保育園の看護師の転職!離職率はどれくらい?求人探し前の確認ポイント

考える女性

保育園看護師の離職率については、まだ信頼できる数字はありません。

というのは、保育園や幼稚園に看護師を置くように決まったのは2007年です。しかもすぐに広まったわけではありません。また、今でも一部にしかおかれていません。

ですから、保育園看護師は「始めてからほんの数年」という人しかいません

しかも、こんな状態ですから、看護師を迎える側の保育園には、「どんな仕事を任せていいかわからない」と戸惑うようなところも出ています。

「保育園看護師」といっても、個人個人で置かれている状況が違うのです。

ということで、保育園看護師全体の離職率について考えるのは、あまり意味のあることではありません。求人の出ている保育園の情報をしっかりと集めて、「長く勤めることができそうか」と自分で判断するしかないでしょう。

1.退職の理由

1-1.忙しい

ただ、せっかくなった保育園看護師を辞める理由としては、こういったものが比較的多いようです。。

たとえば、「病院での激務から離れて保育園に来たのに、意外に忙しい」です。

これも、保育園側が園内での看護師の役割をしっかりと決めきれていないことからきています。

中には、ほとんど保育士と同じように扱って、プラス看護師の役割を期待するようなところもあります。

「お遊戯、洗濯、園内の掃除、イベントの準備と追いまくられる状態です。お昼休みもあるはずなのに、園児の食事の介助をしながら、自分も食事している状態です。園児の健康のための仕事をやっている時間がない」という人もいます。

1-2.給料が安い

「給料が安いのは割り切っていたつもりだった。でも、思っていた以上に安い」というのもあります。

日勤がほとんどなので、夜勤がな苦、その分の手当はありません。「残業もほとんどない」のですから、当然、病院勤務よりは給与は安くなります。

それに加えて、特に私立の保育園の場合、待遇にばらつきがあります。

経営母体が学校法人、社会福祉法人、企業、NPO法人と様々な上に、それらの中でも違いがあります。この待遇のばらつきは仕方のないことです。

独身でも一人住まいで家賃も自分で出しているような人や、シングルマザーには、ほとんど金銭的な余裕がない給料になっている場合もあります。

そのため年収が高いわけではありません。

保育園の看護師の年収はどのくらい?待遇、給料はいいの?残業は?

1-3.意外とものたりない

また、「保育園看護師は育児に忙しい時期だけ。子育てが一段落したら、病院に戻りたい」という人には、あまり満足の行く職場ではないようです。

というのは、毎日の仕事の中で、看護師らしい仕事はほとんどありません。「このままでは看護師してのスキルは落ち、知識もつかない」と焦りを感じてしまうのです。病児保育などに慣れているとやりがいを感じないという声も多いです。

こういった人は、また小児科の病院に戻っていくようです。病棟勤務の経験者にはこの傾向が強いです。
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2.仕事内容

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保育園看護師の制度は2007年にできました。それほど年数がたっていないため、保育園の方でも、「何をやってもらったいいのか」と迷っているような面もあります。

ですが、共通する業務内容はおおよそ、次のとおりです。

①園児たちの健康管理

②病気やケガの園児への対応

③健康診断の準備や補助

④園児や保育士・職員への健康指導

⑤「保健だより」などお知らせの作成

①②③が保育園では最も看護師らしい仕事でしょう。医療機関ではない保育所、保育園ならではで、本来の看護師業務とはちがう仕事も増えてきます。

2-1.健康管理、体調管理

保育園にもよりますが、預かっている子どもは0歳児からいます。

中には慢性疾患があったり、アレルギーを持っていたりと要注意の子どももいます。また、体調がよくなかったり、病み上がりの状態の子どももいるでしょう。

毎日のように、こういった子どもたちのための薬を管理したり、あるいは飲ませる介助をしたり、といった必要が出てきます。感染症に対する対応は普段から特に注意が必要です。感染症の予防を日ごろから意識しておきます。

