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レッドブルは効果ある?飲み過ぎ注意の怖いドリンク、成分を徹底解説

   

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1.レッドブルの人気の魅力

気軽に飲める元気出しのドリンク、レッドブル。コンビニでも今ではおなじみとなりました。その一方でレッドブルを飲みすぎると危険だ!という怖いイメージも。ここではエナジードリンク・レッドブルの気になるポイントをまとめました。

 

2.レッドブルの効果

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レッドブルにはいろいろな成分が入っていて、その効果は、疲労回復、スタミナ補給、滋養強壮、眠気覚まし(覚醒作用)などです。これらの効果を支えているのが、エナジードリンクならではの栄養成分です。

ただ、ライバルのモンスターエナジーと比べると、ほとんどの成分でモンスターの方が多く含まれています。なので、効果の高さという点では、レッドブルよりもモンスターエナジーの方が上と考えるしかないでしょう。

効果の持続時間はカフェイン中心に考えるとだいたい3~4時間、効き目を感じます。

「眠気をとりたい」という場合にしても、エナジードリンクを使う場合、おすすめはレッドブルよりもモンスターエナジーということになります。

これに作用する成分は主にカフェインです。標準的なモンスターエナジーの355ミリリットルならば、142ミリグラムとれます。

レッドブルならば、ロング缶で80ミリグラム、アルミボトルで105.6ミリグラムでしかないのです。

(ショート缶の場合も1本でのカフェインの量は80ミリグラムです。ほかの成分は同じなのですが、カフェインだけショート缶でも同じ量がとれるように、濃度が高くなっています)

ほかの成分では、さらに差は大きくなります。

例外的にレッドブルの方がよりたくさんとれるのはビタミンB6です。

ビタミンB6には、糖質・脂質をエネルギー源に変える作用があります。

一日に必要な量は男性で1.1ミリグラム、女性で1.0ミリグラム程度とされています。ただし、全部をエナジードリンクでとる必要は全くなく、足りない分を補えばいいのです。

レッドブルならばショート缶でも3.7ミリグラム、モンスターエナジーも2.8ミリグラム入っています。どちらも、「余分なほどに入っている」といったところです。

また、レッドブルの方にだけ含まれているパントテン酸もビタミンの一種です。

様々な酵素の働きを助ける役割があります。補酵素と呼ばれるものの一種です。糖質・脂質をエネルギーに変え、ストレスを解消するのにも役立っています。

いろいろな食べ物に含まれているので、普通は不足することはありません。

ただし、カフェインやアルコールをとると、消費されます。ですから、けっこうな量のカフェインが入っているエナジードリンクに配合されているのも無駄ではないでしょう。

レッドブルは、栄養ドリンクよりは気軽に飲めるので、風邪気味の時に早めに飲む、という使い方もOK。

スポーツの時に飲むのも、集中力を高めるという点でひそかに流行っています。特に短時間に高い集中が必要なウエイトトレーニングでは、ジムに行く時は必ずレッドブル(エナジードリンク)を持っていき、1本飲んでからトレーニングを始めるのが常識になりつつあります。

勉強の時にも集中力アップ、テンションアップには便利です。

3.レッドブルを飲み過ぎたらどうなる?

ビタミンやミネラルは、必要量の数倍程度とっても、ほぼ問題はありません。しばらく時間がたてば、小便や汗に混じって体の外に出されます。

エナジードリンクに含まれている程度の量ならば、まずは大丈夫です。

ただし、カフェインと炭水化物には要注意です。

カフェインは覚醒作用と利尿作用があり、エナジードリンクには欠かせない成分です。

レッドブルの場合、ショート缶とロング缶で80ミリグラム、アルミボトルで105.6ミリグラム入っています。

一様のめどとして、大人の場合で1日に250ミリグラム~300ミリグラムならば問題はありません。ですが、連日500ミリグラムを越えるようならば、最初は嘔吐や動悸、震え、筋肉痛などの中毒症状が出ます。さらに悪化すると、痙攣、不整脈などが出て、死亡することさえあります。

レッドブルのショート缶・ロング缶ならば5、6本、アルミボトルならば4、5本で危険なレベルに近づきます。かなり多いとはいえ、決してありえない本数ではないでしょう。

また、カフェインはコーヒー、お茶(日本茶、紅茶)、ウーロン茶などにも含まれています。もし、これらも飲んでいるのならば、それに含まれている量もプラスして考えなければいけません。

レッドブルが1日に2本程度でも、これらまで含めて考えると、カフェインの量が多すぎる人も出てくるでしょう。レッドブルかコーヒーなどか、どこかで減らさなければいけません。

