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レジロボが当たり前になる?セルフレジとここが違う!メリットデメリット

   

rejirobo

locoloconews.com

スーパーマーケットやファストフード店では、セルフレジが珍しくなくなってきました。

レジカウンターでは、店員さんが商品を手にとってバーコードを読ませるのではなく、お客さん自身がこの精算のための作業をします。お金の精算もカードなどを使って機械が相手です。

レジ待ちの時間短くなり、けっこう便利です。ですが、たまにはバーコードの読み取りがうまくいかないなどのトラブルがあります。

そんな中、とうとう、精算はお買い物中に済み、袋詰めまで完全自動のものも、とうとう登場しました。「レジロボ」といいます。

まだ、試験的に配置されただけですが、ひょっとしたら、数年のうちにコンビニなどに一気に広がるかもしれません。

1.レジロボとは

1-1.一般的なセルフレジとの違い

・一般的なセルフレジの場合

セルフレジを最初に本格的に導入したのは、スーパーマーケットのイオングループとされています。平成15(2003)年のことでした。

翌年には西友なども続きました。今ではイオンのお店の約2割、イトーヨーカ堂のお店の約1割がセルフレジです。

また、スーパーマーケット以外では、コンビニ、キヨスク、レンタルDVD店などにも広がっています。セルフ式のガソリンスタンドで使われている精算方法も、セルフレジの一種と見ていいでしょう。

レジまで持ってきたら、お客自身が自分で選んだ商品のバーコードを機械に読ませます。それが済んだら決められた台の上に置き、その後、自分の手で袋の中に詰めていきます。

バーコードの読み取りをすっ飛ばして、袋に入れるとバレるようになっています。

どの商品も重さが登録されています。精算した商品のトータルと、袋に入れた商品の重さのトータルが合わないと、レジ数か所ごとに配置された係員の手元に表示が出るようになっているのです。

また、精算時の動作も、防犯カメラなどを使ってのチェックが入っています。不審な動きがあれば係員が駆けつけてきます。

・レジロボの場合は

レジロボの場合は、さらに一歩進んでいます。

まず、商品のバーコードの読み取りは、売り場の中で商品を選んだ時点で済ませます。

店内用の買い物カゴひとつひとつのヘリのところに、バーコードの読み取り機が付いているのです。選んだ商品はこれにかざして、読み取りを済ませてから買い物カゴの中に入れます。

気が変わって商品棚に戻すときのために、取り消し用のボタンもついています。

商品を選び終わったら、出口側にあるカウンターに持っていきます。もちろん、一般的なセルフレジのようなバーコードの読み取りは、ここではありません。商品の登録は、カゴに入れた時点で終わっているのです。

カゴを専用の台の上に置けば、カゴの底が開くようになっています。そこからゆっくりと中身が下に降り、用意されているレジ袋の中へと入っていきます。このように袋詰めの作業も機械がやってくれるのも、一般的なセルフレジとの違いです。

傘など大きすぎてカゴの中に入りきらないものは、同じ台の上に置けばOKです。

数台にひとりは係員がいること、たばこやお酒など年齢のチェックが必要な場合はその係員が対応すること、商品のトータルの重さで登録していない物があるかどうかをチェックしいていることなどは、一般的なセルフレジと同じです。

・電子マネーとセルフレジの相性

こういったセルフレジやレジロボが可能になった理由のひとつとして、電子マネーやクレジットカードの普及があります。

精算の時にお客と店員の間で、手から手へと現金のやり取りをしなくていいのです。

もっとも、レジロボの場合は、自動の袋詰めを済ませた後に、クレジットカード・ポイントカード・現金のみっつの中から支払い方法が選べます。現金の場合も機械が相手です。ほかのセルフレジも同様です。

ですから、クレジットカードなどの用意がない人も、レジロボなどのセルフレジを使って買い物をすることが可能です。

1-2.レジロボはまだこれから改良される

レジロボはセルフレジの中でも最新式のものです。まだ本格的な導入にはほど遠く、2016年末現在、大阪府守口市の「ローソンパナソニック前店」のみで採用されているだけです。まだまだ実験段階なのです。

