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夜納豆の正しい知識。朝ではなく夜食べるべき!納豆の力がスゴイ。

   

「夜納豆」とは新しい納豆の種類ではなく、納豆の食べ方です。夕食のメニューとして納豆を加えることをそういいます。

これまで納豆といえば、朝食のイメージでした。卵やネギなどを混ぜ、熱々のご飯に載せるのが典型でしょう。

もちろん、納豆はだれもが知っている健康食です。こういった食べ方ももちろんOKです。

ですが、実は納豆は、朝食・昼食でとるよりも夕食でとる方が効果が高いのです。

1.納豆を夜に食べるといいわけ、その1

1-1.ナットウキナーゼの効果

納豆には様々な栄養素が量も種類も豊富に含まれています。そのうちのひとつがナットウキナーゼです。

名前に「ナットウ」と付いていることからわかるように、一般的な食材では納豆にしかありません。英語でもそのまま「nattokinaze」といいます。ほかの大豆食品にもありません。実はあの納豆のネバネバの正体がこのナットウキナーゼなのです。

ナットウキナーゼは酵素のひとつです。「酵素」とは自分自身は変化することなく、周辺の物質の化学変化を進めたり、止めたりするものをいいます。

ナットウキナーゼの場合、この酵素として働くことで血栓を防いでくれます。

・血栓の主成分であるフィブリンに直接的に作用し、溶かす。

・ナットウキナーゼがプロウロキナーゼ活性化酵素の働きを高める → 体内のプロウロキナーゼがウロキナーゼへと変化する → ウロキナーゼが血栓のできるのを防ぐ……といった順番で効果が出ます。実はこのウロキナーゼも酵素の一種で、ナットウキナーゼの何倍もの血栓防止効果があることがわかっています。

・ナットウキナーゼが、プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)という組織を増大させる。ここからは、血栓溶解作用のある酵素・プラスミンが分泌される。

つまり、ナットウキナーゼがあることで、ナットウキナーゼ自身も血栓を防ぎ、さらにはウロキナーゼ、プラスミンといったほかの血栓を防ぐ酵素まで増やしてくれるのです。

血栓とは血管の中などにできる血の塊のことです。これができにくくなったり、できていたのが溶けるわけですから、血液の流れがよくなります。また、血液そのものもサラサラになり、いっそう流れがよくなります。

血液の流れが良ければ、基礎代謝はアップしますし、ターンオーバーも進みます。これはお肌のアンチエイジングや、肥満対策にもつながります。

逆に血栓があったり、血液がネバネバだと、高血圧症・動脈硬化症・心筋梗塞・狭心症・脳梗塞などのリスクが高まります。

1-2.ナットウキナーゼの効果の持続時間

血栓ができやすいのは、夜寝ている時です。特に就寝後6-8時間が最も危険です。

ナットウキナーゼが効果を発揮するのは食べてから12時間ぐらいまでです。朝食に食べ、起きている時間帯にナットウキナーゼが活躍してくれるのも、もちろん、無駄にはなりません。ですが、できればその最も危険な時間帯に合わせたほうがいいですよね。

そうするには、やはり夜納豆にしたほうがいいのです。

2.納豆を夜に食べるといいわけ、その2

2-1.アルギニンの効果

アルギニンはアミノ酸の一種です。納豆にはアルギニンも豊富に含まれています。

免疫力を高めてくれたり、脂肪の代謝を促進したり、成長ホルモンの分泌を促進したりなどなど、たくさんの効果を持っています。

疲労回復効果を期待して、ドリンク剤などではおなじみの配合成分です。

2-2.アルギニンとお肌のゴールデンタイムの関係

アルギニンが持つ効果は、いずれも私たちの健康に欠かせないものなのですが、その中でとる時間によって差が出てくるのが、成長ホルモンの分泌促進です。

「お肌のゴールデンタイム」といった言葉はお聞きになったことがあるでしょう。「睡眠の時間帯は、午後10時から午前2時までが大事。ここで熟睡できるようにしておけば、昼間傷んだお肌の修復作業が最も効果的になる」といった話です。

その理由は、「そうすることで最も成長ホルモンの分泌が盛んになるから」です。

何もお肌の修復に限った話ではなく、成長ホルモンが最も活躍できる条件がこれなのです。この時間帯に盛んに成長ホルモンが分泌されているようにするには、その少し前の夕食で納豆を食べておくのが最も効率がいいわけです。