もう一方の炭水化物とはこの場合、砂糖などの糖分のことです。

疲労回復に即効性がありますので、エナジードリンクの多くに含まれています。

それを知らずにレッドブルなどのエナジードリンクをとりすぎると、食生活の質を落としたり、ダイエットの妨害になります。

この糖分を避けるために、多くのエナジードリンクでは、商品のラインアップに糖分抜きのものも加えています。レッドブルの場合は、レッドブル・シュガーフリーがこれに当たります。

確かに、一般的な糖分は使われていません。ただし、代わりにスクラロース、アセスルファムKといった甘味料や、多糖類であるキサンタンガムが使われています。

もちろん、いずれも使用が許可されている成分です。ですが、専門家の間からも、危険性を指摘する声もかなりあることは覚えておきましょう。

4.レッドブルの成分

レッドブルにはショート缶(185ミリリットル)、ロング缶(250ミリリットル)があります。さらにプラスしてアルミボトルがあり、これは330ミリリットルです。

また、レッドブル・シュガーフリーとして、ショート缶とロング缶があります。

通常のレッドブル(ロング缶、アルミボトル缶)とモンスターエナジーの成分を100ミリリットルあたり同士で比較すると、次のようになります。(左レッドブル、右モンスターエナジー)

エネルギー 46キロカロリー-50キロカロリー
タンパク質 0グラム-0グラム
炭水化物 10.7 グラム-12.6グラム
脂質 0グラム-0グラム
ナトリウム 80ミリグラム-78ミリグラム
アルギニン 120ミリグラム-125ミリグラム 
ナイアシン 3ミリグラム-8.5ミリグラム
パントテン酸 2ミリグラム-(記載なし)
ビタミンB6 2ミリグラム-0.8ミリグラム
ビタミンB2 0.09 m-0.7ミリグラム
ビタミンB12 2マイクログラム-1~6マイクログラム
パントテン酸 2ミリグラム-(記載なし)
Lカルニチン (記載なし)-29ミリグラム
高麗人参エキス (記載なし)-82ミリグラム
Dリボース (記載なし)-125ミリグラム
カフェイン 32ミリグラム-40ミリグラム

こうやってみると、ほとんどの栄養成分でモンスターエナジーの方が上です。

しかも、モンスターエナジーは標準的な容量が355ミリリットルです。レッドブルのショート缶・ロング缶よりもはっきりと量が多いです。

1本あたりに直して考えると、さらに差が大きくなります。

5.レッドブルとモンスタードリンク

最初のエナジードリンクは、レッドブルとされています。

まず、1970年代にタイで、リポビタンDを参考に作られた栄養ドリンクがありました。それを1980年代にオーストリアの会社が改良し、レッドブルが生まれています。

今ではエナジードリンクには、バーン(Burn)、雷神(RAIZIN)、シャーク(SHARK)、ロックスター(ROCKST★R)といったたくさんの商品があります。

ですが、なんといってもレッドブルとモンスタードリンクが二強です。どちらを選ぶかは、迷うところですね。

栄養成分をチェックすると、間違いなくモンスタードリンクの方が充実しています。

それでもあえてレッドブルを選ぶ人も少なくありません。

「レッドブルの方が好みの味だから」というわかりやすい理由をあげる人もいます。

かと思うと、「レッドブルは栄養成分が入りすぎていないのがいい」とする人もいます。

エナジードリンクの前に、同じ役割を持っていたのはリポビタンD、オロナミンC、ユンケルなどの栄養ドリンクでした。

勉強やスポーツなどでここ一発の踏ん張りを利かせたり、その後の疲労回復のために使われていました。

効果が強烈に実感できる半面、「体や精神のどこかに無理をかけているのではないか」といった気分がつきまとったものでした。

実際に舌にブツブツができるなど口の中が荒れたり、胃腸の調子が悪くなるような人もいました。この場合、「栄養ドリンクを使ってもよくならないほど体調が悪いのか?それとも栄養ドリンクの副作用か?」と首をひねったものでした。「有効成分がふんだんに使われている分、副作用も強いのでは」とも考えてしまうでしょう。

エナジードリンクが登場し、人気が移った理由の一つは、「栄養成分の濃度が濃くなく、もっと気楽に使うことができる」というところからでした。

「レッドブルは栄養成分が入りすぎていないのがいい」というのは、そういった気分がより強く出ているわけです。

「エナジードリンクは基本的に清涼飲料水の一種である。それに疲労を回復させてくれたり、気分を高めてくれたり、目を覚まさせてくれる成分もいくらか入っているのがうれしい」というのであれば、濃度の濃い栄養成分は、むしろ邪魔になってしまうことがあるのです。

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