既視感(デジャヴ)とは一時的な記憶障害なのか、過去に見た経験があるのか?という謎
2016/12/17
既視感(デジャヴ)とは一時的な記憶障害なのか、過去に見た経験があるのか?という謎
絶対に過去に見た景色だ!覚えてるもん!
一度も見たことが無い風景を、以前に見たと確信することをデジャヴと言います。誰もが経験している現象ですが、いくら考えてもわからないという結論で終わるはずです。「絶対に見たことがある」と思い込んでいるはずですが、これは以前に見たものではありません。
通っている途中、または通り過ぎてわかるもので、その先に何があるという新しい要素がないので、記憶に関係する何かという事は想像できます。
大学生の72%が経験している既視感は、記憶が曖昧というわけではなく、確かに見たという確証があるものの、「いつどこで見たのかわからない」「通ったことがないはずなのに鮮明に記憶に残っている」というのがほとんどで、以前にどこで見たのか具体的に思い出せないといいます。
一般的に不快感は無く、懐かしい景色に見えることが多いはずです。いくら考えても納得できない現象なので、解明してほしいという人も多いと思います。しかし、この原因と考えられるものには多くの説があります。
いろいろな諸説から検証してみる
1.夢分析:夢分析が得意で性と結びつけるのが好きな、ジークムント・フロイトの説によると、「すでに見た夢が無意識下に残っていて、それを現実に起こったことと勘違いしている」というもの。ちょっと安易過ぎますね。
2.心理学:「強いインパクトを受ける記憶の異常」であるため、短期記憶と長期記憶の両方に残る事が原因とされています。強烈な記憶を長期記憶として処理していると同時に短期記憶として無意識に処理されると、短期記憶と長期記憶が重なって思い出された結果、情報のインプットとアウトプットがほとんど同時に起こり、既視感を感じるというもの。
3.医師:本人にも意識しない程度の軽い側頭葉てんかんを起こしている間に、過去に実際に見たことを無意識下で記憶していた場合、既視感が起こるという説。
4.超自然超越派:パラレルワールド(多次元宇宙)の別の世界に乗り移ってしまったという説。これは長く支持されていたものですが、並行して進んでいる自分の世界が無数にあって、違う自分が住む場所にぶっ飛んだというもの。この場合、既視感ではなく未視感(見慣れたはずのものが知らないものばかり)になるはずです。
5.心理学:過去に見た似たような風景があるとして、新しい記憶を収納する海馬の一時的な混乱が原因で既視感を起こすというもの。海馬はアルツハイマーの患者が最初に病変を起こす部分であり、アルツハイマーになると既視感が頻繁に起こるということなので、高齢者であれば納得できそうです。
6.脳神経学:新しい記憶を司る海馬の中にある歯状回という組織が”エピソード的な記憶”を処理していますが、酷似した場所を出力するというもの。視覚だけでなくその他の情報も将来の参考にするために記憶しているので、歯状回に異常があると記憶に混乱をきたすようです。
定説:単なる一時的な記憶障害で、「脳が処理する段階で似ている2つの状況を区別できなくなった」時に起こるのが既視感で、加齢やアルツハイマーの悪化によって次第に増えていくとのことです。
頻繁に起きるのであれば、内側側頭葉てんかんの可能性があります。
既視感をゲームに応用する
RPGなど、ゲームの最初の画面で見せられるのが既視感です。「どこかで見たような気がする」と思って同じ操作をするとクリアできるというもので、その結果のめり込んでしまう。逆に、既視感がなければ難しそうなゲームだと敬遠されるといわれています。
記憶に関係する海馬と、情動を記憶する扁桃体が相互につながって大脳皮質で記憶が行われています。ということで、悔しさや満足感、達成感など、感情に訴えかけると記憶しやすくなり、感情的になるほど情景の記憶も容易になるということです。
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