

ふるさと納税とは、2008年にスタートした地方自治体に寄付をする制度です。

寄付をする対象となる故郷を全国の自治体から自由に選べるのが最大の特徴です。ふるさとを漢字で書くと故郷になりますが、ふるさと納税の場合は必ずしも自分の生まれ故郷が対象になるとは限りません。

はじめは一部の節約マニアが注目していただけでしたが、2013年頃から注目度が急激にアップ。株主優待よりも少額でできる、ノーリスクでお得という点が認知されて爆発的に広がりました。

ふるさと納税って何？

なぜわざわざ遠い地方の街に寄付などしなければいけないのか、と疑問に思う方もいるかもしれませんが、寄付金を納める事で税金が控除されます。ふるさと納税を行うと節税できるというのが大きなメリットです。

ただ、これ以外にもメリットはあります。
寄付をするとそのお礼として各自治体から特産品をもらえるという特典があります。このお礼が充実していて得するケースがほとんどなので人気が高まりました。

航空会社のチケット、高級和牛、名産品などなど・・・

寄付金の使い道も指定できる

寄付したお金が不正利用されるのは嫌なものです。当然どのように使われているかも心配になります。

ここもふるさと納税ならではの工夫が施されていて、寄付金を何に使うか指定する事ができるようになっています。

ふるさと納税として収めた寄付金がどのように使われるかについての選択肢は、各自治体によって変わりますが、地球環境保護や地域の復興などその多くは有意義な事に使われています。

どこの街に寄付をする？

ふるさと納税のお礼としてもらえる特産品の種類で対象を決める、寄付金の使い道によって対象となる故郷を選ぶ事も可能です。

もちろん自分が生まれ育った故郷に寄付をしてもいいですし、自由に選べます。

ふるさと納税はしなくてもいいの？

ふるさと納税は任意のシステムなので強制ではありません。
またふるさと納税として納める金額に条件がありますし、控除にも上限が設定されています。

ここは所得による違いもあるので、一律ではありません。
ふるさと納税をたくさんするほど得をする人もいれば、あまり得にならない場合もあるという事です。

特産品に関してはその土地ならではの野菜や地酒など食材も人気となっていますが、これ以外にも有名ホテルの宿泊券やギフト券など種類も様々です。

名目としては各自治体への寄付となりますが、ふるさと納税によってその地域が潤う事から町の活性化を応援したいなど目的によっても選ぶ事ができます。

ふるさと納税の手続きはインターネットから可能となっていますので、手軽に地域に貢献できるところも人気の理由と言っていいでしょう。

ふるさと納税の手続きは？失敗しない申し込みの上手なコツはこれ。