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茜霧島(あかねきりしま)が人気な訳!定価で買えないって本当?

   

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nomooo.jp

「香りを楽しむ芋焼酎、茜霧島(あかねきりしま)が人気です。

焼酎の臭い(匂い)が、セールスポイントとなって話題です。

茜霧島を手に入れるには?

発売直後は出荷量が少ない上に、人気があって、かなりの品薄状態でした。定価は1,175円(税抜)ですが、

希望小売価格の2倍以上の値段で取引されていたこともあります。

今はかなり落ち着いています。

ですが、地方や季節によっては、入荷してすぐになくなってしまうことも多いようです。親しくしている酒店があるのならば、とりおきをお願いしておいたほうがいいでしょう。でなければ、自分でこまめにチェックするようにしましょう。

ネット注文なら楽天がお店が多くて便利です。

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1.茜霧島の特徴

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1-1.茜霧島の基本的なデータ

アルコール度数=25度
原材料=さつまいも(タマアカネ)、米麹
蒸留法=単式蒸留
内容=900ml
希望小売価格=1,175円(税抜)
製造・販売=霧島酒造(宮崎県都城市)
発売=2014年6月

1-2.原料

芋焼酎の原料に使われるさつまいもの品種で、最も多いのはコガネセンガンです。

それ以外では、ムラサキマサリ、ジョイホワイト、シロユタカ、ベニハヤトなどが使われます。焼き芋でもおじみのベニアズマを使った芋焼酎もあります。

原料の時点では黄色だったり、紫、赤、白などですが、最後は蒸留しますので、いずれも透明になります。原料の違いが影響するのは、香りや味です。

茜霧島の場合は、タマアカネという新しい品種です。皮は黄色で、中身はオレンジ色です。これは豊富に含まれるβ-カロテン(β-カロチン)の色です。

国立研究開発法人「農業・食品産業総合研究機構」の報告では、「これまでの育成品種の中では最も多くのβ-カロテンを含んでいる」とされています。

また、麹(こうじ)させるための麹菌は、観賞用のさつまいもである「花らんまん」から分離した霧島酒造独自のものが使われています。

これを蒸した米につけ、増殖させ、麹を作ります。この麹の力でさつまいもを発酵させていきます。

1-3.味と香り

楽しむほどの香りを実現したのは、主にこのカロテンと独自の酵母のおかげです。

β-カロテンはさつまいも以外では、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、トマトなどの緑黄色野菜や、みかんなどの柑橘類、すいかなどにたくさん含まれています。「強力な抗酸化作用を持った美容成分」としても有名ですね。

さつまいもを発酵させ、蒸留したあとにも、このβ-カロテンは残ります。

実際に飲んだ人が、「ボトルを開けた途端に、柑橘系のすっきりとした香りが立ち昇った」というのも、このβ-カロテンが影響しています。何しろ、さつまいもの中でも最強の量なのです。「熱帯果実的な香り」と表現する人もいます。

さつまいもをは発酵させるには、麹自体もさつまいもで作る芋麹を使う場合もあります。この場合は、味や香りにより芋臭さが際立ちます。

茜霧島のように、米糀を使うと、ソフトで癖のないものが出来上がります。

どちらがいいかは、その人の好み次第です。

茜霧島は柑橘系のすっきりとした香りと、フルーティーでありながら癖のない味です。芋焼酎を敬遠していた人にも受け入れやすいものになっています。

1-4.販売元

製造・販売元は宮崎県都城市の霧島酒造です。

大正15(1916)年創業の老舗です。「本格芋焼酎」といった言葉を聞けば、この会社を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

霧島酒造の人気の芋焼酎としては、「白霧島」「黒霧島」「赤霧島」などがあります。茜霧島と飲み比べてみるのも楽しいかもしれません。それぞれに、原料となるさつまいもや麹が違います。

2.芋焼酎について

2-1.焼酎の種類

焼酎は原料によって、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎、蕎麦焼酎などがあります。焼酎のという名前はついていませんが、泡盛も焼酎の一種です。