また、特にトラブルが伝えられていない子どももふくめて、緻密に観察することも仕事に入ります。

もちろん、保育士さんもいます。保育士さんたちも子どもたちの健康には気を配っているでしょう。こういった人たちからはアドバイスも求められるでしょう。

2-2.ケガ

ケガや急病の子どもが出れば、当然、看護師さんの出番です。

ただし、本当に悪ければ、病院に送ります。

医療行為をすることはありませんが、応急処理をしたり、病院に送る・送らないと行った判断は看護師さんにかかってきます。

2-3.健康診断

健康診断は、企業の医務室などに勤務している場合も、同様に役割を果たすことになります。ですが、内容が少し違います。

身長・体重はもちろんのこと、運動機能、精神発達なども検査項目に入っています。

ほとんどの保育園では医師は常駐していません。嘱託でいるぐらいです。

その嘱託医と協力して、定期的に健康診断を実施します。

2-4.園児や保育士・職員への健康指導

この「健康指導」は、どちらかというと、本来は保健師の仕事に近くなります。

子どもたちに、うがいや歯磨きの仕方を教えたり、手洗いを欠かさないようにさせたり、といった保健業務をやります。感染症対策も必要です。

もちろん、これも保育士と協力しながらです。

2-5.「保健だより」などお知らせの作成

これは完全に事務仕事です。これも保健師の仕事までカバーすることになります。

だいたいは月に一回程度作ることが多いようです。

子どもの保護者に向けて、子どもを育てる上での健康上の注意や、園内での様子などを書きます。

当然、パソコンやパソコンソフトの基本的な操作ができないといけないでしょう。

3.小児科勤務の経験

小児科経験がある人のほうが転職には有利と言えます。以前に小児科病棟にいた、保育経験がある、小児医療に強いという経験がある看護師さんなら、一人でいろいろ対応できる、複数人ナースがいるわけではないので、正直この点は保育園、幼稚園側には求められます。

経験が不足しているなら、まずは小児科勤務をして数年してから転職する、ほかに何人かの先輩看護師がいるところを見つける、というのがおすすめです。

大学病院で勤務経験があるなど高いレベルでの小児看護の知識までは求められませんが、子供に強い人が求められます。

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4.保育士との区別はあいまい

子どもたちから見れば、保育士と看護師の区分けはつきません。

保育園の看護師は、保育士と同じように子どもたちと遊んだり、世話をしたり、ということは常にあるでしょう。

これは「自分が好きで」という面もあれば、「保育園にいるからには、当然それも仕事の一部」となっている面もあるでしょう。

このように、保育園では病院のような激務はありません。病院で「きつい」「忙しい」のを当然と思ってきた人たちには、全く別世界のように感じるでしょう。

ただ、実際に入職してみると、これら以外の仕事もたくさん任されるのが実態のようです。保育業務全般をやる覚悟は持っておきましょう。

たとえば、保育園の運動会や発表会の準備の手伝いをしたり、園内の清掃をしたり、草むしりまで、業務として考えられていたり、役割分担をさせる保育園もあります。

これらを、「子供たちのためだから当然」と考えられる人もいれば、「自分は看護師という専門職なのに」とストレスに感じる人もいるでしょう。仕事マニュアルはほぼありません、保育園ごとにどこまで求められるかは大きく変わります。この点をデメリットと思うかは個人差があります。

人間関係は立場の違う保育士、園長との関わりになりますが、チームワークなので病院勤務に比べて特に楽ということはありません。

5.転職で成功するには?

転職サイトで非公開求人を見つけることが一番の近道です。
保育園や幼稚園の数はたくさんあります。また、各園ごとに園長先生の考えやカラーは大きく異なります。求人数も決して多いわけではありません。

具体的な現場の話をすこしでもたくさん聞いてから判断するほうがいいでしょう。
サイトのコンサルタントが求人情報だけでなく現場の内情を教えてくれます。

小児科やいろいろな選択肢の中から、本当に自分に合ったものを見つけることができます。

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6.やりがい

折り鶴を手に持つ女の子

保育園看護師をやっている人が挙げるやりがいとして、最もよく見られるのは

幅広い形で子どもたちにかかわることができる

というものです。

保育園には当然、保育士がいますから、役割を分担している面があります。ですが、実際の働き方を見ると、保育士も兼任しているようなものと考えたほうがいいでしょう。ですから、保育士よりも幅広くかかわることになるのです。