3.夜納豆の食べ方

朝食でこったメニューを作る人は少ないでしょう。納豆も、卵や薬味を混ぜてご飯に載せるといったことがほとんどでしょう。

ですが、夕食ならば、もう少し手の込んだ料理にしたいでしょう。なんといっても、毎日食べたほうがいいのです。「卵や薬味を混ぜて……」ばかりでは飽きてしまいます。

3-1.夜納豆のメニュー

一番簡単なのは、サラダの具材のひとつに納豆を使うことです。キャベツ、アボカド、キムチ、セロリなどなどいろいろなものと合います。

あと、めん類に載せるものいいです。納豆スパはもうみなさん、試したことはあるでしょう。

何もパスタに限りません。うどん、そばなどもOKです。また、ご飯の上にほかの具材と一緒に載せて、丼ものにする手もあります。

3-2.加熱はNG

先にお話ししたように、納豆は朝食・昼食よりも、夕食にしたほうがいい最大の理由は、ナットウキナーゼの効果を最大にするためです。

ですが、実はナットウキナーゼは比較的熱に弱く、70度以上になると壊れてしまいます。

ですから、納豆チャーハン、納豆汁、納豆ハンバーグなどはおすすめできません。実は最も一般的な、「熱々のご飯の上に載せる」もナットウキナーゼのためにはあまりいい食べ方ではありません。

もちろん、それ以外の栄養素も豊富なので、それであって食べたほうがいい食材ではあるのですが、特に夜納豆ということで考えるのであれば、あまり加熱しない調理方法を考えたほうがいいでしょう。

3-3.賞味期限の少し前を狙う

納豆の持つ栄養素は原料の大豆がもともと持っていたものと、発酵が進む中でできたものの両方があります。発酵で作りだされるものの代表がナットウキナーゼです。

納豆は冷蔵庫に入れたあとも少し発酵が進みます。ですから、買ってからあわてて食べる必要もありません。かといって、ギリギリだと水分が失われるなど風味も落ちます。

この両方を見計らって、賞味期限の後ろのほうで食べるのがおすすめです。

また、「買いすぎた。このままでは食べきれない」となったら、その時点で冷凍庫に入れてもいいでしょう。発酵は止まりますし、ナットウキナーゼが壊れることもありません。ただし、解凍時には高温にならないように気をつけましょう。

3-4.食べる量

健康食の代表の納豆ですが、実は無制限に食べてはいけません。とり過ぎると今度は害になる成分も含まれているのです。

例えば、大豆イソフラボンもそのひとつです。

大豆イソフラボンは、体内では女性ホルモンと同じような働きをします。なので、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。更年期障害は和らぎますし、美肌効果もあります。糖尿病対策にもなります。血液もサラサラにしてくれます。

ですが、それも程度によりけりです。とり過ぎると逆にホルモンバランスを崩します。

セレンという抗酸化作用のある成分も豊富です。「体の細胞の老化を防いでくれる」ということですね。これはとり過ぎると、腹痛、下痢、吐き気が起きます。

また、プリン体も含まれています。プリン体は痛風を悪化させる成分としてあまりに有名です。納豆に含まれる量は特に多いわけではありませんが、夜納豆では毎日食べるのがおすすめなことを考えると、用心したほうがいいでしょう。

これらが問題にならない量は一般的に、市販の納豆パック2個程度とされています。

「朝食で1パック食べたら、夜納豆は1パック」「今日は朝食でも昼食でも納豆を食べなかったから、夜納豆に2パック」といったように考えればいいでしょう。

4.納豆の栄養と効果

納豆には、ナットウキナーゼ、アルギニン、大豆イソフラボン、セレン以外にも、健康や美容にプラスになる成分がたくさん含まれています。

4-1.納豆菌

発酵の過程で、ナットウキナーゼを作るのは納豆菌です。

それ以外にも納豆菌には大事な役割があります。腸内に入ると、乳酸菌を助け、増やしてくれます。もちろんこれで腸内環境が改善されます。

4-2.食物繊維

これも腸内環境の改善に役立ちます。ストレートにいってしまうと、「便秘も解消しやすくなる」ということですね。

便秘が解消すれば、腸内に発生する毒素も減り、それが血液に交じることもなくなります。これはありとあらゆる美容・健康にプラスになります。

4-3.たんぱく質

大豆が「畑の肉」と呼ばれるぐらい、良質のたんぱく質が豊富なことはだれでも知っているでしょう。

ですが、残念ながら、大豆のままでは吸収率がよくありません。20パーセントというデータもあります。せっかく食べても多くが排出されてしまうのです。

発酵させて納豆になることで、これが80パーセントにまで高まります。

4-4.ビタミン類・ミネラル類

ほかには、B2、B6、E、Kといったビタミン類、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、モリブデンといったミネラル類も豊富です。

また、体内では作り出すことのできない必須アミノ酸も一通り含んでいます。

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