焼酎を選ぶ理由としては、「二日酔いしない」「値段が安い」などの理由があります。かつては、あまり高級なイメージはありませんでした。

ですが、時々は大ブームになって、人気銘柄も出てくるようになりました。その結果、ブランド化して入手困難になったり、値段が高いものも出てきています。

2-2.芋焼酎の特徴

そんな焼酎の中でも、「この銘柄がいい」「私はこれしか飲まない」といった熱心なファンが多いのが芋焼酎です。

銘柄の種類が多いだけではなく、それぞれに味や香りが違いも大きいので、うんちくを傾けるのにも力が入ってしまうようです。

一方で「全く飲めない」「飲みたいとは思わない」という人もいるのが芋焼酎の特徴です。

ダメな理由はやはり、鼻にツンとくる臭いのようです。

ただ、この臭いにかんしては、一時代前と比べると、かなり改善しています。原料に使うさつまいもも改良されていますし、鮮度の良いもの、痛みの少ないもを選ぶなどの製造元の努力の結果です。

ですから、「昔飲んでみて、あまりおいしいとは思わなかった」という人も、もう一度試して見る価値はあります。

また、ほかの焼酎やお酒よりも銘柄ごとの違いが大きいので、少し興味が持てるようならば、じっくりと自分のお気に入りを探してみてもいいでしょう。

また、飲み方もストレート、ロック、お湯割りなどなど、何でも大丈夫です。食前、食事中、食後など、飲みタイミングも選びません。自分に合った飲み方ができるお酒なのです。

例えば、今回ご紹介している茜霧島は、臭いのせいで芋焼酎を敬遠している人には、最もおすすめできる銘柄です。

2-3.芋焼酎の選び方

芋焼酎に限らず、どんなお酒でも実際に試してみないと、自分の好みのものかどうかはわかりません。

幸い居酒屋などの中には、焼酎類、特に芋焼酎の品ぞろえを自慢しているところが少なくありません。そういったところの中に、注文する前に試飲できるような場合もあります。また、一杯ぐらいならば、実際に注文してみてもいいでしょう。焼酎による酔いは翌日にはすっきりと覚めますので、少々飲み過ぎてもそれほど心配はありません。

そんなお店が思い当たらない場合もあるかもしれません。あるいは、最近ならば、そういった手順は飛ばして、いきなり通販で注文しようという人もいるでしょう。

そういった場合は、次のようなことから、想像・判断しましょう。

・アルコール度数

ほとんどの物が20-45度の間です。最も種類の多いのが、25度です。

45度だと、きついだけではなく、癖も強いものが多いです。最初は25度のものの中から選ぶのが無難です。

・さつまいも

原料のさつまいもによって、味や香りが変わってきます。また、鮮度がいいもの、痛みが少ないもの、ヘタなどを丁寧にとってるものを使うほど、嫌な臭いはなくなります。

品種としてはコガネセンガン(黄金千貫)が一般的です。

それ以外の品種が使ってあれば、「蔵元にはそれだけこだわりが強い」と考えていいでしょう。

「最初は標準的なものを」という場合はコガネセンガンが原料になっているものの中から、「個性的な味・香りのものを選びたい」というの場合にはコガネセンガン以外の中から選んだほうが確率が高いでしょう。

・麹

さつまいもを発酵させるための菌の塊である麹は、かつては米を材料にしたものばかりでした。これを米麹といいます。

「麹もさつまいもから作る(芋麹)」というのは、多くの蔵元の長年の夢でした。それが1997年に実用化され、今では決して珍しいものではなくなっています。

この場合、さつまいも以外の原料は混ざらないことになりますので、いっそう芋の香りや味が強くなります。

また、繁殖させる菌の種類によっても区別できます。芋焼酎に使われるのは主に、白麹、黒麹、黄麹の3種類です。

白麹が最も一般的です。「芋の風味を生かしながらも、マイルドな味になる」とされています。

黒麹はもともとは泡盛に使われていました。芋焼酎に使った場合、「コクとキレが出て、ガツンとくるような飲み口のものになる」ことが多いです。

黄麹の方は、日本酒などで主流にっています。芋焼酎に使った場合、これら3種類の中では、最もマイルドでフルーティーなものになります。

霧島酒造のラインアップでいえば、

黒霧島が米麹・黒麹、

白霧島が米麹・白麹、

吉助<黒>が芋麹・黒麹、

吉助<白>と吉助<赤>が芋麹・白麹

です。

まとめ

焼酎(しょうちゅう)、それも芋焼酎となると、好きな人とそうでない人がはっきりと分かれます。

そうなってしまう最大の理由が、その独特な臭い(匂い)でしょう。

好きな人は「全く気にならない」「匂いがあってこそ、芋焼酎。あの力強さがたまらない」といいます。逆の人は、「口に入れる前に、鼻にツンと来て、全く受け付けない」となってしまいます。

中には、「冷やしてならば飲めるが、お湯割りになると臭いが昇ってきてダメ」といった人までいます。

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