6-1.保健・衛生・看護

まず、看護師の役割としては、保健・衛生・看護の仕事があります。

①子どもたちにうがいや手洗いをするように習慣づける、②部屋や遊び場の環境をチェックし、整える、③急病やけが人の応急手当てや、病院への手配などです。

当然、看護師さんに完全に任されたり、中心になってやることです。

こうした健康管理や健康相談の仕事には、本来は保健師の仕事になるようなものもあります。保健師がいなければ、それに最も近い看護師さんがその分をカバーするのが当然と考えられています。

相手は小さい子供です。保育園によっては0歳児だっています。

すぐに体を壊したり、手洗いなども思ったように覚えてくれなかったりということはあるでしょう。それだけに、相手が無事に成長していく姿を見られるのは、いっそうのやりがいにつながるはずです。

6-2.遊び

また、保育士的な側面としては、子どもの遊びに付き合うことも多いでしょう。

といっても、本当に遊んでいるだけではありません。

教育を意識しながらになります。また、特に看護師ということでいえば、そうやって遊んでいる姿から、健康状態を判断していくことになります。

6-3.感想

保育園の看護師さんたちの感想としては……

「毎日、子どもたちと一緒に過ごせるのは楽しい」

「1日1日、成長する姿が見られる」

「元気いっぱいで、純真な子どもたちを見ていると、こちらも元気になる」

……といった声が多いですね。

こういったように、自分の仕事に満足ややりがいを感じる前提として、「子どもが好き」というのがあります。

そういった人にはとても魅力的な職場なのです。

6-4.仕事の範囲は様々

ただし、保育園ごとに、どういった仕事を任せられるかは、かなりの違いがあります。

中には、看護師には関係のない雑用なども任せられるようなところもあります。少々のことならば、問題はないでしょう。ですが、あまりにそれで忙しいようならば、大きな不満になりかねません。

もし、保育園看護師の求人を探すのならば、そういったところはしっかりとチェックしましょう。
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7.保育園の看護師に向いている性格

保育園に向いている人は、性格や生活状況などからいくつかの特徴が指摘できます。

①子どもが好きである

②事務仕事など、看護師本来の仕事以外も苦にならない

③高い給料を条件としなくていい

といった点です。

7-1.子どもが好き

「子どもが相手なのだから、当然だろう」と考えるでしょう。

ですが、おそらくは想像している以上に子どもの相手をすることになります。これはよく「保育業務の補助」などと呼ばれます。具体的には、「お歌」「お遊戯」「運動」などです。

保育園によっては、ほとんど保育士と同じような働き方を期待するようなところさえあります。

7-2.事務仕事も嫌ではない

①ともつながってきますが、もし、「看護師なのだから、看護の仕事を中心にしたい」といっても、かなり難しくなるでしょう。

保護者へのお知らせを作ったり、保育園運営の一部として、保健関連の計画を立てて実施したりする必要もあるでしょう。

記録として、文字で残しておく仕事もあります。「パソコンが苦手だから」では通用しません。

園長や保育士との協議や打ち合わせをすることになります。大人相手のコミュニケーション能力も必要です。

さらには、園児の保護者との接し方にもこのコミュニケーション能力が必要です。園児が体調を崩した時の連絡役をすることもあるでしょう。また、保護者の側から、保育園に対して健康・衛生面でのリクエストがあれば、それに対応するのも看護師の仕事です。

これも保育園次第ですが、雑用が入ってくる可能性も承知しておきましょう。

「園内の清掃・草むしり、運動会・遠足などの行事にも、知らない顔では済まないかも」ということです。

7-3.高い給料は求めていない

これは保育園の給料が安め、ということからきています。

「病院と違って、夜勤はない。残業も少なめ」というのは、保育園看護師のメリットとされています。ですが、これは、「夜勤手当・残業手当がない」ということでもあります。

もし、結婚していて、夫の収入も十分ならば、「家計の足しに」という程度の手取りでいいでしょう。「まだ独身で、家も親と一緒に済んでいる」という場合も同様です。

ですが、シングルマザーで家計も自分にかかっていたり、独身でも一人住まいで、家賃を出している人には、金銭面で苦しいかも知れません。

この給料にかんしては、その保育園が私立か公立か、認可保育園か認可外保育園かでも大きく変わってきます。

求人を見るときには、よく注意しましょう。

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