このお店が選ばれたのも、ローソンと提携して、この機械を開発したのが、パナソニックだったからです。お店の名前にあるように、パナソニック本社の目の前です。

順調ならば、2017年の半ば以降に次第に導入するお店の数を増やしていく予定です。

また、さらに買い物の手間が掛からないように、バーコードではなく、電子タグを使うことも検討されています。これならば、「商品を買い物カゴに入れる時に、カゴの端に組み込まれた読み取り機にバーコードをかざす」という動作さえ要らなくなります。

2.セルフレジが普及する理由

2-1.セルフレジのメリット

・お店側のメリット

セルフレジを導入する最大の理由は、もちろん、レジにかかる店員の削減です。これで人件費を下げることもできれば、複雑化しつつあるコンビニの作業で、ほかのところに人手を回すこともできます。

また、レジにかかる時間が短くなるので、順番待ちのお客もスムーズに流れます。時間帯によって、レジ係を増やしたり減らしたりといった複雑な配置をしなくてもすみます。

ほかの条件が同じならば、お客の側はスムーズに精算できるお店を選ぶでしょう。ほかのお店と差をつけることができます。

さらには、「釣り銭の渡し間違いがない」というメリットも見落とせません。ファストフード店などでは、これはけっこうあるようです。人がやることなので、どうしても間違いが出てしまうのです。

さらに、「外国人への対応が楽になる」ということで導入するお店もあります。ボタンひとつで機械の表示が様々な外国語に変われば、店員が片言で応対をすることもないのです。

・お客側のメリット

「順番待ちのお客もスムーズに流れる」というのは、もちろんお客の側にとってもメリットです。

すでにセルフレジ自体はそこそこ一般化しているのに、さらに袋詰めまで自動化し、バーコードの読み取りも不要にすることも考えているレジロボが開発されたのは、精算などの手間をさらになくして、いっそうのスピードアップを図るためです。

また、「いろいろな面で、心理的負担が少ない」というのもメリットです。

買い物の内容をさらすことが、赤の他人の店員でもプレッシャーに思う人も入れば、「たまたま知り合いがレジ打ちをしていた」もたまにはあるかもしれません。

スーパーなどならば、セルフレジならばでも数台にひとり係員がいて、目は光らせていますが、普通にレジ係がいる場合に比べ、自分のプライバシーを知られることは格段に少なくなります。

生理用品、ジャンクフード、特価品など、あまり見られたくないものも、セルフレジならば気楽に買い物カゴに入れることができます。

2-2.セルフレジの問題点

セルフレジを導入する際に、よく心配されるのが、「店員が減り、目が行き届かなくなって、万引きが増えるのではないか」です。

セルフレジだからといって、完全にレジ係がいなくなるわけではありません。大手スーパーなどでは、セルフレジ4台に1人程度の係員を置いて、お客に対応したり目を光らしています。これでまずは大丈夫なようです。

ただ、これはこれで、大幅な人件費削減(店員数削減)ができない理由ともなっています。削減できるのは、レジロボの場合でも、約1割と見られています。

新しい装置を入れなければいけませんので、このための費用はかかります。それを考えると、「十分なコスト削減になるかどうか」という意見も出てくるでしょう。

また、導入当初は混乱も避けて通れません。使い慣れていない装置に戸惑うお客も出てきます。それへの対応のために、一時的とはいえ、係員を増やす必要も出てきます。

お客の側からもデメリットと思えることがあります。「意外に手間がかかる」というのです。

バーコードにしても、全部が全部、一発ですっきりと機械が読み取れるとは限りません。使い慣れた店員がやってもそうなのに、お客がやればなおさらそうです。

袋詰めは今のスーパーマーケットならば、お客が自分でやることが多いでしょうが、コンビニならば店員任せで済みます。そういったところに一般的なセルフレジが入ると、まるまるお客の側の負担が増えます。

そのため、セルフレジはあきらめ、「バーコードの読み取りまではお店のレジ係がやり、その後の精算はカードなどを使ってお客自身でやる」というセミセルフレジを採用するお店も少なくありません。

となると、やはり、袋詰めまで自動化され、次の段階ではバーコードの読み取りまでなくしてしまうかもしれないレジロボに、関係者が大きな期待をかけるのは無理のないところです。

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